最近、NHKのテレビで「アテルイ伝」をやっていた。東北の蝦夷の為に桓武天皇の軍勢と戦うのだが・・・。最後は降伏し処刑されてしまう この原作を書いたのは誰だろう? 高橋克彦氏!!
なんとなく、この人の歴史小説じゃない本を読んでみたくなった。
高橋克彦 著 「完四郎広目手控」 集英社文庫
安政二年の江戸。ページを開くと、歌川広重の名所江戸百景「亀戸梅屋舗」の写真が目に入る。広目屋(瓦版を発行する人)の居候・完四郎が、もち上がる奇妙な話の解決をしていく。幕末の時代の江戸の風情を広重の絵を挿入しながらのこの本は面白い。
第一話は、梅試合で、挿入絵は「亀戸梅屋舗」。第二話は、花見小僧で「隅田川水神の森真崎」ってな具合に、随所に名所江戸百景の絵が挿入されている。
妖怪、化けものの類は好きでない。
小説を読みながら、広重の絵を見ながら、150年ほど昔の江戸の街は、こんなだったのかぁ!
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