日々之風流

社会の荒波に揉まれる日々を「これまた風流」とかなんとか言っちゃうゆる~い日記

都会のネカフェ

2005年07月21日 | 【日記】
ちょっと話は前後するのですが、先月とある情報処理系の資格試験を受けましてね、自分的には全く興味が湧かないマイナー資格だったりするんですが、なにせ上からの「受けなさいよ?」とのお達しだったので仕方ありません。

そんな訳でここ一ヶ月間は飲みとか遊びとかすべてガマンして勉強に勤しんでおりましたよ(映画は見たけど)

でその試験、仙台の会場で行われたのですが、当日は「輸送障害でも発生して試験に遅れてはいけない」とか思いまして、早めに仙台入りして試験の時間までネットカフェで最終確認なんかやっておりました。

しかし都会のネカフェってスゴイんですよ!?
「マッサージチェア席」や「お粥、味噌汁食べ放題」ってのにも驚きましたが(みんな普通に盛っていくのよ、お粥とか味噌汁とか)そこのカフェには「シャワールーム」なんかもあったりするんですよ?もうね、ちょっとした健康ランド状態ですよ

…ただでも誘惑満載な都会のネカフェでシャワーとハーブティー&マッサージチェアで癒されたいという衝動を抑えながら、試験までの時間を一応真面目に過ごし無事試験を受けてきました。

一応手ごたえは感じたんですけどね、間違ってる箇所もあったりするので結果を見るまでは何とも言えない状態です(うまいこと合格していれば良いんですけどねぇ)

合格発表は7月中旬以降との事ですがちょっとじらし過ぎですよ?機械で判定すんだからもっと早く(今日とか明日にでも)発表して欲しいもんです(気になってしょうがねぇから)

映画「スターウォーズ・エピソード3/シスの復讐」

2005年07月19日 | 【映画】

スターウォーズ・エピソード3/シスの復讐
世界中が待ちわびたであろう、スターウォーズの新作にして完結編です。

自分の場合、部屋に木目調のちょっとイイ感じなポスターフレームがあって
季節ごとにポスターを入れ替えているのですが、先月はダース・ヴェイダー
(DVDトリロジー発売の時のヤツ)今月はエピソード3と、ポスターを入れ
替えて気分を高めてきました。

そんな「期待感」と「シリーズ完結という寂しさ」が入り混じった、
すこし複雑な気持ちで今回は映画を観てきました。

新作映画の予告が一通り終わると、20世紀フォックスのマーチ、
そして「ルーカスフィルム」のロゴ・・・いやがうえにも期待感が高まります
そして「遠い昔、遥か彼方の銀河系で・・・」の後に続くメインテーマ・・・。
今から28年前(1977年)、父に連れられてエピソード4を劇場で観て以来、
旧3作、トリロジー、新シリーズと劇場で観続けてきましたが、ここは何度
観ても鳥肌が立つ瞬間です。

そんな懐かしさにも似た心地よさに包まれていると画面は一転して、
ジェダイ・スターファーターから、分離主義勢力と共和国軍による艦隊戦と、
まるでエピソード6のラストのような勢いで物語が始まります。

やがて物語りは、前作からの敵ドゥークーとの対決、用意周到に進められていた
ダース・シディアスの計画、シリーズ中最も激しいと思われるグリーヴァス将軍と
オビ=ワンの息を呑むライトセイバー戦、パドメの死の予感と、そんなパドメを
救うため、またジェダイ評議会への不信から、暗黒面を受け入れたアナキンと
ダース・ヴェイダーの誕生、ジェダイ騎士団の崩壊と、燃え盛る溶岩がまるで
アナキンの心を投影しているかのような、美しくも悲しいラストのアナキン戦へと
今までにない迫力で展開していきます。

共和国崩壊と帝国誕生の過程や、アナキンが暗黒面を受け入れた理由、
シミ(アナキンの母)が彼を身ごもった理由、ルークとレイアの誕生、旧作にて
何故C3POが以前の出来事を覚えていないのか?など、全作品を通じての
謎がすべて明らかになります。特にパドメが2児を出産し、子の名を「ルーク」
「レイア」と命名した瞬間(やがてこの子がアナキンを暗黒面から救うのだ)と、
涙がこぼれ落ちると同時に、自分の中で見事に前2作と旧3作が1本に
つながりました。

悲劇的なストーリーとハードな戦闘描写のため暗い気持ちに襲われますが
同時に我々は、ルークによってアナキンが善の心を取り戻す事を知っています
(EP6)幼いルークを抱いたオーウェンとベルが見つめるタトゥーインの夕日が、
そんな未来へ託す"希望の光"と重なって自分の目には写りました。

新エピソードの締めくくりと、旧エピソードの始まりにふさわしい内容でした。
良かった、本当に良かったです!

映画「戦国自衛隊1549」レビュー!!

