今日もカザフで元気ゲンキ!

カザフスタンのアルマティに住んでいた2006~2009年の記録です。

アスタナ

2009-08-22 13:32:36 | カザフスタン情報

3年以上もカザフスタンに住んでいて、初めて首都のアスタナに行ってきました。ダンナは2年前に出張で行っていて、「自腹で行くようなところじゃない」と言って、行かせてくれなかったのです。今回、また出張の機会ができたので、ようやく踏み入れることができました。

バイテレックはカザフスタンのお札のデザインに使われるくらい、カザフスタンでは有名な建築物なのです。が、見てびっくり。

小さい・・・

多分、15階建ての建物くらい? アスタナで一番高い建物かと思っていたのですが、アパートやビジネスビルの方が高さがありました。1階におみやげ物屋さんや、チケット売り場があり、エレベータで上の丸い部分まで上がります。ガラス張りですが、金色に塗られているので、景色も黄色くなります。写真だとこんな感じ。



お天気がイマイチで中が映りこんでしまうので、あまり綺麗に撮れませんでした。




一番奥が巨大テント



以前、街をテントで覆うという一大プロジェクトも聞いていたので、どれだけ覆うのだろうと思っていたのですが、それもまた小さい・・・多分、覆われているのは東京ドームくらいの広さです。一応、中に家があったりするらしいですが、実はまだできあがっていません。

バイテレックの中はと言うと、こんな結婚式の人たちも来ていました。とにかく観光名所で写真やビデオを撮りまくるのがカザフ流で、このときは本当に傍若無人。他の人を押しのけて撮影します。周りの人も結婚式の撮影だと遠慮ぎみ。



バイテレック周辺の建物は奇をてらった建物も多くて、面白いです。


中国風の建物。上は高級中華レストラン


左手の灰色タマゴは文書館
右手の横じまの建物は真ん中が抜けています。




ピラミッドの上のほうは温室だそうですが、残念ながら清掃のため閉館でした。


ピラミッド入り口から見た建物


左はすり鉢状のガラス張りの建築物。(建築中)
タクシーの運転手が「大統領のガルショーク」と言ってました。
ちなみにガルショークとは、ロシア語で「壺」ですが、「便器」という意味もあります(笑)


海から一番遠いのが自慢の水族館



水族館のすぐ近くにMEGAというショッピングモールがあります。


つり橋のたもとにある黄色いビル。右隣にラムストール、その右に見える青い建物が大統領文化センター博物館。ここの博物館はとっても立派で、展示物も綺麗です。


つり橋の下から見た景色
実は、川はわざわざ広げたそうで、水が流れているように見えません。


巨大なお城のようなアパート。ちなみにバジスでした。

それでも、ダンナが2年前に来たときよりもずっと木が多くてお店も多いとのことだったので、昨年の遷都10周年記念に合わせて沢山植樹もしたんだろうと思います。
エキスポの会場のような街だという悪評判ばかり聞いていたのですが、思ったよりは人の住むところらしく感じました。ただ、横断歩道がとても少なくて、歩道があっても横断歩道が無かったりするので、なかなか道が渡れなかったり、アルマティよりもずっと車優先の街という感じです。
アルマティよりもずっと涼しいので夏は良いですが、冬はダイヤモンドダストが毎日見られるなんていう土地柄なので、大変だろうと思います。

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道路工事に阻まれる

2009-08-19 12:00:12 | アルマティ生活
 夏といえば、道路工事。いやいや、夏には道路ばかりでなく公共施設も工事が多くなるのがアルマティですが、今年はアルマティ中心にあるバザールの前の道(ジベックジョル通り)で工事をしています。それを知ったのはつい昨日。実は2週間もバザールには買い物に行っていなかったので、いつから始まったのか気づきませんでした~~かなり掘り返されてるので、もう1週間くらい経っているかも。

 今回も例に漏れず、水道管の工事。しかも、ここの通りって駐車場でもあるから、買い物にとっても困る。そして、トランバイの乗り場でもあるはずなんですが、一体どこに移動しているやら・・・昨日は何とか場所を見つけて駐車できましたけど、早く終わらせて欲しいものです。

