うまさいと

お馬さんは好きですか?

GodolphinとEmirates。

2005-04-03 02:31:25 | 競馬
巡回中にくろうまさん@Darkhorse Runsのclipで見かけた記事。Victory Moonの広告が入っている辺りからも、南アフリカのメディアと思われます。

EMIRATES EXTENDS SPONSORSHIP OF DUBAI'S GODOLPHIN STABLE(SA Horseracing Dot COM)


適当に要約(?)すると

「Emirates Airlineは、数百万ドルの支援を含めたGodolphinとの関係(relationship)を今後5年間は継続しますよ」

ということ。以下は一応の訳みたいなもの。適当だけど。


Emiratesは国際的にも評価されてるGodolphinのここ数年のオペレーションを支援してるし、この契約の延長は非常に重要だと考えていたこともあり、2002年にもサインをしてます。Godolphinはそれ自身がEmiratesみたいなもんですが、印象的な成長と大成功をおさめてます。

EmiratesがGodolphinのスポンサーを始めた時、DubaiとNewmarketに60頭のお馬さん(勿論競走馬)がいたんだけど、現在は約350頭近いわけです。この発展ぶりは、Emiratesにとって国際的に目立つための場所にもなってます。

何でかというと、Godolphinの騎手の勝負服とお馬さんの馬服には意匠化された「Fly Emirates」のロゴがついてて、そのお馬さんたちは非常に高いレベルで活躍してること、また、このロゴは英国でのGodolphinの馬運車にもついており、レースがあればその車も走るわけで、結局のところEmiratesの利益になってます。

スポーツにおけるスポンサーシップが顧客との最も緊密なつながりであるとEmiratesは考えており、EmiratesのチェアマンでもあるSheikh Ahmed bin Saeed Al-Maktoum(殿下の息子だっけ?ってか誰?)も「スポーツにおけるスポンサーシップは、我々の顧客とのつながりの世界的な基盤をなすものであり、彼らの興味や情熱をシェアしたりサポートしたりできる」と言ってます。そして、このスポンサーシップこそが、Dubaiが77の他の都市と同様に、最高のbusiness(訳がわからん)であり最高の観光地であることを促進しています。

「競馬は国際的なアピールにおいてはパーフェクトな手段であり、世界でも最も成功している厩舎であるGodolphinの野望は、そのままEmiratesのそれを反映しているものです。我々が国際的にも認知されているEmiratesとGodolphinの両方のそれぞれの長所には、素晴らしい相乗効果があることが明白ですよ」とも言ってます。

GodolphinのレーシングマネージャーであるSimon Crisford氏は「GodolphinはこのEmiratesとの関係が続くことを喜んでます。我々はEmiratesとの過去数年間の提携は良いものだったし、これからもEmiratesがGodolphinと成功をシェアし続けることができると喜んでいます。Emiratesはスポーツのスポンサーシップの素晴らしいportfolio(わかんない)を持っており、Godolphinに所属する人全てが、Emiratesの一部であることを誇りに思っています。Dubaiを基点とした厩舎として、Dubai's award-winning international airline(わかんない)によるスポンサーシップを受けることは素晴らしいことなんですよ。」


わずか11年前に創設されたGodolphinは、国際競馬において他に例を見ない成功をおさめている。それはいつもベストホースやベストジョッキーと結びつくが、Frankie Dettoriひとりだけでも、この厩舎の500頭に近い数のお馬さんを勝利に導いている。お馬さんが国際的なレコードを14の国で持っているGodolphinは、今までに59頭のお馬さんで115回もGroup or Grade I のレースを勝利している。世界中の多数のクラシックレースを勝っており、最も有名なチャンピオンはDubai Millenniumである。

Godolphinに加えて、EmiratesのスポーツにおけるスポンサーシップはDubai World C., Emirates Melbourne C., Emirates Singapore Derby,、それに加えてEmirates Team New Zealand in the America's C., 2006 FIFA World C.など、競馬以外にも多岐に渡っている。

GodolphinのEmiratesによるスポンサーシップは、競馬においてGodolphinが正当であり、国際競馬へのEmiratesの貢献を確かにしているものだと言えますよねと。



むむ~、駄訳。よくわからんが、Godolphinには今まで通りにきっちりEmirates Airlineが支援し続けると。殿下が競馬に興味を失いかけてるんじゃないかという噂は以前からあったかと思うんだが、少なくともあと5年は国家体制でこの状況を維持していくよということなんだろう。それなりに広告効果も出てそうなもんだし、もうちょっと続けてもいいんじゃないかな、というところなのかねぇ。んまぁ、最近のいつぞやのセールで代理人がバンバン買い漁ってたことからもわかるように、ちっとも競馬熱は冷めていないとは思うのだけれど。Melbourne C.の総賞金をUS$4,000,000にしたことからもわかるように、ドバイだけでない世界的な競馬の展開を視野に入れているのは一目瞭然ではあるんだが、何か引っ掛かる。


殿下の考えていることとしては「世界競馬」を視野に入れた上で、その規模である程度まとまったお金を出せるとするとオイルマネーが適当であり、そのオイルマネーの支援を受けた「半国家体制」であるEmiratesが色々なレースなどを支援しまくり「世界競馬」のハード面を刺激すると。例えばWorld Series Racing Championshipのスポンサーから降りた時も思ったんだけど、こういった国際的な規模のレーシングシステムの構築をやっておいて、日本で言えば明治時代にお上がやってた「払い下げ」を目指しているのかなぁと。まぁ、撤退時期に多少の誤認はあった気がするけど。

逆に、やはり「半国家体制」のGodolphinのお馬さんがレースを勝ちまくり、セールではガンガン買い漁り続け「世界競馬」のソフト面(こちらもハードかな)を刺激しているのではないかと。内と外からそれぞれ刺激を与えることによって、欧米がそれぞれ孤立気味で長らく停滞していた「世界競馬」に一大センセーションを巻き起こす、これが目的なんだろうねぇ。

その結果として、世界競馬の中心の一角とも言えるレベルでDubai International Racing Carnivalが位置することになり、観光立国という側面を色濃くもつドバイに還元させると。それを考えると、やはり競馬を含めたスポーツにおけるスポンサーシップというのは、プラスになりこそすれ、マイナスになることはまず考えられないわけで、最初からこういった狙いだったんだろうなぁという推測が成り立つ。これくらいの憶測ができた人間は世の中に五万といるだろうけれど、それを実現する行動力、財力などを持ち合わせた人間というのは、結局のところ殿下一人だったんだろうなぁと思うわけで。少なくとも、欧州の凝り固まった考え方に縛られずにいられるというのは非欧州出身者としての利点であるとも思われるし、世界に目を向けるきっかけにもなったんだろうなぁと。私はどうやら欧州に偏見をもっていそうな気がするので、この辺りでやめとこう。


今日のは勢いだけで書いた正直なところ全く中身の無い、かつ激しく思い込みの文章なので、後で消すかも。



追記:
あと、もう一つのサイトでも書いたんだけど、Jack SullivanのDubai World C.の時点での調教国はイギリスで合ってますよね?

誰か教えて下さい・・・orz