先の日曜日(2月22日)には、東京マラソン2015(第9回目)が、35000人を超える参加者で開催されました。
一般参加は、10.7倍の競争率だったそうです。 また、テロ対策で始めて “ランニングポリス” 64名が走ったとか。
優勝は、男女ともエチオピアの選手でした。 無事に、何事もなく終わってよかったです。
都庁スタート時点 東京新歌舞伎座前
ここでは、この競技で、4つのギネス世界記録が生まれたことについて記してみました。
3つの記録は、重い荷物を背負ってフルマラソンを完走する記録で、残る一つは、三世代から一人ずつ計3名の
合計タイムの記録なんですね。 「ギネス記録HP」から、参照した内容を交えて以下に記述します。
まず最初は、
① 20ポンド(9.07kg)の荷物を背負って走った女性
元ベルリンオリンピック代表の選手でもあった方です。 この記録に挑戦したのは、江田良子さんという女性で、
背中に背負ったカチッとしたリュックの中には、お米を入れていると話していました。
それを担いで、3時間22分53秒でゴール。 これまでの記録、5時間7分56秒を1時間30分以上も短縮したのでした。
“途中きつかったけど、元アスリートという根性で頑張りました” とさわやかな笑顔でインタヴューに応えていました。
② 20ポンド(9.07kg)の荷物を背負って走った男性
上記と同じ記録に挑んだのは、瀧田護さんという元、箱根ランナーです。 今はサラリーマンのようでしたが、
キリットしまった好青年で、記録は、3時間20分24秒でした。 これまでの記録は、3時間12分29秒でしたので、
惜しくも記録達成には至らなかったですが、よく頑張りました。途中、呼吸が乱れてスピードが上がらなかったそうです。
③ 40ポンド(18.1kg)の荷物を背負って走った男性
静岡県の現役の消防士で、望月省吾さん(30代?)という男性です。 18kgといえば、2リットル入りペットボトル
9本の重さですから、担ぐだけでも大変です。 かって、小生も登山リュックにこのくらいの重さを背負ったことが
ありましたが、慣れないうちは、歩くのもふらつくような感じでした。これを担いで、42.195kmフルマラソンを走るの
ですから異常です。
過去に、トランスジャパンアルプスレースを3連覇した人物だといいます。 この競技は、以前テレビで見たことが
ありましたが、日本アルプスを縦断して、太平洋側の駿河湾まで415キロメートルを 約1週間で走り、歩き抜く
クレイジーな競技です。
今回の東京マラソンでの記録は、なんと、3時間6分16秒という、驚愕の記録となったのです。
これまでの世界記録は、3時間25分21秒でしたから、大幅に短縮したのです。 そして、「20ポンド(9.07kg)の
荷物~」の記録である3時間12分29秒さえも破っていて、彼の今回の結果は、2つのギネス世界記録認定を
受けたのです。
④ 家族三世代でマラソンを完走した合計最高齢
前3つの記録とは趣きが異なり、三世代から各3人が完走して、その合計の年齢で競う記録です。
この記録に挑んだのは、阿南重継さん(90歳) 、中武靖子さん(54歳) 、中武優さ(28歳)の3人。
この3人の合計年齢は、172歳なので、7時間以内に完走すれば、ギネス世界記録に認定されることになるのですが、
なんと、彼らのタイムは、6時間42分28という見事な記録で今回、ギネス世界記録達成となったのです。
90歳の阿南さんがマラソンをはじめたのは40代という。
「マラソンとギネス世界記録」 という組み合わせは、実は世界各国で人気のある記録挑戦カテゴリーとなっていて、
その記録数もかなりの数があるそうです。 特に、ロンドンマラソンでは、ギネス世界記録の本社があるということも
あり、多くのランナーがそれぞれ違った形の世界一を目指して走るという事実があるといいます。
今回、東京マラソンで生まれた4つのタイトルは、かなり重みのあるタイトルだそうで、今後打ち破るのが難しい
ハイレベルな記録だそうです。
世の中には、いろんな人がいますね。すごい人たちが・・。
3世代の記録を達成した人たちは、テレビ映像で見なかったのですが、他の2人は、ギネス記録ジャパン?の
女性から、額入りの認定書が手渡されていました。②の滝田さんは残念そうでしたが、さらにチャレンジすると
いっていました。
この日、何事もなく楽しい一日でした。
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