日々之風流

社会の荒波に揉まれる日々を「これまた風流」とかなんとか言っちゃうゆる~い日記

【映画】ロボコップ(2014年)

2014年04月04日 | 【映画】
1作目で衝撃を受け、ドハマりした映画シリーズの一つ

そんなロボコップが時を経てリメイク?(リブート?)するってんだから観るしかない…てな訳で新生ロボコップ、初日の公開を観てきた。

プロローグの終わりに流れる旧作【ロボコップのテーマ♪】俺的にはこの時点でテンションMAXだったりする(笑)

大筋は前作(第1作)と同じ。
最新の映像技術で再現された、現在より少し未来の世界はとってもリアル。陳腐な感じは一切ありませんでした(ショッキングな映像表現もこれまた前作譲り(^^ゞ)

テンポよく話が進み、あっという間の約2時間「隠れた良作」って感じ、とても面白かった。

映画【図書館戦争】

2013年05月15日 | 【映画】
言わずと知れた有川浩の代表作です
(他に「フリーター家を買う」「空飛ぶ広報室」「県庁おもてなし課」他…)

原作、アニメともに読了(視聴)済み、今回劇場版を鑑賞しました。
(って書くと俺が有川ファンかと思われるかもですが全然そんな事ないので(笑))

正直、劇場版では世界観※が若干分かりづらいかもしれませんが、それを差し引いても大満足でした(※架空の法律が社会に影響を及ぼしている日本)

銃器を使った戦闘シーンは原作やアニメでは味わえない迫力(脳内では補完出来ない部分かと)映画の醍醐味があります。

堂上教官=岡田准一クンのCQC※も、さすが格闘技インストラクター有資格者、ハイスピードで技のキレがハンパない、マジでカッコよすぎます(※CQC=Close Quarters Combat 近接格闘)…個人的には小牧役の田中圭がドハマりでした。

原作からの切り取り方も(これは映画版と割り切れば)俺的には問題ないと思いました。

原作を知らなくても楽しめる、知っていればより深く楽しめる「上手いこと128分にまとめたなー」という印象でした。

ド迫力の集団戦闘シーン、主人公の成長と恋(笑)、小難しい伏線もなく素直に楽しめる良作でした(たぶんコレ続編やるねw)

余談とか

故、児玉清さんが出演しています(と言っても写真のみの出演ですが(^_^;))

一瞬ナンデ?と思ったら原作のあとがきで児玉清さんと有川浩さんの対談が掲載されており、なるほどそういう繋がりかと納得。

好きな俳優の一人なので嬉しい反面、生きて演技する児玉清さんを観たかった…

「アバター(3D)」の感想とか

2010年01月10日 | 【映画】
話題の映画「アバター(3D)」観てきましたよ♪

ストーリーはあえて詳しく触れませんが、難しい事も
無く(若干中だるみするものの)安心して観ることが
できました。

で3D!オイラこの作品が3D初体験だったんですが、
いやぁ~3Dって手前に「飛び出す」んじゃ無く
「奥行き」が感じられるんですね、進化したCG技術
も相まって、その映像は「スゴイ」の一言につきます。

ただ3Dメガネを通して観る関係で、映像のトーンが
若干低く不鮮明な感じがします。最新CGの画像を
細部まで鑑賞したい場合は2D版をオススメします。

また3D版を鑑賞する場合は「字幕版」より「吹き替え版」
のほうが、よりストーリーに集中できるかと思います。

(慣れるまでは)3D画像のどこに焦点を合わせていいか
戸惑いながら字幕を追っていく…これが結構大変でした

とは言え折角の3D作品、どうせ劇場で観るなら
是非「3D版」をお楽しみ下さい、オススメです。


余談ですが、メガネonメガネの鑑賞でしたが、一応問題なく
観ることができました(XpanD着用)でもコレ結構重いんですね
普段メガネの方はコンタクト着用の方が、より作品に集中できる
と思います。

映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」

2006年08月01日 | 【映画】
「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」
ついに観て来ましたよ!