2005年07月04日 | 【映画】

待ちに待った「戦国自衛隊1549」ついに(つうかやっと)観て来ましたよ!
で感想ですが「ストーリーは良くできてました、しかしもうちょっと丁寧に
作ってくれたら、もっと面白かったんじゃないかな?」といった感じでした。

【感想など】

ストーリー的には巧く出来てたと思います。
現代からやってきた自衛隊によって綻びが生じた過去の歴史が
(織田信長なんか最初に戦国時代に来た実験中隊によって既に
殺されてますからね)最後はつじつまが合う形で元に納まります。

ロメオ隊(表向きは先にタイムスリップした自衛隊の救出隊)が
戦国時代に行く理由も一応納得できるし、的場1佐(鹿賀丈史)ら
実験中隊が歴史を変えようとした理由も解らなくはありません。

しかし、そのストーリーが大局的な視点で語られるのでイマイチ
感情移入しにくいんですよ。大げさな例えですが、言うなれば
あらすじを追ってるって感じでしょうか?

例えばロメオ隊ですが、鹿島勇祐(江口洋介)や森3佐(生瀬勝久)
神崎2等陸尉(鈴木京香)かろうじて三國陸曹長(嶋大輔)にドラマが
あるぐらいで、他の隊員は「ドンパチ要員兼やられ役」です。

仮にも当ての無いミッションに参加して、実戦経験の無い自衛隊員が
初めて命のやり取りを、日本人同士(過去の人間とはいえ)で行うのに
そこらへんの心理が描写されていないなんて、薄っぺらくないですかね?

また侍も、もうちょっと現代兵器に驚いても良かったと思うんですよ。
(一瞬ひるんだだけで、次の瞬間にはもう突撃を敢行してますから)

コブラなんて、あんな大きな物体が爆音を轟かせて飛んでたら
フツー腰抜かしますよ!?それがあんた、20mm機関砲だの
ロケット弾だの戦国時代の兵にとって未知の兵器で攻められたら
突撃どころじゃないんじゃないでしょうか。

プラトーンやプライベートライアンまでとは言いませんが、侍達や
主要メンバー以外の自衛隊員にも、葛藤や人間ドラマがあれば
見る側も感情移入しやすかったし、見応えもあったんじゃないかと
思います。

「近代兵器ならではの描写」も、もうちょっと丁寧に描いて欲しかった
と思います。例えば戦車砲を打つにしても、ただ砲撃するのではなく
目標をロックオン⇒移動しながら目標を自動追尾⇒砲撃
という90ならではのプロセスを踏むだけで、説得力が全然違ったと
思うんですよ。

他にも、終盤にコブラ(対戦車ヘリ)をカールグスタフで撃墜するシーンが
あるのですが、あのぅ・・・カールグスタフって「対戦車砲」ですからね?
そこはせめてハンドアロー(対空ミサイル)で攻撃するとか、他になんか
あったんじゃないでしょうか。せっかく自衛隊が全面協力してるんだから
兵器についてもキチンと考証して欲しかったと思います。

いろいろ書きましたが、敵や隊員達の心理、兵器を扱う際の細かな
描写や用兵についての考証を、一つ一つ丁寧に積み重ねる事によって
登場人物はより魅力を増し(架空戦記とは言え)リアリティに満ちた
ものになったんじゃあないでしょうか?

自分自身リメイクを強く望んでた作品でもあり、また「戦国時代」
「自衛隊」「タイムスリップ」と魅力的な要素を多く含んだ作品だけに
「面白かった、けどもう少し頑張って欲しかった」といった感想でした。

ここは以前にも書きましたが、是非「続・戦国自衛隊」を映像化して
欲しいものです(三部作くらいで) 魅力的な登場人物にリアルな描写
関ヶ原での「大どんでん返し」とスケールの大きさではこちらの方が上
かと思います(実際映像化は難しいと思うけどさ)まだ「続・戦国自衛隊」
をご覧になってない方は、是非こちらも一度ご覧ください。


【余談とかお知らせとか】

先ずはお知らせですが、戦国自衛隊1549の撮影済みフィルムを
ハリウッドがオリジナル編集し、効果音や音楽も新たに作成し直した
「ハリウッド・プロダクション・バージョン」の製作が決定したそうです。
タイトルは「SAMURAI COMMANDO MISSION 1549」
ここら辺については、この作品を世界中の方々がどう評価するのか
とても興味がありますね(でも分かるのかなぁ信長とか道三とかって)

で余談なんですが、全国の90ファンには大変申し訳ないのですが
今回せっかく自衛隊の全面協力が得られたのに「90式戦車」の活躍は
ほとんど(ってか全然)ありません。

冒頭にチラッと出てきて砲撃するシーンと、ラスト近くにカールグスタフ
撃ち込まれて大破して終わりって・・・これじゃあんまりですよ!?
こんな扱いじゃ三好も怒るって話です(続・戦国自衛隊ネタですいません)