K-World (Kの世界)

アルツハイマー型認知症の妻K、
発病後18年目になります。
現在は介護療養型病院に入院中。
(夫Route463)

レスポンス(対応)の速さ

2010-01-23 23:38:19 | ケア日記
アルツハイマー型認知症のKは、認知機能の
低下により、言葉を失い、意思の伝達ができない
というハンデを持っている。

加えて、食事摂取、排尿、排便、口腔清潔、歩行、
体を洗う、衣服・下着の着脱、就寝、薬の内服等、
日常生活におけるこれらの行為は、
全て介護者による介助を必要としている。

例えば排泄について、在宅の場合は介護者である
私Route463が、Kの発するサインを読み取り、
経過時間を加味して、排泄管理をしている。

しかしそれでも、リハパンに尿失禁してしまう
ことが多くなってきた。

尿失禁自体は、仕方のないことであるが、
失禁後、どれくらいの時間放置されていたか、
それが問題であると思う。

暖房中であるとしても、冬である以上、
放置されている時間が長ければ長いほど、
本人は冷たい思いをしているに違いない。

どんなに冷たくて、気持ちが悪くても、
本人は自分の力で濡れたパンツを脱いで、
新しいものにはきかえることができない。

こんなとき、Kは何を考えているのだろうか。

「早く何とかしてよ」(助けて~)
「・・・・・」(何も考えていない)

いずれにしても、そばにいる私が気づいて、
「トイレに行こう」と声をかけ、
汚れたパンツを脱がせ、お尻を洗い、
新しいパンツに着替えさせることが、
介護者の勤めであると思う。

在宅ならば、気づくまでのレスポンスタイム
を短縮することは比較的容易にできる。

これが施設の場合は、どうなるのだろうか?
職員の数に限りがあるので、放置される時間は
在宅よりも長くなる可能性が高い。

施設にお願いしたら、それも織り込んで、
止むを得ないとは思うが、できる限りの努力で、
レスポンス(対応)の時間を、1分でも
早めてほしいと祈ることになるだろう。

今しばらく在宅介護でいきたいと思うのには、
そういうことがどこかにあるからかもしれない。

介護には、エネルギーが必要。
そのため、ゴルフで体力維持に努めるべく、
私Route463は、練習に励んでいる。


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