前作(03年)から3年、ジャック・スパロウはじめ、お馴染みのメンバーと
(鍵を咥えた犬ですら)スケールアップしたストーリー、続編への期待が
いやがうえにも高まるラストと、安心して楽しめる、良い意味で期待通り
の作品でした。

深海の悪霊「デイヴィ・ジョーンズ」に"借り"のあるジャック・スパロウは
"ツケの清算"を迫られます。何とかツケの清算から逃れたいジャックは
宝箱に入れて隠したという「デイヴィ・ジョーンズの心臓」を手に入れようと
画策します。

その一方で、宝箱(心臓)を手に入れる事で悪霊を配下に置き、海の支配
(利権の独占?)をもくろむベケット卿や、悪霊に捕らわれた父を解放したい
ウィル・ターナー、ジャック・スパロウを取り逃がしたために失った地位を、
心臓を手に入れベケット卿に取り入る事で取り戻したいノリントン、
心臓が奪われる事を阻止したいデイヴィ・ジョーンズと、宝箱(チェスト)を
巡る争奪戦が、前作同様ユーモアたっぷりに描かれています。

映像も迫力満点で「これ映画館で観ないとホント損するよ?」といった感じ。
特に悪霊の船(フライングダッチマン号)が海から浮上するシーンや、怪物
「クラーケン」が船を襲うシーンなどは圧巻!ジャック、ウィル、ノリントンが
転がる水車の上で戦う「お笑いシーン」ですら、なかなかの迫力です。

またこの作品、次に続く終わり方をするんですが、引っ張りかたも巧く、
怪物クラーケンに喰われた(であろう)ジャックや、ラストの「あの男」の
登場と、これはもう期待するなってほうが絶対無理!「2」「3」同時撮影
との事なので、違和感無く繋がっていくであろう点も期待が持てます。
(あの男ってハッキリ言えばバルボッサなんですけどね、たった数秒の
登場なんですがスゲェカッコイイんですよ!)

前作からの設定を活かしつつ、話を盛り上げ、中途半端感も少なく
次回へつなげた作品だったんじゃないでしょうか?来年公開予定の
「3」がとても楽しみです。(基本的に観終わった後はスッキリ!
なんですが、この部分だけは来年(07年5月)までモヤモヤ感を
引っ張られる事になります)

追伸
この作品、前作を観ていないと辛い箇所が結構あったりします。
(登場人物の関係や不死身の猿など等・・・)前作を観て100%
前作をより良く理解していれば120%楽しめるのではないでしょうか。

もしまだ「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」を
観ていなければ是非チェックしてみてください、こちらもお薦めです。

映画「南極物語」

2006年03月17日 | 【映画】
「南極物語」の試写会に行って来ました。

ストーリーはもう言わずもがなですが、今回の設定は日本の
昭和基地でなく「アメリカ科学財団・南極基地」だったりします。

その為「タロとジロの物語」として本やメディアでご存知の方は
冒頭かなり違和感を感じるかと思います(俺もその内のひとり)
これは「別の隊の別の話」と割り切って観る事をお薦めします。

で感想ですが、アメリカ人が「南極物語」を撮ると、こうも
「爽やか」になるのかと、まんず驚きました(よい意味で)

冒頭のスリリングな南極探検・・・南極に犬を残して来た
主人公達の葛藤、厳しい自然に立ち向かう命(犬達)の
サバイバル(これがまた面白い!)そして再会・・・

残酷な描写も無く、動物好きなお子さんや犬好きな方
だったら、まず問題なく観る事が出来るかと思います。

「家族で映画観たいけどアニメはやだなぁ」なんてお父さんや、
「初めてのデートだけど何観たらいいっすか?」なんて悩める
貴兄諸君にオススメな作品です。

「爽やかな感動が心地よい」そんな作品でした。

映画「男たちの大和/YAMATO」

2006年01月04日 | 【映画】
「男たちの大和/YAMATO」を元日に見ました。

しかし元日の映画館ってのはすごく混むんですね。
いつもの調子で始まる5分前くらいに映画館入りした
んですが、既に一番前の席しか空いてない状態で、
今回初めて一番前の席で映画を(見上げるように)
観てきました。(スゲェ疲れた)

一億玉砕の先駆けとして、水上特攻を命じられた
戦艦大和と、その乗組員(10代~)である若者達の
物語なんですが・・・劇中で語られる若者達の想いと
実際に戦争を体験されたり、戦地に赴いた方々の
想いを重ね合わせると、本当に涙が出ます。

