K-World (Kの世界)

アルツハイマー型認知症の妻K、
発病後18年目になります。
現在は介護療養型病院に入院中。
(夫Route463)

嚥下機能の回復を祈る

2016-07-12 21:35:55 | ケア日記
担当医から経過報告があった。

現在体温36.6度、CRP,白血球数とも
正常値に戻っていて、肺炎は快復に向か
っている。

但し、食べる・飲むに関し、嚥下に障害
がある。

これから嚥下訓練を繰り返し行なってい
って、飲み込みができるよう、リハビリ
を行っていく。

その結果、嚥下機能が著しく低下し、食
べられなくなった場合は、次の方法が考
えられる。

○胃ろう・・・
これに関しては、「致しません」と、
申し上げた。

○経管栄養点滴・・・
鼻から胃の中へ管を入れ、食事として、
朝夕点滴投入する。
この行為は、家ではできない。理由は
管を抜いてしまって、最悪、液体が
胃に入らず、口の中に入って、溺れた
状態で窒息する場合があるから。

○高カロリー点滴・・・
生命維持するための十分な栄養を含ん
だ高濃度のブドウ糖とアミノ酸輸液を
鎖骨の下あるいは脚の付け根の大静脈
から注入する。
この行為は、家ではできない。

私の本望は、嚥下機能が回復して、今
まで通り在宅で介護できることである。

嚥下機能が低下している中で、在宅介
護を続けていく場合は、とろみをつけ
た食事に全面切り替える、ムース状の
市販介護食の積極的活用、土日の朝食
をデイサービスでお願いする、首の角
度など食事介助の方法も最適なものに
変えていく、そして、新たに在宅訪問
診療の契約を結ぶ必要がある。

一方において、口からの食事が摂れず
上記の点滴による方法しかない場合、
不本意はあるが、在宅介護を断念して
病院での医療・介護の道を選択するこ
ともあり得る。

その場合、病院のソーシャルワーカー
から、適当な病院を紹介してくれる制
度があるとも聞いている。

妻に寄り添った在宅医療・介護をでき
る限り続けたいが、今回の緊急入院を
経験して、一方において病院での医療
・介護も選択肢の一つとしてあり得る
ことを学んだ。

(写真は病室から見えた富士山です)


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