日々之風流

社会の荒波に揉まれる日々を「これまた風流」とかなんとか言っちゃうゆる~い日記

リアル"スニーキングミッション"

2006年06月22日 | 【日記】

「大佐、聞こえるか?」

大佐
「どうした?」


「今しがた某ホテルのトイレで"大きいほう"をしたんだが…」

大佐
「で?」


「トイレの様子が変なんだ、水を流してもどんどん溜まってくると言うか…」

大佐
「…よほどデカイのを食らわしたようだな?」


「実はすぐソコまで水が来てて、もうあふれる寸前って感じなの(泣)」

大佐
「とっとと出てくりゃあいい!!」


「ところが運悪く掃除のおばちゃんが、隣(女子トイレ)の掃除を終えてこっちに来た感じで、俺が出るのを何となーく待ってるのよ、すぐそこで…しかもあの様子だと入り口に"清掃中"の看板を下げたねきっと(泣)」

大佐
「いいか?君の任務はトイレ(個室)からの脱出だ、見張りは掃除のおばちゃん1名、残った個室を掃除する為、君が出るのを先ほどから待っている様子、見つかる事は断じて許されないぞ!?第一君のプライドがこの状況で見つかる事を許すまい?」


「とは言え大佐、こうも戸の前で張り込まれては脱出は不可能だ(泣)支援を要請する!」

大佐
「いいか?これは単独潜入、隠密任務の"スニーキングミッション"だ、支援は期待しないでほしい…厳重な警備にも必ず隙があるはず、そこを上手く利用するんだ、成功を祈る!」

まぁ、そんなこんなでトイレに閉じこもらざるをえなくなった訳ですが、出れば出たでいい歳こいたオッサン(俺)が、掃除のおばちゃんに叱られるのは必死、逆にこのままトイレにいてもじきにウンコ 水は溢れ出る訳で、まさに「行くも地獄戻るも地獄」といった感じ。

せめてダンボールがあれば…

かぶってトイレから飛び出す⇒おばちゃん怯む⇒その隙に突破

も可能だったろうし、俺自身が※CQCを体得していれば
※Close Quarters Combat 近接戦闘

おばちゃん直投げ⇒気絶 (あるいは拘束⇒首締め⇒気絶)

のコンボで脱出も可能だっただろう…って、はぁ~、いったいどうしたものか

今ここ某ホテルのトイレでは、戸一枚隔てて歩哨(掃除のおばちゃん)と俺、無言の駆け引きが繰り広げられています…

ん?歩哨の気配が消えましたよ!?さては痺れを切らして別の場所へ移動したのでしょうか!?今が逃げるチャンスだろうか?どうする俺?

一瞬(戸によじ登って外の様子を確認しようか?)とも思いましたが、

おばちゃんに見つかる⇒増援を呼ばれる⇒痴漢と間違えられタイホー!

イカンイカン!このままでは痛い結末が待っています
(ちくしょう!ソリトンレーダーは既存技術じゃなかったのかよ、泣)

一か八か、ここは意を決して、個室から出てみる事にします。
そーっと戸を開けてみます…おぉ!歩哨はいません!この勢いでトイレからも脱出です!!

壁に張り付き、そーっと戸を開け、隙間から外の様子を伺います…どうやらトイレの外にもいない様子、今だ!

何食わぬ顔でトイレから出て、そのままフロントも素通りして無事ホテルの外へ脱出する事ができましたー!

…そんなこんなで、リアルでスニーキングミッションを行なう羽目になった、ある日の出来事でした(泣)

(その後のトイレがどうなったかなんて知ったこっちゃあありません)