それと同時に、これは紛れもなく「同じ国(日本)の
今に続く時間の同軸上の出来事」だと再認識しました。

映像的にも大変説得力のあるもので、甲板や主砲、
機銃座など大和の細部から、衣装、小道具に至るまで、
こだわりとリアリティに溢れておりました。

(余談ですが、機銃の弾がカートリッジ式になっていた事
がオイラ的に目からウロコでしたよ(今まで戦艦としての
"大和"は知っていても、その"機銃座"についてまで深く
掘り下げた事がなかった為)ってかアレだけの物(大和)
を作った当時の日本の工業力の高さに驚きました)

また戦闘シーンは凄い迫力で、敵戦闘機の機銃を浴び
血しぶきと共に仲間が次々と倒れていく様子はまさに
「地獄」そのものでした。

陸上戦についての恐怖や凄惨さは、今まで様々な映画で
語られてきましたが、海戦における戦闘については今回
この映画を観て初めて知りました(海戦も酷いものですね)

物語としてだけでなく、ドキュメンタリー的な要素も含む
この作品、若い人達に是非見て欲しいと強く思いました。
お薦めです!!

「劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼」の感想とか

2005年09月20日 | 【映画】
観ちゃいましたよ「仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼」

今回初めてTVヒーロー物の映画を劇場で観ました。
(ガキの頃見せてもらったかもしれないけど覚えてねぇ)
で普段テレビ見てると、特撮パートの粗って結構目立つ
んですけど(いや、それにしたって俺らがガキの頃から
比べたら、信じられないような映像のオンパレードなん
だけどさ)さすがに映画版は、そういった粗も目立たず
非常に高いクオリティでまとまっていました。
(岬のあずま屋にオロチが巻きついている場面なんて、
オロチの動きと背景に違和感がなくて驚きましたよ)
オイラ的にツボ(小ネタ)のシーンもあったりして結構
楽しめました。

(歌舞鬼の登場シーンで火焔大将に"煽り文句"を言う
んですが、まんま「ビーバップハイスクール」のトオルで
笑えたし、威吹鬼が雑魚敵に向かって音撃管・烈風を
撃つシーンではロボコップ級のノールックショットを披露
するんですよ(ってかアレ絶対ロボコップですよね)
他、ヒビキが病院でオロナミンCを飲み干すシーン等)

ストーリーは、鬼(ライダー)達と人間達の対立や
仲間の裏切りなどが絡み、割とシリアス。
もう少しハジケてても良かったか?という感じがしました。
あと今回の目玉の一つでもある「戦国時代」という設定に
ついては、物語のフィールドが村や町、海辺とある程度
限定されていたので、正直「無理に戦国時代じゃなくても
良かったんじゃあないか?」って気もしました。
(ファンタジーって事なので細かい事に突っ込んでも仕方
ないんですけどね♪)

次回は思いっきり戦国を意識して、こんな感じで
どうですかね・・・

魔化魍にその魂を売り渡す事で強大な力を手に入れた
【織田信長】率いる魑魅魍魎の軍勢と、信長=魔化魍の
野望を阻む鬼戦士(ライダー)達の、決して語られる事の
ない闇の歴史の物語・・・
(明智光秀は実は"猛士"のトップだったとかさ)

・・・なに?鬼○者のパクリじゃねぇかって?
(いやそうなんだけどね)

映画「スターウォーズ・エピソード3/シスの復讐」

2005年07月19日 | 【映画】

スターウォーズ・エピソード3/シスの復讐
世界中が待ちわびたであろう、スターウォーズの新作にして完結編です。

自分の場合、部屋に木目調のちょっとイイ感じなポスターフレームがあって
季節ごとにポスターを入れ替えているのですが、先月はダース・ヴェイダー
(DVDトリロジー発売の時のヤツ)今月はエピソード3と、ポスターを入れ
替えて気分を高めてきました。

そんな「期待感」と「シリーズ完結という寂しさ」が入り混じった、
すこし複雑な気持ちで今回は映画を観てきました。

新作映画の予告が一通り終わると、20世紀フォックスのマーチ、
そして「ルーカスフィルム」のロゴ・・・いやがうえにも期待感が高まります
そして「遠い昔、遥か彼方の銀河系で・・・」の後に続くメインテーマ・・・。
今から28年前(1977年)、父に連れられてエピソード4を劇場で観て以来、
旧3作、トリロジー、新シリーズと劇場で観続けてきましたが、ここは何度
観ても鳥肌が立つ瞬間です。

