今日もカザフで元気ゲンキ!

カザフスタンのアルマティに住んでいた2006~2009年の記録です。

ナウルズのメインイベント

2009-03-22 21:52:16 | アルマティ生活



去年はちょうど日本に一時帰国中だったので見られなかったのですが、今年は昨日もジャンブールに一緒に行ったシャラファットさんに誘われて、ナウルズのイベントに出かけてきました。

ナウルズは、ペルシャ暦の新年ですが、これは広く中央アジア諸国でも祝日になっていてます。日本の春分の日と同じで、年によって日が違う祝日の国もありますが、カザフスタンでは3月22日で固定の祝日です。ナウルズのお祭りが一年で一番大きいお祭りらしいイベントで、人でも多くて、春になったという喜びに溢れている感じがします。



今年のメインイベント会場はトレビとアブライハナの交差点近くにある、カザフスタンの独立宣言をした建物(現在は大学)の前で、道路を通行止めにして大きいステージが作られ、両脇に気球が置かれていました。ステージの前にはアルマティ市長などが座る貴賓席。その両側に招待客の席が作られ、さらにその脇に一般の人が座れる階段になった座席がありましたが、もちろんそこに座れる人は限られていて、殆どの人は押し合いへしあいしながら道路で見るわけです。それを覚悟して見に行ったのですが、一緒に行ったシャラファットさんが交渉をしてくれて、招待席で見ることができました。 ステージでのイベントは11時から。最初はブラスバンドで始まり、ついでナウルズを主題にした舞台がありました。
(以下、括弧書きは、私の感じたイメージです)


(まだまだ寒い冬です)


(雪が舞い踊り、寒い日が続いています)


(春の精がやってきました)


(春の精によって草木が目覚めていきます)


(大地が緑に色づいてきました)


(サフラン?の花も咲き始めました)
  ・・・昨日のブログに写真を載せましたが、カザフで一番早く咲く花として有名です
    野生種なので、とっても小さな花です


(ひなげしも咲き、本格的な春が訪れました)


色々な民族の人たちが踊り始めます




韓国の踊りが入るのもアルマティらしいです




ネズミと牛が出てきて、新年で干支が交代します


詩人による即興詩がありました


ステージのフィナーレ

この後、飴がばら撒かれました。私も一個だけゲット。
そして、まだまだステージが続きます。


カザフ民族の踊り


カザフ民族音楽の演奏


カザフの勇者の踊り?




西の方の民族?でラインダンスもあります

後半は、色々な民族の歌手が出てきて歌を歌ったりドンブラを弾いたりして、その周りでダンサーが踊るというステージが続きました。




子供もあり(歌はクチパクでしたが)





ステージ脇では、仮設テントが作られて色々なものが売られていました。カザフの伝統的な民芸品もあれば、最近のアーティストによるもっと斬新なデザインのものもあり、結構安かったりもします。値切り交渉ももちろん可能。




広場に隣接した公園では、ナウルズ・コジェを売る人が無数にいました。ナウルズ・コジェは新年のこの日にだけ作られるコジェ(おかゆ?)で、ケフィールのスープに細かく切った野菜や豆やお米が入っています。日本の七草粥みたいなもので、これを食べて一年間元気に過ごそうという意味合いもあるそうです。
道端で売っている人たちは、自宅で作ったものを勝手に売っているだけなので、ちょっと心配な点も・・・



ナウルズのメインイベントは、例年11時ごろから2時ごろだそうです。なかなか見ごたえのあるステージでした。
今年見られなかった方は、来年是非見てみてください。
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ジャンブールの村

2009-03-20 14:59:38 | アルマティの観光地

ジャンブール博物館入り口

アルマティの街にはジャンブーラという通りがあります。人の名前だということも知らずに過ごしていたのですが、今回、そのジャンブールという人の博物館に行くことになりました。

ジャンブール(1846-1945)は、カザフでも有数の吟唱詩人です。12歳の頃にはもう大人にも負けない詩人として、有名だったそうです。即興詩の競争では幼い頃からどんどん大人を打ち負かし、負けたことがないと言われているそうです。(ちなみに、強い言葉でもって勝敗がつくらしいのですが、イマイチ分かりませんでした。)
ジャンブーラが91歳の時、1937年ですからソ連時代ですが、ロシア最高会議のカザフスタン共和国代理人に選出されたこともあります。

