漕手のやんごとなき日常

~立教大学体育会ボート部の日常を漕手目線で~

先のこと 3年 加藤

2020-10-14 22:34:00 | 日記

 こんばんは、3年トレーナー加藤稜己です。
 全日本選手権が無事に終わりました。個人的には規制の影響で艇庫から動けず、画面越しに応援することしかできませんでした。近いはずなのに遠い、やるせないとはこのことかぁーと思ったりもしました。それと同時に今後の集客の在り方も変わってくるのかもなぁーと思いました。技術の発達で家にいても生で観戦している様な臨場感を味わえる時代が来るかもしれません。そんな時代が到来したらどうなるのでしょうか?ゴロゴロするのが好きな僕には持ってこいです。家でゴロゴロしながら生での観戦と同じ感覚を味わえるのなら、ずっと寝ていられます。この先の将来の発展が楽しみですが、良いことだけが起きる訳ではないのが現実です。悪い点も含めて将来の生活スタイルを想像しないといけません。先のことを考えるとその不透明さからとてつもなく眠くなります。しかしそんな眠さが吹っ飛ぶ事実があります。「衰え」です。誰しもが将来的に必ずぶち当たる実体のない恐ろしいものです。こればかりには誰も勝てません。
 現在、僕は入部してくれた1年生と一緒に練習をしています。そこで実感してしまうのです、衰えを。特にエルゴで痛感させられます。エルゴとは不思議なもので、メニューを始める前は「一応教える立場だから5割くらいでいいかぁ〜」っと思っていても、3分後には全力で引いてメニュー後にしっかり崩壊している自分がいます。スゴいマシーンです。そして全力で引くからこそ衰えを感じます。約1年前のタイムが1ミリたりとも出ないのです。アベレージで出せないのは分かりきっていましたが、一瞬も出ません。僕はそんな悲しい現実に打ちのめされていますが、隣で引いている1年生は毎日成長しています。体力的にも、技術的にもぐんぐん伸びています。そんな1年生の将来について考えるときは少しも眠くなりません。これから頑張っていって欲しいです。僕は1年生にエルゴタイムで負ける日が来るのを楽しみにこの先もネチネチと一緒に練習したいと思います。ちなみに今日は新歓サーキットをフルパワーでやりました。筋肉痛が楽しみです。ありがとうございました。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