そんな懐かしさにも似た心地よさに包まれていると画面は一転して、
ジェダイ・スターファーターから、分離主義勢力と共和国軍による艦隊戦と、
まるでエピソード6のラストのような勢いで物語が始まります。

やがて物語りは、前作からの敵ドゥークーとの対決、用意周到に進められていた
ダース・シディアスの計画、シリーズ中最も激しいと思われるグリーヴァス将軍と
オビ=ワンの息を呑むライトセイバー戦、パドメの死の予感と、そんなパドメを
救うため、またジェダイ評議会への不信から、暗黒面を受け入れたアナキンと
ダース・ヴェイダーの誕生、ジェダイ騎士団の崩壊と、燃え盛る溶岩がまるで
アナキンの心を投影しているかのような、美しくも悲しいラストのアナキン戦へと
今までにない迫力で展開していきます。

共和国崩壊と帝国誕生の過程や、アナキンが暗黒面を受け入れた理由、
シミ(アナキンの母)が彼を身ごもった理由、ルークとレイアの誕生、旧作にて
何故C3POが以前の出来事を覚えていないのか?など、全作品を通じての
謎がすべて明らかになります。特にパドメが2児を出産し、子の名を「ルーク」
「レイア」と命名した瞬間(やがてこの子がアナキンを暗黒面から救うのだ)と、
涙がこぼれ落ちると同時に、自分の中で見事に前2作と旧3作が1本に
つながりました。

悲劇的なストーリーとハードな戦闘描写のため暗い気持ちに襲われますが
同時に我々は、ルークによってアナキンが善の心を取り戻す事を知っています
(EP6)幼いルークを抱いたオーウェンとベルが見つめるタトゥーインの夕日が、
そんな未来へ託す"希望の光"と重なって自分の目には写りました。

新エピソードの締めくくりと、旧エピソードの始まりにふさわしい内容でした。
良かった、本当に良かったです!

映画「戦国自衛隊1549」レビュー!!

2005年07月04日 | 【映画】

待ちに待った「戦国自衛隊1549」ついに(つうかやっと)観て来ましたよ!
で感想ですが「ストーリーは良くできてました、しかしもうちょっと丁寧に
作ってくれたら、もっと面白かったんじゃないかな?」といった感じでした。

【感想など】

ストーリー的には巧く出来てたと思います。
現代からやってきた自衛隊によって綻びが生じた過去の歴史が
(織田信長なんか最初に戦国時代に来た実験中隊によって既に
殺されてますからね)最後はつじつまが合う形で元に納まります。

ロメオ隊(表向きは先にタイムスリップした自衛隊の救出隊)が
戦国時代に行く理由も一応納得できるし、的場1佐(鹿賀丈史)ら
実験中隊が歴史を変えようとした理由も解らなくはありません。

しかし、そのストーリーが大局的な視点で語られるのでイマイチ
感情移入しにくいんですよ。大げさな例えですが、言うなれば
あらすじを追ってるって感じでしょうか?

例えばロメオ隊ですが、鹿島勇祐(江口洋介)や森3佐(生瀬勝久)
神崎2等陸尉(鈴木京香)かろうじて三國陸曹長(嶋大輔)にドラマが
あるぐらいで、他の隊員は「ドンパチ要員兼やられ役」です。

仮にも当ての無いミッションに参加して、実戦経験の無い自衛隊員が
初めて命のやり取りを、日本人同士(過去の人間とはいえ)で行うのに
そこらへんの心理が描写されていないなんて、薄っぺらくないですかね?

また侍も、もうちょっと現代兵器に驚いても良かったと思うんですよ。
(一瞬ひるんだだけで、次の瞬間にはもう突撃を敢行してますから)

コブラなんて、あんな大きな物体が爆音を轟かせて飛んでたら
フツー腰抜かしますよ!?それがあんた、20mm機関砲だの
ロケット弾だの戦国時代の兵にとって未知の兵器で攻められたら
突撃どころじゃないんじゃないでしょうか。

プラトーンやプライベートライアンまでとは言いませんが、侍達や
主要メンバー以外の自衛隊員にも、葛藤や人間ドラマがあれば
見る側も感情移入しやすかったし、見応えもあったんじゃないかと
思います。

「近代兵器ならではの描写」も、もうちょっと丁寧に描いて欲しかった
と思います。例えば戦車砲を打つにしても、ただ砲撃するのではなく
目標をロックオン⇒移動しながら目標を自動追尾⇒砲撃
という90ならではのプロセスを踏むだけで、説得力が全然違ったと
思うんですよ。