そういった経歴のジャンブーラの家が今は博物館になっているということで、久しぶりにアルマティから離れた村まで行ってきました。その村の名前はジャンブール。ジャンブールというと、タラズという町の旧称ですが、現在はジャンブールの故郷の村の名前になっています。この村まではアルマティ中心地から70km。ビシュケクに向かう道の途中で南に曲がり、ウズナガチという町を通り抜けてさらに奥になります。

ジャンブールの村はとても美しい村です。二階建ての家もたくさんあって、どの家も窓の縁の飾りがとても綺麗。こんな綺麗な村を初めて見ました。





そして、ジャンブールの博物館はというと、建物はロシア式の建物で各部屋にペチカがあります。入り口を入って正面が応接間。廊下が左右に伸びていて、廊下の両側に小部屋が並んでいます。左手はジャンブールが使っていた寝室などがあり、ジャンブール本人が使っていた家具や食器などが展示されています。右手の部屋は写真や資料などが展示されていて、その廊下の奥から増築したカンファレンスルームに入ることが出来ます。このカンファレンスルームはジャンブールの生誕150周年に作られたものだそうで、部屋の周りにある広めの通路も資料の展示室となっています。


応接間

寝室


クムス(馬乳酒)を飲む用具
ジャナン(大きい器)からキシ(小さい器)に
女性が注いで渡します。

書斎のカーペット


ジャンブールが子供のときに使ったドンブラ


即興詩の競争






鷹狩り


アルマティのソビエツカヤ通り(現在のカズベク・ビ通り)

カンファレンスルーム



この博物館は、全ての展示の説明がカザフ語です。博物館の人がついて説明してくれましたが、それもカザフ語。カザフ語-日本語の通訳がいたからカザフ語での説明だったのかもしれませんが、とにかく、カザフ語の分かる人に案内して貰うのが一番良いと思います。

素敵な建物なのに、やっぱりトイレは建物から離れたところにある小さな小屋。結構人が来てましたし、トイレはもうちょっと立派なものを作るほうが良いのじゃないかなあ、と思ってしまいました。もちろん、こんなこともあろうかとトイレットペーパーもウェットティッシュも持ってましたが。

外には庭があり、歩いて行くとジャンブールのお墓がありました。私たちの後から、地元の人たちが来て、バタを受けていました。バタというのは、ことあるごとに行うのですが、よく見かけるのはお墓や聖遺物とされるものがある場所です。一番年長者らしき人が、最初はコーランの一節を歌い上げ、その後にお祈りの言葉を述べます。(うちの運転手もムスリムなので、ちゃんと外で受けていました。)


ジャンブールのお墓

お墓の天井


そして、この庭には同じ村出身の有名な作曲者のお墓もあり、そこでも同じようにバタを行っていました。



博物館を見た後、とても有名なコブスという楽器があるというので、車で5分ほど離れた家へ行きました。本当に普通の家なのですが、隣に新しい地球儀のようなドームが建っていました。何かと思ったらこれもお墓だということです。
ここの家に伝わるコブスは、作られてから300年以上経っています。雨が降らなくて困っているときにこのコブスを弾くと雨が降ったり、病気の人を治したりすることが出来たのだそうです。最後の引き手は戦争で亡くなって、その後は大事にしまってあるのですが、このコブスにお祈りすると願いがかなうということで、今もこの家に訪れる人が沢山います。私たちも少し外で待ってから、これを見せて貰いました。もちろん写真は禁止。300年経っているということで、角がこすれて光っているようなコブスでした。

帰り道、どこかお昼ごはんを食べるのに景色の良いところは無いかなあと思っていると、簡単なアーチがあって、馬を走らせている場所がありました。なんとここが夏の競馬をやる場所。道路から見ると良く見えないので、岡に登ろうと入って行きました。
スタートとゴールを判定する台の所までは道が悪くて入れなかったので、その手前で車を止めて、岡に登ってみると、多分、1周5kmはありそうなトラックでした。
ついでにその辺りを散策して、山を見たりしてから車に戻ってお昼ごはんを食べてから帰途につきました。


彼らの右側の黒っぽいところがトラック。柵も何も無い。


水色の台のところがスタートとゴール地点


南側には山が迫ります


春一番に咲く花(多分サフランの一種)


