自分たちで、というか、夫の手作りの家で、もう40年も暮らしています。
こだわった大きな吹き抜けが視界を広げてくれるし、斜めの天井をスクリーンにして映画もたくさん見ました。
でもすっかり灼けて、ペンキを塗り替えたくなった時には、吹き抜けが高くて、足場を組まないとどうにもならず、もう長い間、気にかかっていました。
先月ベトナムに行ってきた夫は、そこで長い竹の棒にローラーを縛り付けてペンキ塗りをする所を見たのだそうです。
これだ!と思ってさ。
帰国後、突然、ウチのペンキ塗りを始めたのです。足場も組まないし養生もしない。ステンレスの物干し竿にローラーを縛り付ければ長さも調節できる、と。
ただペンキの落ちる所に新聞紙を敷いたり被せたりするだけ。
本当にどこもかも、すっかりきれいになってしまいました。ひたすら驚くばかりです。でも吹き抜けだけのつもりが、結局、この際だからと全館総塗り替えとなって、まだしばらくは続きそうです。