他にも、終盤にコブラ(対戦車ヘリ)をカールグスタフで撃墜するシーンが
あるのですが、あのぅ・・・カールグスタフって「対戦車砲」ですからね?
そこはせめてハンドアロー(対空ミサイル)で攻撃するとか、他になんか
あったんじゃないでしょうか。せっかく自衛隊が全面協力してるんだから
兵器についてもキチンと考証して欲しかったと思います。

いろいろ書きましたが、敵や隊員達の心理、兵器を扱う際の細かな
描写や用兵についての考証を、一つ一つ丁寧に積み重ねる事によって
登場人物はより魅力を増し(架空戦記とは言え)リアリティに満ちた
ものになったんじゃあないでしょうか?

自分自身リメイクを強く望んでた作品でもあり、また「戦国時代」
「自衛隊」「タイムスリップ」と魅力的な要素を多く含んだ作品だけに
「面白かった、けどもう少し頑張って欲しかった」といった感想でした。

ここは以前にも書きましたが、是非「続・戦国自衛隊」を映像化して
欲しいものです(三部作くらいで) 魅力的な登場人物にリアルな描写
関ヶ原での「大どんでん返し」とスケールの大きさではこちらの方が上
かと思います(実際映像化は難しいと思うけどさ)まだ「続・戦国自衛隊」
をご覧になってない方は、是非こちらも一度ご覧ください。


【余談とかお知らせとか】

先ずはお知らせですが、戦国自衛隊1549の撮影済みフィルムを
ハリウッドがオリジナル編集し、効果音や音楽も新たに作成し直した
「ハリウッド・プロダクション・バージョン」の製作が決定したそうです。
タイトルは「SAMURAI COMMANDO MISSION 1549」
ここら辺については、この作品を世界中の方々がどう評価するのか
とても興味がありますね(でも分かるのかなぁ信長とか道三とかって)

で余談なんですが、全国の90ファンには大変申し訳ないのですが
今回せっかく自衛隊の全面協力が得られたのに「90式戦車」の活躍は
ほとんど(ってか全然)ありません。

冒頭にチラッと出てきて砲撃するシーンと、ラスト近くにカールグスタフ
撃ち込まれて大破して終わりって・・・これじゃあんまりですよ!?
こんな扱いじゃ三好も怒るって話です(続・戦国自衛隊ネタですいません)

映画「バットマン ビギンズ」レビュー!!

2005年06月21日 | 【映画】

行ってきましたよ、映画「バットマンビギンズ」試写会

これまでも何度か試写会には招待されたのですが、
今回の試写会では初めて「金属探知機を使ったボディチェック」
を受けました。これは盗撮防止の対策として撮影機器を館内に
持ち込んでいないかのチェックだったんですが
いやぁー これもご時勢ですねぇー

上映中も通路の脇にガードマンが数名立ち、盗撮が行われて
いないか監視していたりと、一般公開前のピリピリムードの中
での観賞でしたが、映画自体は素直に「面白かったー!」と
言える内容でした

5作品目となる今回のテーマは「バットマン誕生の起源」
ブルース・ウェインがゴッサムシティの善なる力としての
ダークヒーロー(バットマン)になるまでを描いています

両親を目の前で殺害されたブルース・ウェインは、世にはびこる「悪」へ
の復讐のため、世界を放浪しながら犯罪者の心理や格闘術を学びます
また同時に己の心に潜む「闇」についても見つめることになります

やがて故郷ゴッサムシティに戻ったブルースは、街を脅威にさらす
「悪」と戦うために「悪に対する恐怖の象徴=バットマン」になること
を選択するのです。

今回のバットマン=ブルース・ウェイン役にはクリスチャン・ベイルが
扮していますが、これマジいいよ!?今までのバットマンシリーズで
一番のハマリ役なんじゃないでしょうか?鍛えられた肉体に加えて
「知的でハンサム」といった感じが好印象でした。

・・・ちなみにクリスチャン・ベイルですが、スピルバーグ監督の映画
「太陽の帝国」(1987)にも、少年役で出ていたようで、あの少年が
こんなに大きくなっちまったのかと、ちょっと驚きました。
(ってクリスチャン・ベイルは子役の頃から日本人俳優と共演してた
んですね、もっとも太陽の帝国では伊武雅刀とガッツ石松でしたが)