 バザールの周りでは、文房具屋のテントが沢山。あと2週間で3ヶ月もあった夏休みが終わって、新学年が始まります。

 それにしても、昨日は車がとっても少なかったです。道路に駐車されている車はいつもよりもずっと多いのですが、走っている車の数は少ないようで、必ずと言っても良いくらい渋滞している通りが全部スルー。さすが夏休みって感じでした。でも、この車の少なさだと、みんな好き勝手に走るので、すごく怖かったりします。車線変更のときにウィンカー出さないし、そもそも車線なんて関係なく走ってたり。殆ど競馬場です。なので、街中の自動車事故を見かけるのも一番多い時期かも。

 そして、9月1日は火曜日ですね。アルマティ大渋滞の日なので、車で出かける用事はなるべく避ける方が良いです。どうしても車で出かけなければならない人は、普段の2倍はかかると考えてお出かけください。1日以降も2~4日あたりまで渋滞は酷くなりますので、お気をつけて~
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今年の夏は

2009-08-18 13:55:41 | アルマティ生活
 お久しぶりでございます。7月に日本に2週間ほど帰国して、7月末にアルマティに戻ってきました。今回の帰国では色々な方にお会いし、お世話になりました。本当にありがとうございました。

アルマティに戻ってから実感したのは、

「夏はアルマティのほうがずっと楽」ということ。

いや~日本の梅雨明け直後の日々は、アルマティボケしている私にはとってもきつかったです。決して気温は高いとはいえないのに、湿度が高すぎて。本当に水分をたっぷり含んだ空気が、とっても重く感じました。
急に気温の上がった日には、うまいこと1泊2日で札幌に行っていたのですが、寒いくらいに涼しかったのにそれでも湿度が高く感じるくらいでした。

それに引き換え今年のアルマティは、というと、実はアルマティも例年に比べて潤っていて、湿度が高めなのです。というのは、毎日のように夕立があるおかげ。例年だと真夏の1ヶ月は全く雨が降らないのに、今年は春からずっと雨が多いのです。とはいえ、午前中は晴れて、夕方になると雨が降るというパターン。夕立が無いのは週に3日位?っていう頻度で雨が降っていました。
夕立のおかげで朝夕は気温も下がるし、夕立の前の強風のおかげでスモッグも吹き飛ばされて、街中の空気も今までに無いほど綺麗です。この時期に青々とした並木道だというので感動してしまうくらい。

そんなアルマティですが、今年はもう夏のピークが終わって、朝晩は肌寒く感じるくらいに気温が下がるようになりました。日中に暑く感じる日はまだ1ヶ月位は続くでしょうが、寝苦しいなんてことは無いままに夏が終わりそうです。

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マイヤのお披露目会

2009-07-09 22:10:22 | アルマティ動物園


式典のところには大きな掲示が

 マイヤの新放飼場ができて、お引越しが済んでいたものの、まだ設備が整わなくて工事が続行していて、本日ようやくお披露目会となりました。


掲示板の横には日本のマイヤファンからのメッセージが

掲示板に書かれている文章の内容は下記の通りです。
2色2枚ずつ貼られていますが、左側がカザフ語、右側がロシア語です。

<青い紙の内容>
 カザフスタン共和国と日本の間の友好の印として、2000年にH.A.ナザルバーエフ大統領が日本国民にユキヒョウのチンギズを贈り、東京の多摩動物公園に渡されました。
 東京の動物園は2007年にチンギズの子供のユキヒョウのマイヤが私たちに贈られました。

<緑の紙の内容>
 ユキヒョウは長い尻尾のある、強くて、ずんぐりした、密生したまだらの毛皮の猫です。アルプス及び亜高山帯の岩石の多い峡谷、岩場、氷河の消えるあたりなどの高山に住んでいます。
 
