去年はちょうど日本に一時帰国中だったので見られなかったのですが、今年は昨日もジャンブールに一緒に行ったシャラファットさんに誘われて、ナウルズのイベントに出かけてきました。
ナウルズは、ペルシャ暦の新年ですが、これは広く中央アジア諸国でも祝日になっていてます。日本の春分の日と同じで、年によって日が違う祝日の国もありますが、カザフスタンでは3月22日で固定の祝日です。ナウルズのお祭りが一年で一番大きいお祭りらしいイベントで、人でも多くて、春になったという喜びに溢れている感じがします。
今年のメインイベント会場はトレビとアブライハナの交差点近くにある、カザフスタンの独立宣言をした建物(現在は大学)の前で、道路を通行止めにして大きいステージが作られ、両脇に気球が置かれていました。ステージの前にはアルマティ市長などが座る貴賓席。その両側に招待客の席が作られ、さらにその脇に一般の人が座れる階段になった座席がありましたが、もちろんそこに座れる人は限られていて、殆どの人は押し合いへしあいしながら道路で見るわけです。それを覚悟して見に行ったのですが、一緒に行ったシャラファットさんが交渉をしてくれて、招待席で見ることができました。 ステージでのイベントは11時から。最初はブラスバンドで始まり、ついでナウルズを主題にした舞台がありました。
(以下、括弧書きは、私の感じたイメージです)
(まだまだ寒い冬です)
(雪が舞い踊り、寒い日が続いています)
(春の精がやってきました)
(春の精によって草木が目覚めていきます)
(大地が緑に色づいてきました)
(サフラン?の花も咲き始めました)
・・・昨日のブログに写真を載せましたが、カザフで一番早く咲く花として有名です
野生種なので、とっても小さな花です
(ひなげしも咲き、本格的な春が訪れました)
色々な民族の人たちが踊り始めます
韓国の踊りが入るのもアルマティらしいです
ネズミと牛が出てきて、新年で干支が交代します
詩人による即興詩がありました
ステージのフィナーレ
この後、飴がばら撒かれました。私も一個だけゲット。
そして、まだまだステージが続きます。
カザフ民族の踊り
カザフ民族音楽の演奏
カザフの勇者の踊り?
西の方の民族?でラインダンスもあります
後半は、色々な民族の歌手が出てきて歌を歌ったりドンブラを弾いたりして、その周りでダンサーが踊るというステージが続きました。
子供もあり(歌はクチパクでしたが)
ステージ脇では、仮設テントが作られて色々なものが売られていました。カザフの伝統的な民芸品もあれば、最近のアーティストによるもっと斬新なデザインのものもあり、結構安かったりもします。値切り交渉ももちろん可能。
広場に隣接した公園では、ナウルズ・コジェを売る人が無数にいました。ナウルズ・コジェは新年のこの日にだけ作られるコジェ(おかゆ?)で、ケフィールのスープに細かく切った野菜や豆やお米が入っています。日本の七草粥みたいなもので、これを食べて一年間元気に過ごそうという意味合いもあるそうです。
道端で売っている人たちは、自宅で作ったものを勝手に売っているだけなので、ちょっと心配な点も・・・
ナウルズのメインイベントは、例年11時ごろから2時ごろだそうです。なかなか見ごたえのあるステージでした。
今年見られなかった方は、来年是非見てみてください。