えーっと予定にはなかったんですが「アビエイター」を見てきました
で感想ですが、一言で「なんか、モヤモヤ感の残る映画」でした。
映画の大筋は、10代で父の莫大な遺産を相続した大富豪で
実業家のハワード・ヒューズは、その有り余る財力を投じて
映画監督として、また飛行家(航空機製造)としての夢を
叶えてゆきます・・・しかし一方で心に深い"闇"を抱える彼
その夢を叶えた先にはいったい何があるのだろうか・・・
このハワード・ヒューズ役にレオナルド・ディカプリオが扮しています
で、彼の作品は「タイタニック」しか見たことがなかったのですが
今回の演技はそれと比べてエライ違いですね、鬼気迫る演技で本当に
「すげぇ・・・」と思えました。他にもキャサリン・ヘップバーン役の
ケイト・ブランシェットも素晴らしかったし、恐らく俳優陣の演技は
申し分なかったんじゃないかと思います。
(強いて言うなら、ディカプリオが童顔で損しているかな?というくらい)
映像的にも大変迫力があり、特に映画撮影時の空戦の様子や
キャサリンとのデート(夜間飛行)、試作機の事故の場面や
ラストのハーキュリーズ試験飛行などは、音響、映像共に大変
素晴らしい出来でした。カスタネットから始まるメインテーマも
印象的でとても良かったと思います。
ヒューマンドラマの間に、こういった迫力ある映像や場面
があることで、3時間という上映時間にも関わらず最後まで
飽きずに見ることが出来ました
しかし、何故かしら心にグッと来るものがないんですよ、
「ハワード・ヒューズ」というキャラクターにクセがあり過ぎて
感情移入出来ず、淡々と物語が進んでいく印象を受けました。
(多分「タッカー」みたいな映画を想像した俺が悪かったんでしょうね
って、そういえばタッカーにも出てましたねハワード・ヒューズが、
だいぶ前に見たんで忘れてました)
ハワードは幼い頃の親の影響で極度の「潔癖症」なのですが
それはもう狂気じみたもので、手を血が出るまで洗ったり
飲み物は自分でフタを開けた物しか飲まなかったりといった具合。
しかもそういった性癖(強迫性障害)が影響してか、他人との
コミュニケーション能力が乏しく、彼の私生活は一見華やかそうで
実は孤独だったりします。(恋人に愛想をつかされたりとかさ)
特に試作機で事故ってからは、それらの性癖に拍車がかかり
その様は「変人」そのもの・・・
さらに空軍との契約が破却されたり、ライバル会社(パンナム航空)
の圧力により軍用機開発資金の横領の疑いをかけられたり、
そのパンナム社だけに国際線を認める法案が議会へ提出されたり・・・
様々な困難に直面します(ここら辺は映画「タッカー」にも通じる部分かも、
自分的にはこれ等の困難を克服するところは面白かった)
しかしですよ?かと言って彼は依然金持ちで、好きなこと=飛行機開発
をやっていて、イマイチその困難さが伝わって来ず、これまた何とも
煮え切らない感じ
(親の影響って怖いな、という事については考えさせられましたけどね)
で肝心のラストなんですが、終わり方が「彼のその後」や
「夢を叶えた先にあるもの」という部分には触れられておらず
これがこの映画最大の消化不良箇所だったんじゃないのかな
と思った訳ですよ
そういった訳で、自分的には何となくモヤモヤ感の残る映画でした
で感想ですが、一言で「なんか、モヤモヤ感の残る映画」でした。
映画の大筋は、10代で父の莫大な遺産を相続した大富豪で
実業家のハワード・ヒューズは、その有り余る財力を投じて
映画監督として、また飛行家(航空機製造)としての夢を
叶えてゆきます・・・しかし一方で心に深い"闇"を抱える彼
その夢を叶えた先にはいったい何があるのだろうか・・・
このハワード・ヒューズ役にレオナルド・ディカプリオが扮しています
で、彼の作品は「タイタニック」しか見たことがなかったのですが
今回の演技はそれと比べてエライ違いですね、鬼気迫る演技で本当に
「すげぇ・・・」と思えました。他にもキャサリン・ヘップバーン役の
ケイト・ブランシェットも素晴らしかったし、恐らく俳優陣の演技は
申し分なかったんじゃないかと思います。
(強いて言うなら、ディカプリオが童顔で損しているかな?というくらい)
映像的にも大変迫力があり、特に映画撮影時の空戦の様子や
キャサリンとのデート(夜間飛行)、試作機の事故の場面や
ラストのハーキュリーズ試験飛行などは、音響、映像共に大変
素晴らしい出来でした。カスタネットから始まるメインテーマも
印象的でとても良かったと思います。
ヒューマンドラマの間に、こういった迫力ある映像や場面
があることで、3時間という上映時間にも関わらず最後まで
飽きずに見ることが出来ました
しかし、何故かしら心にグッと来るものがないんですよ、
「ハワード・ヒューズ」というキャラクターにクセがあり過ぎて
感情移入出来ず、淡々と物語が進んでいく印象を受けました。
(多分「タッカー」みたいな映画を想像した俺が悪かったんでしょうね
って、そういえばタッカーにも出てましたねハワード・ヒューズが、
だいぶ前に見たんで忘れてました)
ハワードは幼い頃の親の影響で極度の「潔癖症」なのですが
それはもう狂気じみたもので、手を血が出るまで洗ったり
飲み物は自分でフタを開けた物しか飲まなかったりといった具合。
しかもそういった性癖(強迫性障害)が影響してか、他人との
コミュニケーション能力が乏しく、彼の私生活は一見華やかそうで
実は孤独だったりします。(恋人に愛想をつかされたりとかさ)
特に試作機で事故ってからは、それらの性癖に拍車がかかり
その様は「変人」そのもの・・・
さらに空軍との契約が破却されたり、ライバル会社(パンナム航空)
の圧力により軍用機開発資金の横領の疑いをかけられたり、
そのパンナム社だけに国際線を認める法案が議会へ提出されたり・・・
様々な困難に直面します(ここら辺は映画「タッカー」にも通じる部分かも、
自分的にはこれ等の困難を克服するところは面白かった)
しかしですよ?かと言って彼は依然金持ちで、好きなこと=飛行機開発
をやっていて、イマイチその困難さが伝わって来ず、これまた何とも
煮え切らない感じ
(親の影響って怖いな、という事については考えさせられましたけどね)
で肝心のラストなんですが、終わり方が「彼のその後」や
「夢を叶えた先にあるもの」という部分には触れられておらず
これがこの映画最大の消化不良箇所だったんじゃないのかな
と思った訳ですよ
そういった訳で、自分的には何となくモヤモヤ感の残る映画でした