一年間殆ど単独で生活するユキヒョウは、早春の繁殖シーズンにパートナーに出会い、3ヶ月後の春の終わりごろに岩石の中の巣で、盲目の56匹の子供(普通23匹)を産みます。
 
ユキヒョウの平均寿命はおおよそ15年。基本的に夕暮れには活動します。有蹄類以外に、ウサギ、きじ科の一、マーモット、?(鳥の一種)を食べています。
 
力、しなやかさ、神秘的さのお陰でずっと古代伝説の動物になっており、現在カザフスタンの国家シンボルです。(著者注:アルマティ市のシンボルマークにも使われています)
 
ユキヒョウは非常に珍しい動物であり、レッドデータブックに絶滅危惧種として掲載されています。



アルマティ動物園のマイヤ



こちら、アルトス君

  動物園に入って、階段を登ったところにある掲示板のある広場に式典会場が作られ、動物園長の挨拶、在カザフスタン日本国大使の挨拶、動物園関係のお役所の挨拶と続き、動物園から日本の来賓へ記念品が渡されました。


報道陣に囲まれています

 その後、日本国大使のインタビューがあり、ひと段落してから新放飼場へ向かいました。 マイヤとアルトスはそれぞれのプライベート放飼場にいて、共有する広いエリアはまだ使用していません。それでも、共有エリアとプライベートエリアにそれそれ高い位置にベッドができていました。いずれはプライベートエリアは、全面屋根をつけるそうです。そうすれば直射日光を防げるし、冬には雪があまり積もらないで済むとのことでしたが、結構広いエリアなので、雪下ろしは大変な気がします。


普段はここまで入れませんが、こんな近くに人がいても動かないマイヤ


大きいカメラが怖いのか、機嫌はあまりよろしく無かったです


プライベートエリアの後ろの通路から。左の柵の向こうには沢山の人


黒いテレビカメラが一杯

 マイヤとアルトス君にはそれぞれお気に入りの場所があって、マイヤのお気に入りは、共有スペースと通路にはさまれる角。共有エリアの部分、プライベートエリアの手前までしか見学客の通路は無いので、見学者に一番近い場所でもあります。今回は特別にスタッフオンリーの通路まで入れるようにしていたので、マイヤとは柵をはさんですぐの場所で沢山の報道陣がカメラを向けていていました。それでもマイヤはそこからは動かずにいて、柵に近づきすぎると寝そべったまま威嚇してました。

  アルトス君のお気に入りは小屋の屋根の上。報道陣が近くにいる間はずっと寝そべったままだったので、カメラマンもフェンスによじ登っての撮影。みんなが離れたとたん、お座りして「やっ遠くに行ったか~」という感じでこちらを見ていました。


アルトス君は屋根の上


アルトス君を撮影すべく頑張るカメラマン


脚立が無くても柵がある

 マイヤとアルトス君ですが、マイヤがまだまだアルトス君を気にして近づこうとしないらしいです。確かにマイヤのお気に入りの場所というのは、小屋の上にいるアルトス君からは一番遠い場所でもあるので、同居はまだまだ先かなあという感じがします。

  それにしても、今回のお披露目会でラッキーだったのは、お天気があまり良くなくて気温が低かったこと。お天気が良いとマイヤは日中はずっと小屋の中に入ったままになってしまうのです。昨日は物凄い暑さでマイヤはずっと小屋の中だったそうですが、今日は涼しかったのが幸いしてしっかりお披露目できました。マイヤが日本とカザフスタンの友好の架け橋となって、さらに子供に恵まれれば良いですね。

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新しいテニスクラブ

2009-07-05 20:05:08 | アルマティ生活

 ゴーリキーパークの北のはずれに新しいテニスクラブができました。ご招待を受けたので、久しぶりにテニス。(しかもコーチ付き)

 インドア(ハードコート)が4面、アウトドアはハードコートが4面とオムニが2面。値段は、インドアとアウトドアが別料金になっていて、下記の通り。別途サービス料12%だそうです。

