「平穏死のすすめ」という本を読んでいる。
副題には、「口から食べられなくなったら
どうしますか」とある。
著者は、特別養護老人ホーム芦花ホームの
常勤配置医師、石飛幸三さん。
妻に限ったことでなく、高齢者にとっては
悩ましい決断を迫られる問いかけである。
人間は生まれたときから、死という「苦」
から逃れることはできない。
だから、少しでも幸せに一日でも楽しく
過せて、静かに幕を閉じることができれば、
それで十分だと思っている。
著者は、次のように書いている。
----------
高齢者で嚥下機能が低下し、自分の口で
食べられなくなった場合は、その人の
生命の限界がきていることが多いのです。
寿命がきている高齢者に、経管栄養を
機械的に与えることに意味があるので
しょうか。
まさに穏やかな看取りを妨げる事態です。
一方、経鼻胃管や胃ろうを設けないで、
自然の経緯に任せることは、家族にとっては
大変勇気のいることです。
最終的に決めるのは家族です。
どうすることが人間らしく生き、人間らしく
死ねるかを考えることが肝腎です。
----------
私が食べものを妻の口に運べば、妻は
それをよく噛み砕いて、ごっくんと飲み
込むことができている。
「食は命」を実感する幸せな瞬間である。
この状態がずーっと続いてくれることを
切に祈っている。
しかし、飲み込むことができなくなる
そのときがやってくることは、しっかり
想定しておかなければならない。
誤飲から肺炎を起こすこともありうる。
考えてみれば、怖いことばかりだけれど、
そうなったとき、私(家族)は経鼻胃管
や胃ろうを設けることには応じられない
というスタンスをとるつもりである。
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副題には、「口から食べられなくなったら
どうしますか」とある。
著者は、特別養護老人ホーム芦花ホームの
常勤配置医師、石飛幸三さん。
妻に限ったことでなく、高齢者にとっては
悩ましい決断を迫られる問いかけである。
人間は生まれたときから、死という「苦」
から逃れることはできない。
だから、少しでも幸せに一日でも楽しく
過せて、静かに幕を閉じることができれば、
それで十分だと思っている。
著者は、次のように書いている。
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高齢者で嚥下機能が低下し、自分の口で
食べられなくなった場合は、その人の
生命の限界がきていることが多いのです。
寿命がきている高齢者に、経管栄養を
機械的に与えることに意味があるので
しょうか。
まさに穏やかな看取りを妨げる事態です。
一方、経鼻胃管や胃ろうを設けないで、
自然の経緯に任せることは、家族にとっては
大変勇気のいることです。
最終的に決めるのは家族です。
どうすることが人間らしく生き、人間らしく
死ねるかを考えることが肝腎です。
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私が食べものを妻の口に運べば、妻は
それをよく噛み砕いて、ごっくんと飲み
込むことができている。
「食は命」を実感する幸せな瞬間である。
この状態がずーっと続いてくれることを
切に祈っている。
しかし、飲み込むことができなくなる
そのときがやってくることは、しっかり
想定しておかなければならない。
誤飲から肺炎を起こすこともありうる。
考えてみれば、怖いことばかりだけれど、
そうなったとき、私(家族)は経鼻胃管
や胃ろうを設けることには応じられない
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お二人様
お元気で嬉しいです。
石飛先生の講演に出かけた事があります。
家族に分かりやすく話してくださる先生でした
「平穏死……」読み手元にあります
今、緩和医療医、大津秀一先生
「死ぬときに人はどうなるか」
10の質問
余命単位、看取りの実際
終末期の患者、孤独死は不幸か?
在宅での看取り、など等
3日に北浦和で若年の集いで
終末期の医療講座に行ってきました。
1末梢輸液 2中心静脈栄養
3経管栄養 4胃ろう栄養
5自然に看取る
食べられなくなったらどうしますか?
人生の最期はどのような生活をしたいですか?
の集いでした
気持ちでは分かっているつもりですが
其のときになったらわかりません。
今日一日
せい一杯生きます。
石飛先生の講演をお聞きになったとのこと、
よかったですね。
北浦和での「終末期の医療講座」、
所沢でもやってもらえたらいいなと
思いました。
ご主人様のこと、驚いております。
食べられなくなる、飲み込めなくなる、
といったご主人様の様子を目にして、
「どんな姿でも、生きていて欲しい」
というさくらさんの思いは、私には
痛いほどよく分ります。
私も妻がそうなったとき、胃ろうなどは
しないつもりと今は決めていても、
いざそのときになれば、考えが変るかも
しれません。
これは、とても難しい問題ですね。