また、ブルース・ウェインを導く指導者の役にはリーアム・ニーソン
が扮しています。一貫した「ある信念」を持ち、ブルースに戦う術と
「心の闇と光を見つめ、自分の可能性を引き出す術」を教え込むという
重要な役なのですが、ここにリーアム・ニーソンを持ってくるなんて
もう確信犯じゃないですかね?(だがそれがいい!!)申し分のない
演技だったと思います。

ちなみにブルースとの殺陣シーンは、思わずクワイ=ガン・ジン
を彷彿とさせましたよ。(個人的な事を言えばリーアム・ニーソン
は「シンドラーのリスト」を見て以来、好きな俳優の一人です)

その他、執事のアルフレッド役にマイケル・ケイン
ヒロインのレイチェル役にケイティ・ホームズ
(先日トム・クルーズとの婚約が発表されましたね)
ウェイン産業の応用科学部担当役にモーガン・フリーマン
ゴードン警部補にゲイリー・オールドマン
自警団「影の同盟」リーダー役に渡辺謙と
いずれも実力派俳優が脇を固めております。
(しかしアレですね、渡辺謙ってチョットしか出番ないんですよ
それでも殺陣のシーンでは、ただならぬ存在感を放ってました)

【映像など】

作品全体を通じて「ダークでリアルな雰囲気」に満ちています
危険な雰囲気に満ちたゴッサムシティや、何代にもわたって
引き継がれてきたウェイン邸、滝が印象的なバットケイブなど、
一見、映像的には地味な印象ですが、ダークヒーローたる
バットマンの世界観としては、これが正解なんじゃないでしょうか?
文句なしの出来だったと思います。

ただ1つだけ気になったのは、アクションシーンにおいてアップの
映像を多く使っていて、スピード感と迫力があって良かった反面
とても見づらいんですよ。(画像のトーンが低い分余計)
せっかくの殺陣シーンも何だかゴチャゴチャした印象だったし、
敵が「あれ?何でいきなり吹っ飛んでるの?」ってよく見たら
「あぁ殴られてたのね、近すぎて分かんなかったよ」といった感じ。

引きの画像とアップの画像を、もうすこし上手く絡めて
くれたら、もっと見やすかったのになぁという印象でした。

【ストーリーなど】

主人公の内面や葛藤、亡き父との思い出、執事(アルフレッド)の
ブルースへの深い愛情など、人間ドラマを丁寧に描き出すことで
今までの作品にはない深みと奥行きを与えています。

また、超人的な能力を持たない生身の人間がハイテク機器を
駆使して戦う様や、世間を欺くためにプレイボーイを演じたり、
戦いで出来たアザの言い訳のために「ポロでも始めなさい?」と
アルフレッドに助言されたりと、ヒーローらしからぬ人間くささが
散りばめられていて、その事によってリアル感が増しています。

そういったしっかりした基礎の上に「非現実的な事件」が乗っかる事で、
作品自体が、重くなりすぎず軽すぎずと絶妙なバランスを保っていて、
むしろ大人が見て楽しめる内容だったと思います。ヒーロー物はイマイチ
って方や前作を見ていない方でも全く問題なく楽しめますが、逆に親子で
見るには向かない内容かもしれませんね。

上映時間2時間20分、主人公の内面や苦悩、バットマンに至るまでの
経緯、街を脅かす悪の脅威や自分との戦いと、今までの作品に比べると
ヒューマンドラマが強調された内容ですが、とても面白い映画でした。
オススメです!

「バットマンビギンズ」レビュー予告

2005年06月13日 | 【映画】

映画「バットマン」が面白かったのはマイケル・キートンが演じていた
2作目までだったと思うんですよ。ロボコップなんかもそうだけど
何でシリーズ途中で主役(役者)が交代しちゃったんでしょうかねぇ?
やはりイメージが定着するのって、役者的には嫌な事なんでしょうか?
マーク・ハミルやキャリー・フィッシャーもスターウォーズでの
役のイメージが強く、それを払拭するのに相当苦しんだそうですが、
そういった点で言えばシガニー・ウィーバーと水野晴郎って
ホント凄いですよねぇ(シベ超見たことねぇけど)

さて、公開目前の映画「バットマン ビギンズ」の試写会に招待
されました、観賞しだい追ってレビューなどUPしたいと思います

「バットマン ビギンズ」公式サイト
http://www.jp.warnerbros.com/batmanbegins/

映画「機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者」レビュー!!

