今日もカザフで元気ゲンキ!

カザフスタンのアルマティに住んでいた2006~2009年の記録です。

世界遺産 タムガル(タンバル・タス)

2008-10-18 22:32:24 | アルマティの観光地
 カザフスタンについて書いてある唯一のガイドブックに載っているので、何度か問い合わせのあったタムガルですが、弟がアルマティに遊びに来ることになってようやく行ってくることが出来ました。

  タムガルはカザフスタン国内のユネスコの世界遺産に登録された3箇所のうちの一つです。文化遺産のカテゴリーで2004年に登録されました。今回、どう行くのかが分からないので、旅行会社にガイドさんのみお願いして行ってきました。ちなみに、某ガイドブックに記載されているタンバル・タスという名称は今は使われていません。タンバル・タスに似た地名があるので、そちらに連れて行かれてしまうかも。

  アルマティからタムガルまでは車で約3時間、163kmの道のりです。かなり距離はあるものの、道はすごく分かりやすいです。まずは、アルマティ市内のラインベッカ通りを西に向かってひたすら走ります。この通りはキルギスのビシュケクまで続いている道で、道路も綺麗なのでストレスが少ないです。Targhap(Таргнап?)という町を通り過ぎると、「КОПА 26」という標識があるので、そこを右折します。そこからはちょっと舗装が悪くなります。26km走るとコパという鉄道の駅があります。立体交差で駅を越えてさらにひたすらまっすぐ。タムガルの入り口には、小さい小屋とゲート、大きな3つの看板があり、遠目にも良く分かるので、道に迷う心配はありません。


看板はタムガルについての説明で、
カザフ語・ロシア語・英語があります。
だから、看板も3枚。この右に小屋があります。


テントみたいなトイレ
ゲートから入って少し歩くとあります

 私たちは、土曜日の8時半頃集合で40分位に出発して、途中Targhapでトイレ休憩(普通の民家で借りてしまった・・・その先にガソリンスタンドがあったので、そこで借りれば良かったのですが)。現地到着は11時半でした。到着して入場手続きをしていたら、観光バスで50人くらいの学生の団体も到着しました。入り口の看板には1グループ10人までと書かれていますが、あまり関係ないようです。

 ここから、専門ガイドも同行します。実はこの場所は蛇が多いのです。ですので、専門ガイドから、自分がチェックしながら歩くので、歩いた後をついてきて間隔をあまり空けないようにという指示がありました。
 ゲートから15分くらい歩くと、最初の岩絵群に到着します。ゲート付近から見ると丘陵地しか見えませんが、回り込むと崖になって岩肌が見えていて、そこに沢山の絵が書かれているのです。ですので、絵をよく見るためには、少し登らないといけません。もちろん、見学しやすいように小道がついているのですが、砂利で滑りやすいのでスポーツシューズじゃないと危ないです。トレッキングシューズならなお良いかも。
 岩絵は約1,000もあるそうで、それが何箇所かに分かれて描かれているので、登ったり降りたりを繰り返しながら見学します。最後に見る岩絵の場所は結構急な所を登り、そこをさらに登った岡の上に古墳があります。この古墳辺りが一番蛇の多い場所だそうで、特に夏はうじゃうじゃいるそうなので要注意ですね。
 古墳からまたゲートを目指して歩きますが、ただの原っぱで道がありません。途中で最初に通った見学コースの道にぶつかるので、逆走してゲートに戻ります。道順がしっかり書かれているわけではないので、専門ガイドは必須ですね。
 そういえば、見学途中に全然説明してくれない岩絵があったのですが、それはオリジナルをまねて最近書かれたものだそうです。そういうのも専門ガイドがいないと分からないです。



ゲートに一番近い岩絵群






縦1m以上ある岩です








カザフの放牧地には柵がない・・・


古墳 夫婦を一緒に葬っている墓もあったとか


体長30cmくらい。毒蛇です。


古墳辺りからずっとついてきてました。
もしかしたら、蛇に噛まれたときのため?

 一通り見終わって1時。駐車場の横でお弁当を食べました。到着したときに気づいたのですが、ここの空気は甘い香りを含んでいるんです。到着したときはちょうど風上に学生達がいたので香水の香りかと思ったのですが、見学中にも時折この甘い香りがしていました。原因は、ハーブ。草丈が低いハーブが沢山生えていて、その香りがほどよく香っているのでした。
 今回はお天気も程ほどに良くて、時折陽が差すけれどうす雲がかかっている時間が多くて、それが幸いしたのですが、木が全然生えていないので夏は暑くて見学には向かないという話です。トイレは一応ありますがお店は一切ないので、お弁当持参で行くしかないです。でも、とても良いところなので、春にピクニック行っても良さそうな場所でした。帰りはアルマティ市内の渋滞もあって、休憩無しで3時間。空気の良い所から市内に戻ると、排気ガスが気になりますね。でも、たまには遠出して良い空気を吸うのが必要かも。

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壊れた? 壊した?

