漕手のやんごとなき日常

~立教大学体育会ボート部の日常を漕手目線で~

感情の絶対値 3月1日 2年勝又

2015-03-01 20:25:52 | 日記
 こんばんは。近頃雨が続き、一層寒さが身にしみて春が待ち遠しいです。体調を崩さないよう気をつけていきたいですね。今日は昨日のバイトでの出来事について書いていこうと思います。自分はゴルフ練習場でもう4年近く働かせていただいています。仕事の内容といえば、受付に立ち笑顔でお客様をお迎えし、レジうちと打席に案内する仕事です。これを4年近く続けているわけですが、バイトを始めた当初は失敗が多く、支配人やお客さんによく怒られていました。そんな当時自分が毎週バイトに入るたびに来店してくださるお客さんがいました。その方は年配の方で、色々とイレギュラーな事を頼まれたり、少し怒られたりしましたがすごく心優しい方でした。バイトに入るたびに来てくださるのですぐに顔と名前を覚え、そのお客さんも自分のことを覚えてくださり、マニュアルの挨拶のほかにも世間話を毎週するようになり、自分はそれが好きでした。そのお客さん(以降Kさんとします)が一年前の3月頃から急に練習に来てくださらなくなりました。そして昨日、突然一年ぶりにKさんが来店されました。ただ以前より明らかにやせていて少し元気がなさそうでした。そしてお久しぶりですという会話を交わした後、Kさんの口から、1年前食道がんになってゴルフが出来なくなってしまったから、自分が使っていた道具を処分して欲しいというかなしい言葉が飛んできました。そしてもうここには来れないと告げられました。僕はKさんとおそらく最後のお別れをしました。Kさんの使っていたクラブ等の道具はだいぶ使い込まれていましたが、自分が磨きあげ、最近ゴルフを始めたという若い男性のお客さんという新しい持ち主の元へ旅立ちました。ゴルフが唯一の趣味といっていたKさんから突然ゴルフという趣味が消えました。自分は本当に恵まれた体をもらってボートというスポーツがこれまで思う存分に出来ていることに本当に感謝したいです。そして、突然スポーツが出来なくなることがあるかもしれないと改めて思い知らされました。人生なにがあるかわかりません。突然交通事故にあったり、重い病気にかかったりするかもしれません。万が一そうなったとしても、悔いが残らないよう、精一杯毎日全力でボートを楽しみたいと思います。最後に題名の「感情の絶対値」ですが、これは自分が最近すごく納得した言葉です。喜びが大きい人はそれと等しく悲しみも大きい、喜怒哀楽の絶対値はその人によって等しいということです。普段すごく明るくしているあの人も影ではものすごくへこんでいる。なにかすごく納得してしまいました。近年日立明で人一倍悔しい思いをしてきた我々立教ですが、勝った時の喜びは三大学では飛びぬけてうれしいはずです。絶対値は等しいですから。あまり関係がないかもしれませんが。今年その瞬間を迎えることが出来るよう、全力で挑みたいと思います。長くなってしまいましたがこれで失礼します。

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