2005年05月31日 | 【映画】

今回は映画「機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者」の感想など

全3部作の今回は1作目です。
内容的には、テレビ版「機動戦士Zガンダム」の第1話
「黒いガンダム」から第14話「アムロ再び」までとなっております。
それだけに高密度なストーリーがテンポ良く(若干都合よく?)
展開していきます。

ストーリーの随所でジオン残党や一年戦争の事が語られ
(当たり前ですが)改めてこの作品が「ファーストガンダム」の
正統な続編だという事を再確認できます。

エゥーゴ、地球連邦、ティターンズの複雑な組織関係、ティターンズの
地球至上主義からくるエリート意識や、それに根ざした傲慢な感じも
語られており、スピーディーな展開ながら、Zを知らない方でもすんなり
世界観が把握できるようになっています。

また、ストーリーが進むにつれ集まる旧ホワイトベースクルーも見所
の一つで、ブライト、カイ、ハヤト、そして遂にアムロが合流した時は
もう鳥肌モノでした。

この手の映画は「どこを切り捨て、どのシーンを生かすか」が
重要になってくると思うのですが、それにしてもこれだけの内容を
よく1時間35分にまとめたな、と作り手の巧さや苦労がヒシヒシと
伝わってくる印象でした。

しかし、一方で説明不足な箇所がある事も否めません
テレビ版を見た方であれば周知の事実ですが、今回初めて
Zを見た方は恐らく「何で?」と思われる箇所が幾つかありました

例えばガンダムMk-IIの色ですが、劇中では何の前触れもなく
黒から突然トリコロール(エゥーゴカラー)に変わってしまいます。
これについては、塗装を施してる様子や、せめて言葉上の説明
ぐらいは欲しかったと思います

また、仮にも民間人のカミーユが、突然ジャブロー攻略に
参加するような印象の展開にも違和感を覚えます。
これについては、短期間ながらもシミュレーターや演習などで
訓練を受ける描写があってもよかったんじゃないでしょうか?

(ってスターウォーズEP1のアナキンなんかもっとアレじゃない?と
お思いでしょうが、アレは事前のポッドレースで彼の才能が発揮
されていて、尚且つミディ=クロリアン値が高い(ジェダイ適性がある)
事などが劇中で語られているので、ラストの戦闘でそれほど違和感は
感じない訳ですよ)

また百式も、いつの間にかアーガマに配備されたような印象ですが、
ここら辺はエゥーゴとアナハイムの関係や、百式納入やZプロジェクト
について、少し語られても良かったような気がします。

「Mk-IIがもたらしたムーバブルフレームのお陰で、
とりあえず非変形の試作機(百式)が完成しました」
「ん?変形は・・・しないのか?」
「あんなの飾りです!偉い人にはそれがわからんのですよ!」
・・・みたいな感じで(ダメですか?)

映像については、やはりテレビ版の映像と刷新された映像では
両者の間に違和感があります、どうせなら全編書き直してくれたら
良かったのにー!と言うのが正直な感想です。

その一方で、刷新された映像はとても素晴らしい出来で、
特にライラの駆るガルバルディβとの戦闘や、終盤のギャプラン、
アッシマー戦~アムロ特攻までの流れはスゴイ迫力です!
ハイザックやマラサイの出撃前や射出までの流れも
細部にこだわって再現されていて、非常に説得力がありました。

それだけに余計「全編を新映像で見たかった」と思うのですが
逆に、これはこれで「テレビ版を否定しないスタンスなのだ」
とも納得できました。

最後にGackt氏の曲「Metamorphoze~メタモルフォーゼ~」
ですが、これカッコよすぎ!正直Gackt氏の曲は(自分的には)
今まであまりパッとしなかったんですが(ファンの皆さんごめんなさい)
この曲は"アリ"です(明日にでもシングル買うくらいの勢いで)

以上、良い所も悪い所も書きましたが
「上映時間1時間35分は短すぎ!もっと見たい!!」
と思える映画でした。続編「機動戦士ZガンダムⅡ恋人たち」が
非常に楽しみです。


えーっと余談ですが・・・劇場限定販売の「HGUC ガンダムMk-II
エゥーゴクリアカラーバージョン」 買う気満々だったのですが、
とっくに売り切れていて、次回入荷も未定との事でした(泣)

でカウンターのおねぃさんに交渉して、入荷したら電話で連絡して
もらう事にしたんですが・・・ガンプラを、よもや模型店以外(劇場)
で予約する事になろうとは・・・生まれて初めての経験であります。

はぁっ!こうすれば2度3度と劇場に足を運んでもらえますね!?
グッズ目当てのお客さんが、もう一度映画を見ないとも限りません!!

