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Runrun日記

~ わがままを控えて一日全う、ひび楽し ~ 団塊世代の独り言
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脅されました!

2019年10月29日 | 本と雑誌
最低気温:14.5℃ 最高気温:17.2℃ 
随分、涼しくなりました。

今日は、雨! 眼科へ・・
白内障で、予防の目薬貰っています。日に3回と云われている眼薬、日に1回しか差しません。白内障は、少し進んだようです。



待合室で、随分待たされましたが、小説《中原の虹》を読んでいました・・・

20世紀初めの満州へタイムスリップ!
奉天という所です。時間は、日露戦争の2年後? 1905年2月頃には、此処で日本軍とロシア軍が激しく戦ったそうです。
馬賊の話です。馬賊って何? 世の中が乱れると、村を守る為の自衛組織が要るようになるそうです。それがまた無法を働くのだそうです。日本でいえば戦国時代の野武士? そういえばフランスのジャンヌ・ダルクの時代の小説「傭兵ピエール」を読んだことが有る。この馬賊は、清軍に雇われた傭兵だが、清軍を脅す。どうなるんじゃ!

そんなことを考えて居たら、診察室に呼ばれました。
眼科医は難しい顔をして、左目に目薬を差し、眼底検査をしました。
もう一度呼ばれて、眼の模型を見せて、此処が・・・
白内障が、もっと進むと、手術だそうです。脅し!脅し! 

蝶と蟻

2019年10月27日 | 好きな音楽


庭を覗いたら、サザンカあさくらに花が咲いていました。
花に誘われて、デジカメを近づけたら・・
花の蜜に誘われた、蝶と蟻 



最近、気になる曲。
NHKの「らららクラシック」という番組で伊福部昭の特集をしていました。
よく知らない作曲家ですが。

伊福部昭: 日本狂詩曲:第2楽章[祭][ナクソス・クラシック・キュレーション #元気]

https://youtu.be/sgMFdtrYKtI

蝶と蟻のラプソディー???

かゆい!かゆい!

2019年10月24日 | 散歩道

傘を持たずにスポーツクラブへ出かけたら  に降られました 



2~3日前から蕁麻疹?が出ています。
お腹の周りが、かゆい! かゆい!
頭の中まで、 かゆい! かゆい!

一昨年にもかゆくなって、皮膚科に通いました。
きつい薬を飲んでいるうちは、治ったような気がしました。
飲むのを止めたらまたかゆくなりました。
結局、春になったら治りました!

去年もかゆくなりました! はなから諦めてず~と我慢しました。
春になったら治りました!

えっ! 今年も?

お腹の辺りが、かゆい! かゆい!
ズボンと接触する辺りだろうか?
ズボンをいろいろ探して履き替えました?

かゆい! かゆい!
頭の芯まで かゆい! かゆい! 

最近読んだ本ー珍妃の井戸

2019年10月22日 | 本と雑誌
のち 

火曜日は、スポーツクラブは休館日です。以前は、社交ダンスのレッスンに行っていましたが、それも止めてしまったので何もない日です。
今朝はが降っている? バックに傘を忍ばせて散歩道。晴れてきました。(^^♪



最近読んだ本。
先に読んだ『蒼天の昴』はシリーズになっていて四部作らしい。知らなかった!
第二部は、『珍妃の井戸』。1900年義和団の乱の時に、清国皇帝・光緒帝の妃、珍妃(チェンフェイ)は殺された。犯人は誰だ!

私は、中国の歴史、知らないんだ  だから隣国の大統領に「歴史認識」なんぞと云われる。清国では、1900年に義和団の乱が起ったらしい。1840年のアヘン戦争以後、清国は欧米列強の横暴に負け、各地は瓜のように分散されほとんど植民地状態にされていた。光緒帝は、1898年の戊戌(ぼじゅつ)の政変に失敗しで南海の小島・瀛台(えいだい)に幽閉されていた。南海って何処? 紫禁城の傍にある大きな池らしい。なんだ、私は南シナ海辺りにある島かと思っていた
義和団の乱は、反洋的、反キリスト教的、民衆の反乱だったらしい。「扶清滅洋」(清を扶け洋を滅すべし)をスローガンとし北京に攻め入り、西太后もそれを助けたため、清国と列強連合軍との戦いになったらしい。清国が勝てるはずもなく、西太后は西安に逃げ、その時、珍妃が殺された?

浅田次郎 著作 『珍妃の井戸』 講談社文庫

まるで、推理小説ですね。立憲君主制をとっている四か国(イギリス、ドイツ、ロシア、日本)の貴族が、犯人捜しを始めます。皇帝の妃が殺されるような事を黙認しては、君主制が維持できないと危機感を持ったらしい。ドイツ帝国もロシア帝国も1918年に滅んだようですが。

美女ミセス・チャンとイギリス海軍提督とのアン、ドウ、トロアから物語は始まります。何の事やら。
全ては、ミセス・チャンに謀られていたのですね。提督は四か国の貴族と諮り犯人捜しを始めます。関係者への事情徴収ですね。

『蒼天の昴』を読んでないと、この小説はわからんだろう! 事情徴収されるのは、『蒼天の昴』の登場人物ばかりや(笑) 蘭琴は、袁世凱が殺したと云います。袁世凱は、瑾妃(チンフェイ)が殺したと云います。瑾妃は皇后が、瑾妃の召使は、溥擕(プージュン)が殺したと。溥擕は自殺だと云います。犯人は、西洋人に捕まれば殺されてしまうだろうから、正直には言えない。皆嘘をつくのだそうです(笑)
迷宮入りになりそうですね。最後に、四人の貴族は、ミセス・チャンに導かれ、光緒帝の所へ行きます。なんと、なんと
皇帝は、お前たちが殺したのだ! と云います。

イギリスが、アヘンを売りつけて理不尽な戦争を始めなければ、こんな事にならなかったのだ。ドイツやロシヤや日本が、山東省で悪い事をしなければ、義和団も怒らなかったのだ。清国の悲しみを言い表すような結末になっていますね。

物語は、証言者の独白の形で進みます。事件の概要や、人々の気持ちが明らかになります。そう、これは清国の歴史なんだけど、日本人的な優しさや愛情をもって書かれているように思います。
光緒帝と珍妃の、愛のこもった言葉で物語は終ります。
植民地主義が世界から排除されるには、このあとまだ半世紀の時間を要したのでしょうか。

この小説のお気に入り度:★★★★☆