<インドア>
7:00~9:00、11:00~17:00:4,000テンゲ
9:00~11:00、17:00~22:00:6,000テンゲ

<アウトドア>
7:00~9:00、11:00~17:00:2,500テンゲ
9:00~11:00、17:00~22:00:3,000テンゲ







やっぱり新しいコートは気持ちが良いです。しかもゴーリキーパークに隣接しているので、木が多くて風通しも良くて、とっても気持ちの良い場所です。アウトドアはいつも行っているバカナシェフは昼間は2,500テンゲなのでちょっと高いですが、インドアはバカナシェフが7,000テンゲなので、こちらのほうが安いです。でも、やっぱりみんな外でやっていました。日差しを避けて夏でも室内を選ぶのは日本人と韓国人だけらしい。

クラブハウスには、飲み物やスナックが売っていて、リンポポというスポーツショップも入っています。ガットの張替えは、お店でガットを購入した場合は張り代500テンゲで、持込のガットだと1,000テンゲ。ナチュラルガットも同じ値段です。街中のスポーツショップでは、ナチュラルガットは売っていないし、持ち込んでも断られるので、ここで張ると良いです。(ダンナが試して大丈夫だと言っていました。)

ちなみにこのテニスクラブの詳細はこちら
Gorky Tennis Park, ул.Коперника 128
TEL:269-3037,269-3057
URL:http://www.gorky.kz

場所は、マカタエバ通りをずっと東へ。橋を渡って道なりに行くとコペルニカ通りに入ります。右手が壁になっているのをずっとたどっていくと、テニスコートの前に出ます。


壁が無いので、風が吹き抜けます

昼食は、折角お天気が良いからと、ドスティックを登っていって、ベラッジオ。
建物の中は値段がとっても高いので、あずま屋になっている方で。以前はピザがあったらしいのですが、メニューが変わったらしく無くなっていました。でも、ラザニアもニョッキも美味しかったです。この店の辺りは夏でも風が冷たく感じるような涼しい場所なので、夏のオススメの店です。

キノコのスープ

ラザニア

ニョッキ

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アルマラサン

2009-07-04 20:33:19 | アルマティ生活

 アルマラサンというのは、アルファラビ通りがサイナ通りに変わる交差点から南へ向かって山を登っていったところにある自然公園です。この道を入ったところから自然公園のゲートまでの道筋は、カフェやレストランが立ち並んでいます。この辺りがここ3年で、アルマティでは一番飲食店が増えた場所です。
 また、自然公園のゲートをくぐった中にもタウ・ダスタルハンなどのレストランがありまず。さらに道を登って行くと、シャシリク小屋が道沿いに点在していて、カフェになっていたり、店によってはユルタやあずま屋を設置して、そこで食べられるようになっているのです。

 今日は運転手の娘さんが大学に合格したお祝いということで、アルマラサンのユルタに招待されて、お食事をしてきました。本当はユルタに泊まるつもりだったのですが、あいにくの空模様で到着と同時に雨が降ってきて、とっても寒くなってしまったので、宿泊は断念。でも、ここのシャシリクとクルダックという料理はとても美味しかったです。夕方から晴れてきて日も射してきたものの、ちょっと山に登ったところなのでやっぱり寒い。8月の暑い日にまた来たいかも。