まさか・・・これも計算のうちかJOJOー!

「機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者」レビュー予告

2005年05月16日 | 【映画】

いよいよ5月28日に公開が迫った映画
「機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者」
のチケットをゲットした。

個人的にはスターウォーズ エピソード3や
戦国自衛隊1549等に次いで楽しみなこの映画、
観賞しだい、追ってレビューなどUPしたいと思う


「機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者」公式サイト
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映画「アビエイター」の感想とか

2005年04月21日 | 【映画】
えーっと予定にはなかったんですが「アビエイター」を見てきました
で感想ですが、一言で「なんか、モヤモヤ感の残る映画」でした。

映画の大筋は、10代で父の莫大な遺産を相続した大富豪で
実業家のハワード・ヒューズは、その有り余る財力を投じて
映画監督として、また飛行家(航空機製造)としての夢を
叶えてゆきます・・・しかし一方で心に深い"闇"を抱える彼
その夢を叶えた先にはいったい何があるのだろうか・・・

このハワード・ヒューズ役にレオナルド・ディカプリオが扮しています
で、彼の作品は「タイタニック」しか見たことがなかったのですが
今回の演技はそれと比べてエライ違いですね、鬼気迫る演技で本当に
「すげぇ・・・」と思えました。他にもキャサリン・ヘップバーン役の
ケイト・ブランシェットも素晴らしかったし、恐らく俳優陣の演技は
申し分なかったんじゃないかと思います。
(強いて言うなら、ディカプリオが童顔で損しているかな?というくらい)

映像的にも大変迫力があり、特に映画撮影時の空戦の様子や
キャサリンとのデート(夜間飛行)、試作機の事故の場面や
ラストのハーキュリーズ試験飛行などは、音響、映像共に大変
素晴らしい出来でした。カスタネットから始まるメインテーマも
印象的でとても良かったと思います。

ヒューマンドラマの間に、こういった迫力ある映像や場面
があることで、3時間という上映時間にも関わらず最後まで
飽きずに見ることが出来ました

しかし、何故かしら心にグッと来るものがないんですよ、
「ハワード・ヒューズ」というキャラクターにクセがあり過ぎて
感情移入出来ず、淡々と物語が進んでいく印象を受けました。
(多分「タッカー」みたいな映画を想像した俺が悪かったんでしょうね
って、そういえばタッカーにも出てましたねハワード・ヒューズが、
だいぶ前に見たんで忘れてました)

ハワードは幼い頃の親の影響で極度の「潔癖症」なのですが
それはもう狂気じみたもので、手を血が出るまで洗ったり
飲み物は自分でフタを開けた物しか飲まなかったりといった具合。

しかもそういった性癖(強迫性障害)が影響してか、他人との
コミュニケーション能力が乏しく、彼の私生活は一見華やかそうで
実は孤独だったりします。(恋人に愛想をつかされたりとかさ)
特に試作機で事故ってからは、それらの性癖に拍車がかかり
その様は「変人」そのもの・・・

さらに空軍との契約が破却されたり、ライバル会社(パンナム航空)
の圧力により軍用機開発資金の横領の疑いをかけられたり、
そのパンナム社だけに国際線を認める法案が議会へ提出されたり・・・
様々な困難に直面します(ここら辺は映画「タッカー」にも通じる部分かも、
自分的にはこれ等の困難を克服するところは面白かった)

しかしですよ?かと言って彼は依然金持ちで、好きなこと=飛行機開発
をやっていて、イマイチその困難さが伝わって来ず、これまた何とも
煮え切らない感じ
(親の影響って怖いな、という事については考えさせられましたけどね)

で肝心のラストなんですが、終わり方が「彼のその後」や
「夢を叶えた先にあるもの」という部分には触れられておらず
これがこの映画最大の消化不良箇所だったんじゃないのかな
と思った訳ですよ

そういった訳で、自分的には何となくモヤモヤ感の残る映画でした