黒沢永紀オフィシャルブログ(旧・廃墟徒然草)

産業遺産と建築、廃墟、時空旅行、都市のほころびや不思議な景観、ノスタルジックな街角など、歴史的“感考”地を読み解く

【特集】中ノ島 #25

2010-06-17 02:31:55 | ・特集 中ノ島


久しぶりに訪れた軍艦島の姉妹島、中ノ島。


※画像はクリックすると拡大します。

以前の記事でアップした旧竪坑跡の穴は、
その様子がよくわからない画像だったので、
今回はわかる画像を撮影しようと思いましたが、
また失敗。(泣)
以前とあまりかわりませんね。
今度は広角レンズを持って行こうと思います。
竪坑跡の穴をいい感じに撮影してくれる人、
誰かいないでしょうかね。。。






※画像はクリックすると拡大します。

島頂上部の第一休憩所は、
今回も鬱蒼と木が生い茂り、ほどよいLOST感です。






※画像はクリックすると拡大します。

緑地公園に整備された時に桜が植えられた話は以前しましたが、
花見の後に置き忘れたとおもわしき一升瓶が、
根元に瓶が食い込んでしまった木も健在。
画像は5年前の物ですが、今年もそれほど
食い込みが激しくはなってはいませんでした。






※画像はクリックすると拡大します。

展望台、通称「神殿」も健在ですが、
以前よりコンクリートのクラックが進行している様に見えます。
植物に邪魔をされて、以前からとても展望はできませんでしたが、
以前にもまして神殿自体の全貌をみることも出来なくなっていました。






※画像はクリックすると拡大します。

以前アップしたシリーズ記事では取り上げなかった、
神殿のすぐ横にある石碑。
ご覧の様に南無妙法蓮華経の文字が彫られていますが、
果たしてお墓なのか石碑なのかはわかりません。
裏に沢山字が彫られていますが、解読不能。
次回いったら、読解にトライしてみようと思います。






※画像はクリックすると拡大します。

前回の記事でアップした、
軍艦島を展望できる場所のすぐ近くにある石碑跡。
前回訪れた時は完全に木に覆われて、
全く確認できませんでしたが、
あれから木が成長し、石碑の周囲に空洞が出来ていたので、
石碑の形をかろうじて確認できました。
どうやら土台には台形の石がおかれ、
その上に不定形の石が乗っているようです。

しかしわかるのはそこまでで、
あいかわらずこれがなんの石碑かは、
全くわかりません。
そのためには石碑に絡み付く、
植物を全部伐採しなくてはなりませんが、
ありえないほどいい感じで絡み付いているので、
それもしのびなく感じます。

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※波のコンディションによって渡れない事も多々あります。。。




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6 Comments

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Unknown (ちび太郎)
2010-06-17 12:47:32
お久しぶりです!(いつもブログは拝見していますが、読むばかりですみません)

中の島は「想像と記憶」の管理人様も最近取り上げておられたので、私も行きたいなーと思っているところです。
長崎人でありながら、軍艦島上陸ツアーにもまだ参加したこともないので、この夏は何とか実現したいものです。

東京などでは軍艦島や炭鉱に関連したイベントが催されているようですが、当の長崎では殆どなされない状況です。
軍艦島や龍馬伝に便乗し、経済効果ばかり求めているような気がしてなりません。
行政もあてになりませんから、機会があれば長崎でのイベントを計画して頂けたらと思う次第です。
返信する
▼ちび太郎さんへ (KLO@廃墟徒然草)
2010-06-17 13:37:42
お久しぶりです。いつもご覧になって頂き、ありがとうございます。
当方はブログをアップするのが精一杯で、
拝見できておりません。
早速つらつらと拝見させて頂きます。

中ノ島にに関しては拙ブログの2005年の記事によって、
皆様注目をされたようですが、
『想像と記憶』の管理人様などは、その後とても詳しくお調べになり、
いろいろとお教え頂いております。

東京では、あまり軍艦島に関してのイベント等を行なう団体がいませんので、
オープロジェクトを中心に行なっていますが、
長崎では坂本様が精力的に展覧会を開かれたり、
後藤先生の研究同好会が催されたり、
また柿田さまの写真展や、
『想像と記憶』の管理人さまの中ノ島展がひらかれるなどしているので、
とても私共の出る幕はないと思っていますが、
イベントを行なうと、いらっしゃった方々のお話がうかがえるので、
長崎の方々のお話を伺う機会として、
イベントが行えたらとてもいいと思います。
返信する
Unknown (超問です。)
2010-06-17 20:33:12
今回の中ノ島シリーズ?も楽しみに拝見させて頂いてます。

私も、今年、中ノ島を再訪し島の変化を感じましたが、「【特集】中ノ島 #24」にありますように「船着場」の変化までは気づきませんでした。

中ノ島だけではありませんが、変化は着実に進んでいるようです。
返信する
▼超問さんへ (KLO@廃墟徒然草)
2010-06-18 12:01:00
いつもおせわになっております。
今回はシリーズというほどでもありませんが、
先日上陸した時の近況をアップできればとおもっております。
超問さんが訪れた時には、まだ船着場は崩れていなかったのかもしれませんね。
定点で観察した訳ではないので、詳しくはわかりませんが、
内海側の人口地盤系の遺構も、随分と変化した様に感じました。

またおっしゃるように、
中ノ島に限らず、変化は着実に進んでいると思います。
返信する
素敵ですね (non)
2012-01-18 21:57:32
大阪中ノ島の画像をと検索していて
このプログにヒットしました。
素敵なところですね・・・
夏がいいのかな?
行ってみたいです。
返信する
▼nonさんへ (KLO@廃墟徒然草)
2012-01-20 01:51:53
たまたまのヒットでも、ご覧になって頂きありがとうございます!
長崎半島の先端の方なので、行くのはちょっと不便かと思いますが、
無人島体験など、炭鉱の興味以外でも楽しめる島だと思います。

この記事の最期にリンクしてある、えびす丸さんが渡しをやっていますが、
ご覧の様に放置された無人島なので、船着き場もかなり崩壊していて、
釣りの瀬渡しなどの経験のある方でないと、
船長がおことわりすることもあるかと思います。

良い島なので、もっと渡りやすくして欲しいとは思うんですけどね…
返信する

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