ユルタの中。サラダ、カズイ、バルサック(揚げパン)が並んでいます。
このユルタのフレームは鉄パイプでした。時代は変わるんですね。



運転手の奥さん手作りのカズイ(馬肉を煮た料理)
こういう場所は、飲み物も食べ物も持込OK



クルダックというカザフ伝統料理。初めて食べました。
お肉もホロホロになっていて美味しいですが、ジャガイモがまたとっても美味しい。



必須のシャシリク。ここのシャシリクは冷めても柔らかくて美味しかったです。


野菜のシャシリクもありました


アルマラサンのシャシリクを焼いている小屋はたいてい緑色

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ナースチャ ハンスト中

2009-06-26 12:21:40 | アルマティ生活


猫缶じゃなきゃ食べないわよ

 今朝からいきなりナースチャがハンストです。うっとうしいくらいに甘えてくるのをいなすのが大変。

 というのは昨日、久しぶりにインターフードに立ち寄り、ブラブラ見ていたら色々な種類のドイツ製の猫缶を見つけたのです。もちろん、日本ほどの種類はありませんが、少なくとも、ドイツ製ならまだ安心かもって感じです。ただ、あまり嗜好性の高いものをあげると、ドライフードを食べてくれなくなるので、ウェットなフードは子猫のときにしかあげていなかったのですが、3歳の誕生日も過ぎたことだし、(出会った日から3ヶ月遡って、6月15日ということになってます)、ちょっとご馳走をあげようか。なんて思ったのが運の尽き。とても美味しかったらしくて、あっという間に完食してしまいました。でも、夜中にまたお腹が空いたらしく、ドライフードを少しあげたら食べていて、朝までにそれも綺麗に食べ終わっていたのです。

 なのに、今更になって昨日のフードを思い出してしまったらしく、今朝はいつも通りドライをあげたら、全然食べようとしません。臭いをかいで、振り返って鳴いて催促。

 ということで、どちらがあきらめるかの根競べ中。ナースチャが負けてドライフードと食べてくれないと困るんですけど・・・

上の写真はくわのみ。タシケントに行ったときにバザールでも売っていましたし、ホテルの朝食でも出ていました。でもアルマティのバザールでは見たことがないような・・・気にしてなかっただけかもしれませんが。
 大きい木なので、沢山落ちてて踏まずに歩けないくらい。タシケントよりもアルマティのほうが寒い分、時期が遅いのですね。
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「つるとかめ」コンサート

2009-06-24 22:21:54 | アルマティ生活


会場はカザフコンチェルトでした

 津軽三味線と津軽民謡のユニットのコンサートツアーがアルマティでも行われました。前情報があまり無かったので、どんなもんだろうと思いましたが、これが予想以上に良かったです。

 開演10分前

始まる10分前の入りは8割がたでしたが、始まってからもぞくぞくと人が入ってきて、500席の殆どが埋まったと思います。



 考えてみたら、私も津軽三味線と津軽民謡を生で聴いたのは初めてでした。海外にいると、日本にいるときよりもこうした日本の文化に触れる機会があったりします。


 三味線はドンブラに似ているため、カザフ人にとっても身近に感じられる楽器だと思います。演奏中、ドンブラの演奏と同じような感じで、難しいパートで拍手が起こったりもしていました。(さすがにドンブラの演奏のときのような掛け声は入りませんでしたが)
 ただ、休憩が無かったので、カザフ人にはちょっと長いコンサートだったかも。
途中で、音楽学院の生徒が作ったグループの演奏もあり、その後でつるとかめとのユニットもあったりして、それもまた楽しめました。


カザフ民族楽器のグループ



カザフの民族楽器の伴奏で津軽民謡を歌う



最後は観客も立って手拍子で参加


ちなみに、つるとかめについてはこちらから。
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フルーツの季節

2009-06-23 12:12:29 | アルマティ生活


 日本は梅雨の時期ですね。アルマティも5月中は頻繁に雨が降って寒い日も多かったのですが、6月に入ってぐんぐん気温が上がって、すっかり夏!という陽気になっています。
 ただ日中も風がある日が多くて、夕方になって急に涼しくなる日もあり、去年よりは過ごしやすい気がします。とはいえアルマティが本当に暑くなるのは7月中旬から8月中旬の1ヶ月なので、まだまだ大変な時期はこれからです。