ちっちゃなアイリスも

ついでに、スペイン旅行(サン・セバスチャン→マドリッド)もアップしました。→こちら

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スペイン~

2009-03-19 03:36:16 | アルマティ生活

とりあえず、昨日のうちにスペイン旅行3日目までアップしました。次はマドリッドですが、5泊したので今日は写真の整理で終わりになりそうです。

写真を見てるとつくづく思います。
「サン・セバスチャンでは食べてただけだったなあ~」と。
とにかく、昼から酒が入るので、食べてたとき以外の記憶があんまり無いのです。
多分酔っ払って寝てただけ。。。
まあ、疲れを取るための休暇ですから、最初はこんなもので、なんて。


ということで、 アップしたのは下記の2件です。

スペイン旅行2日目(ビルバオ→サン・セバスチャン)→ここから
スペイン旅行3日目(サン・セバスチャン)→ここから

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ちょっと整理中

2009-03-18 15:07:03 | アルマティ生活

日本語教授法のクラスが昨日で終わりました。宿題もあったし、なかなかハードな期間でしたが、とても面白かったです。日本に帰ってから、もし仕事が見つからなければもう一度ちゃんと勉強してもいいかなあ~なんて思ったりして。

ということで、ようやく懸案のスペイン旅行の記録をまとめ始めました。とりあえず、1日目はアップ完了。→こちら
今月中にすべてアップしたいと思います。

ついでに、アルマティ動物園のカテゴリを作りました。左のカテゴリをクリックすれば、マイヤとアルトス君の記録がまとめて見られます。

ということで、スペイン旅行記も読んでいただければ嬉しいです。

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そして、アルトス君は

2009-03-07 22:05:14 | アルマティ動物園

マイヤと同じく、アルトス君もやっぱり起きていました。


マイヤがアルトス君から離れた方の放畜場に行った後、やおら起き上がって、衝立の上からマイヤの様子を伺い、マイヤがいないと確認してから降りてきました。
まだまだ、意識しあっているみたいです。


そして、アルトス君も、マイヤ側から離れた放畜場に入り、助走なしで軽いジャンプで2mの高さに飛び乗りました。


こんな狭い場所なんですが、簡単に飛び乗れましたね~


方向転換は柵につかまって。


方向転換成功!


そしてのび~~


また方向転換して端まで。
ここは動物園の端なので、10m位向こうに壁があって、外には狭い道路。
その向こうは普通の民家です。


降りようかと思ったけど、着地点が気に入らない様子


ぎこちなく後ろに下がります。


後ろの安全確認。


尻尾がピンと伸びて、緊張してます


下も良く確認して。


右前足から


せーの


ジャンプ!


着地成功。


満足の爪とぎ?


アルトス君、尻尾に癖があります。
力んでいないときは、先をちょこっと曲げています。


ここでもやっぱり。
ジャンプのときとかは曲がってないので、単なる癖なんでしょうね。


視線の先は、斜め向かいのチーター


カメラも気になりますか?


でもやっぱりチーターが気になる・・・


捕まえられませんが、身構えてみたりして。


緊張した後は、リラックス


う~んと、背中を伸ばします

祝日がらみの3連休の前だったので、園内はまだお客さんが殆どいなかったです。
いつになったら、お引越しでしょうね。
相変わらず、お引越し先が分かりません、、、もう少し園内の中央になって、道路から離れられればいいのですが。
コメント (4)
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同居はまだまだ?

2009-03-06 20:18:33 | アルマティ動物園

そろそろ、マイヤとアルトスは新しい畜舎に移っているはずだけど~と思いながら動物園に行ってきましたが、案の定まだお引越ししていませんでした。やっぱり予定通りにならないのがアルマティです。

今日は、開園直後の10時過ぎに動物園に到着しました。本日のマイヤは、、、


やっぱり気になるお隣さん


向きを変えたものの、片耳は隣に向いたまま


立ち上がったけど、やっぱり片耳はアルトス君方向


久しぶりに降りてくるのを見ました


一つ離れたところならちょっとリラックス?


あくびまで出たりして


木は渡してありませんが、なんと左下の丸太から、
棚の奥の壁で一度弾みをつけて飛び乗りました。
器用ですね~


ここなら、壁があるから安心?


壁の横からアルトス君を覗き見ます・・・



だって、恥ずかしいんですもの・・・って感じ?

コメント (2)
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