2008-10-13 21:54:04 | アルマティ生活
 今週末に弟たちが来るので、数日に分けてカーテンを洗濯していたのですが、あと1回洗濯機を回せば終わるというところで洗濯機が故障してしまいました。一応洗濯は出来るものの、排水が出来なくなってしまったので無理やりフタを開ければ中の水が溢れ出すという状況になってしまったのです。
 とりあえずは仕方が無いので開けて中のカーテンを取り出したのですが、何回試しても排水できず。

 こういうトラブルのとき、どうしたら良いかが分からないところがアルマティの困ったところで、しかも洗濯機はオーナーの持ち物。とりあえず、朝になってからオーナーに電話をところ、オーナーはモスクワ出張中で、早朝にたたき起こすような電話になってしまったものの、すぐに修理屋さんを手配してくれて、今日の3時から4時の間に家に来るということになりました。
 でも、ここはカザフスタン。時間に来るはずも無く、遅れるという電話があるわけでもないのですが、とりあえず5時まで待っても来ないのでオーナーに再度連絡。明日来ると言われるかと思いきや、あと10分という連絡が再度来て、待っていたら本当に10分でやってきました。
 洗濯機は重いので、男性2名の修理屋さんがやってきました。調べてみたら、排水の機械に糸くずが絡まっていて、それで作動しなくなったということで、部品交換が必要になりました。でもちゃんと交換部品を持ってきていたので、ちゃちゃっと交換して、動くかどうか確認して終了。修理時間は1時間弱でした。

 8年位前に日本で猫が排水パイプをかじってしまって交換することになったときは、1週間くらい洗濯機が使えなくて、実家で洗濯したりしたのですが、まさかアルマティで翌日に修理が完了するなんて思ってもみなかったので、嬉しいオドロキ。
 コインランドリーなんて無くて、日本よりもずっとクリーニング代の高いアルマティなので、今回のオーナーの対応の良さに本当に救われました。


 ちなみに絡まった糸というのは、カーテンのフリンジ。前回の洗濯のときにも沢山抜けたのですが、今回もまた少し抜けて、それが機械に絡まってしまったのでした。日本のカーテンなら、こんなことは起きないのに・・・これって結局は私が洗濯機を壊したことになるんですけど、原因は縫製の良くないカーテンのせいでもあるよなあ・・・とか、色々考えつつも、

「ここはカザフスタンだから、こんなこともあるさ。」

ということで、折り合いをつけたのでした。


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9月8日のブログ:ウズベキスタン旅行(ブハラ) もアップしました。ご覧くださいませ。
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今日のマイヤ

2008-10-03 18:24:50 | アルマティ動物園


動物園内


 ウズベキスタン旅行の報告が途中ですけど、10月になってしまったので、アルマティの話も書きつつ旅行の件も載せますね。

 あっというまに10月に突入して、アルマティは黄葉の時期を迎えました。 去年・一昨年があまり綺麗な黄葉じゃなかったので、あまり期待していなかったのですが、今年は9月後半に入って急に気温が下がったせいか、今年はとっても綺麗です。これから日毎に色づくのが楽しみです。
 ちなみに、アルマティは昼間でも長袖じゃないと寒いです。さらに上着が必要な日もあったり。今日は比較的暖かくて、動物園びよりでした。

  気づいたらこの前動物園に来てから1ヶ月も開いてしまってました。涼しくなったからなのか、金曜日だからなのか、結構お客さんが多かったです。ちなみに、10月からは開園が5時までになります。


下草刈りしてすっきりした感じ。マイヤはどこ?


  今日のマイヤは、、、いない! と思ったら、上のほうにある台で寝てました。名前を呼んでも、ピクリとも動かず。向かいには海鳥がいるのですが、鳥の鳴き声を聞いてちょっと目を覚まして、寝返りを打ってまた寝ちゃいました。。。今度は朝来てみようかなあ。。。もしくは、お昼時か。


マイヤ爆睡中



鳥の声で目が覚めた・・・


また寝ちゃった・・・ 尻尾長いなあ。 





マイヤの檻の前


おまけで、動物園入り口近くにいるラクダ君たち。
有料ですが、乗せて貰えます。

コメント (2)
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