 で、ようやく待っていた果物のシーズンが始まっています。今、一番良いのは杏とさくらんぼ。杏は日本ではあまり生のまま食べていないと思いますが、こちらでは皮ごとかじって食べます。でも、ドライ杏よりも味がぼやけた感じなので、私はあまり食べていないです。
 一番オススメはやっぱりさくらんぼ。こちらではチェリッシュと言います。ちなみにチェリーと言うと、プチトマトになるので、なんだか逆じゃないかなあっていつも思います。
 アルマティでは家庭でさくらんぼの木を植えている家もあって、赤い実がとても綺麗です。売られているさくらんぼはウズベキスタン産が主流で、アメリカンチェリーよりもちょっと色が薄い感じですが、味はアメリカンチェリーほど大味ではなくてとっても美味しいです。今、バザールでは1キロ350テンゲ程度からありますが、大粒のものを選ぶと600テンゲ位。600テンゲは400円程度なので、日本に比べればずっと安いですね。

 そして、少しずつでてきているのがスイカとメロン。これはもう少し待たないといけません。というのは、今の時期のスイカは、早く甘くするための薬を使っているのです。またこの薬のせいでスイカ自体も痛みやすい。で、この薬のせいなのか、痛んでしまっていたのか、スイカにあたって救急車で運ばれる人が多い時期でもあります。今年はどこまで値段が下がるか分かりませんが、少なくとも1キロ100テンゲよりも下がってから買うと良いです。昨年の底値はバザールで60テンゲ、スーパーで80テンゲ程度だったと思います。道端のスイカ屋さんが現れたら、スイカシーズンの始まりです。

 そのほかにも、ラズベリーやブラックベリーなどのベリー類も楽しみの一つ。ブルーベリーはスーパーなどでしか買えませんが、他のベリー類はバザールはもちろん、道端でプラコップに入れて売っている人もいたりします。

 今年こそ、そんな道端の様子も写真に撮れたらなあと思ってはいるのですが、暑くて出歩く気力がなくなるのも毎年のこと。あまり期待せずにお待ちください。

プラハ旅行記は最終日までアップしました。右の最新記事からどうぞ!
 
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10年前と現在と

2009-06-22 13:16:55 | アルマティ生活
 中央アジア紀行「20世紀末のカザフスタン」という本を読みました。1997年から1999年までアルマティに住んでいた商社の方が広報誌に投稿していたものをまとめたものです。ちょうど10年前のアルマティと現在とではどのように変わったのだろうと思いながら読んでみました。

 街の様子はだいぶ変わったのだなあと思います。アパートはロシア式の5階建て、せいぜい7階建てで、現在のように「あの変わった色の建物はなんですか」「ただのアパートです」という会話は無かったのでしょうね。コクトベから街を見下ろすと、変わった形状の屋根の20階程度の高さの建物がそこれじゅうに建っていて、それがすべてアパートだったりします。

 そして、地下鉄。ソ連時代に作り始めたというのは聞いていたのですが、1988年に着工したのだと書かれていました。そして20年が過ぎたいまだに出来上がっていないのです。少し前に聞いた話だと、「地下鉄の工事現場で求人が出ていて、面接を受けるために作業着代として300ドル払わなければいけないらしい。」とのことです。採用されたらではなく、面接を受けるためにお金を支払わなければいけないなんて、さすがのアルマティでも聞いたことの無い話です。要するに工事の費用が足りなくて、そこまでしてお金をかき集めないと工事が進められないのでしょう。そんなところで働いても、給料がもらえるのかどうか、、、自明ですね。
 でも、給料をもらえない、というのはアルマティではよくある話で、私が行っていた美容室の人も、お給料がもらえなくて別な店に移りましたし、日本企業で面接をすると、「4ヶ月も給料をもらっていない」なんて人も来るそうです。

 最近の不景気でさらに状況は悪化しているのでしょう。だから路上で襲われる人も多いのだと思います。それは10年前もあったようですが、最近は若年層の犯罪が増えていて、しかも遊ぶ金欲しさにというのも増えているそうです。若年層の犯罪が凶暴なのは日本と同じですから、本当に油断はなりません。
 
 他にも色々思うところはあったのですが、10年前と現在と、どちらが日本人には生活しやすいだろうと考えたとき、現在のほうが物価が2倍以上になって、そこらじゅうが渋滞していて動くのが大変、大気汚染も酷いということを考えると、10年前よりも物があるから良いとは言えないのではないかと思います。
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