蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

はつき  (bon)

2024-08-01 | 日々雑感、散策、旅行

          8月に入りました。パリ五輪は、順調にそれぞれの会場で熱戦が続いています。
           MLBも楽しみです。インターハイも始まっていますし、夏の甲子園高校野球は、
           全国のチームが出そろいました。暑い暑いこの夏も、みんな果敢に前に向かって
           頑張っています。昨夕6時頃から初めて経験する100ミリ超えの豪雨が来ました。
           なんだか嬉しい気持ちになりましたが、ロビーに水が溜まっていました。

 

 

 日本最古の歴史書である「日本書紀」の条に、百済から「暦博士」を招いて、
「暦本」を入手しようとした記事があり、ここに、すでに和名の葉月(はつき)
が現れているそうです。また奥義抄(1140年頃)には「葉落月といふをよみなま
れり」とあり、類聚名物考(江戸時代)には「是は月令に、八月白露節の後五日
に候雁来とあり、此月初めて雁の来れば、初来月なるをつきといふ詞の二つ重な
れば、一を略してはつきとはいふ成るべし」とあるそうです。これが、和風月名
の「葉月、はづき、はつき」の生まれのようです。

 稲は八月に穂を張るので、保波利月といい、上下を省いて「波月」という説も
あるようです。また、異名には、白露、秋分、桂月などがあるそうです。

 

 8月の主な行事をネットで調べてみましたら、一連のお祭り行事が並んでいま
した。
 8/1には、2019年まで66年続いていた、大阪富田林のPL花火芸術が載っていま
した。古い話で恐縮ですが、私が大阪勤務の時にたまたま縁があって、この花火
芸術を特別観覧席で観たことがありました。光が丘カントリークラブをその会場
として、広々とした夜空をカンヴァスに花火芸術が繰り広げられるのです。
ポンポン打ち上げるだけでなく、最近見られるような、趣向を凝らした花火が
繰り広げられ、見ごたえ十分でした。

 観覧席ではお弁当やお茶が出て、おまけにご接待担当はPLの女子学生が駆り
出されているようで、初々しく礼儀正しい対応もなかなか好印象でした。

      在りし日のPL花火芸術(2010年)
       (ウイキペディアより)

 8/2~は、青森ねぶた、秋田の竿灯、山形の花笠まつり、仙台の七夕と東北の
お祭りが続きます。この地方、先だっての豪雨で大きな被害が出ていましたが、
大丈夫でしょうか?

       夜竿灯
       (ウイキペディアより)

 6日は広島原爆、9日は長崎と悪夢が続き、とうとう15日には終戦を迎えるの
ですね。79年前の悲惨な想い出は、この年末までの原爆による死者は、両県で
21万人とあり、その後も多くの命が失われてきました。

 11日は、「山の日」、12~徳島の阿波踊り(高知のよさこい祭りは9日から)、
13~岐阜の郡上おどり(徹夜踊り)と続きます。16日には京都五山送り火があり、
下旬にかけて大曲の他、全国多くの地で花火大会があります。また、地蔵盆の
盆踊りも各地で盛んになることでしょう。我が町の花火大会は3日(土)です。

         (徳島市HPより)

 お話変わりますが、先日(7/29)のテレビで、オリンピック、サーフィン競技
(試合)を初めて見ました。サーフィンとは何かは、映像でみたりして知って
いましたが、試合を見るのは初めてでした。オリンピックはパリで行われてい
ますが、ここサーフィン会場はパリから15700㎞も遠く離れた南太平洋にある
フランス領タヒチ島の「チョープー」というサーフィンの聖地といわれるところ
なんですね。
 審判や応援、その他競技関係者がそれぞれボートに乗り、集まっていて、沖に
白い「パリ2024」と書かれたブイが2つ浮かんで、そこが試合場所を示している
ようでした。
 1つのヒート(試合)は30分で、2人で対抗して競います。2人は沖合で、良い
波を見つけて、来た!となれば、ライディングしてその技や美しさを10点満点で
争うのです。

   タヒチ チョープーの海で・・第2ラウンド (surfnewsより)
  

 波が来るまで待ち、それぞれが波乗り(ライディング)を試み、その合計点で
勝敗が決まります。見初めのうち、2人は、沖合で波に揺られながら、移動する
ばかりで、何も起こらないような感じでしたが、そのうちに良い波が来ると、
ボードを漕いで波乗りをするのです。見ていた時は、30分でそれぞれ2~3回の
試技が行われていました。

 トーナメント方式で、勝ち上がって行くのですが、私が観たのはラウンド2で
した。この後ラウンド3、QF(準々決勝)、準決勝、決勝と進むようです。

 初め、わずか2人が30分間ほとんどの時間は波に揺られながらの試合で、何だか
つまらない競技のように感じましたが、いくつかの試合を見ているうちに、大
自然が作る大きな波を相手に、それをうまく乗りこなす技とその魅力は格別の
ような味わいがありました。
 球技や柔道、体操などのルールに従い戦略を駆使したプレーというよりは、
もっと自然環境の中での自然との共演?みたいな感じで、荒々しい大きな波や
うねりと共に激しい戦いにも拘わらず何とも優雅なスポーツである‥様に思えて
きたのでした。

 

 

 

「八月の詩(セレナード)」 サザンオールスターズ

 

 

 

 


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