最近、上の部屋の人がラジカセ?を買ったらしく、じゃんじゃか音が響いてくるようになりました。なぜラジカセだと分かるかというと、その時々でうるさく響いて感じる部屋が違うので、音源が動いてるなって分かるのです。
とにかく、真下にいるときはとんでもなくうるさい。それでも最初の頃はまだ良かったのですが、日を追って音が大きくなり、しかもディスコかって思うようなズンズン低音の響く音。昨日、ダンナも切れてたのですが、今日は本当にいつまでも止まらないので、初めて文句を言いに行きました。
まさか他の部屋じゃないだろうとは思ったのですが、ドアに近づいてみたらやっぱり音源は真上の部屋でした。ところが、音楽が大きすぎるのか、インターホンが聞こえないらしくて誰もでてきません。うちのアパートのインターホンって、すごく音が大きくて絶対どの部屋にいても聞こえるのに。。。でも、確かに音楽に負けてる気がする。
で、次の手段。管理人に苦情を言って管理人から言ってもらおうかと思ったのですが、もうすぐ水の配達がくるから家をあけられない。
そこで、最終手段。大家にメールです。実は真上の部屋は大家の妹夫婦の部屋だったりするのです。SMSは160字までなので、そのぎりぎりまで使って、しかも大家は携帯を複数持っていたりするので、その全てにメール。
そして、待つこと3分で静かになりました・・・ ほっ。
まだほんの少し聞こえるところをみると、消したのではなくてボリュームを下げたようです。多分、大家が電話してくれたのでしょう。なんて頼りになる大家。こういうときの対応が迅速なので、本当に助かります。まあ、3年住んでいて、初めて上の部屋に対するクレームを言ったので、余程ひどいのだろうと判断したのかもしれません。
それにしても、下の部屋にいて歌詞まではっきりききとれる程の音量が鳴り響く部屋にいるなんて、しかも私が自分で音楽をかけるときよりも音が大きいなんて、それだけで拷問のような気がするんですが、カザフ人は大体において大音量を好む気がします。レストランやカフェにしても、食事をしている人たちが会話に困るくらいの音量の音楽を流したり、ここはカラオケ?って感じで歌う人がいたりで、本当に落ち着けないのです。の割には、小声で言ったこともちゃんと聞こえてたりするし、こんなに耳がいいのに、なんでこんな大音量の音楽を聴きたいのか、本当に理解に苦しみます。それとも、耳がいいから騒音のなかでも会話は出来るから許されるのか。
最近でこそ、割合音楽を抑えた店も増えてきたのですが、ちょっとしゃれた店でもカラオケ屋並みの過剰サービスの店が多いので、特に夕食のときは油断ならないのです。 こういうストレスから逃れるためにも?ヨーロッパに出たくなってしまうんですよね。
ということで、5月に行って来たプラハですが、ようやくブログアップにこぎつけました。とりあえず4日目まで。ご覧いただけると嬉しいです。
右の最新記事からも見られます。
プラハ1日目→こちら
プラハ2日目→こちら
プラハ3日目→こちら
プラハ4日目→こちら
アルマティでそうした怪我をするような事件に巻き込まれる人は、まずロシア語が話せません。そういう人は様子を見ていればすぐに旅行者だと気づかれます。また、駅やバスターミナルの周辺など、治安が良くない場所を暗くなってから出歩いています。正直言って、観光地でもない街の、しかも治安が悪い場所を夜間に出歩くというのは、初歩的なミスだと思います。アルマティで言えば、街の北の方(特にラインベッカ通りよりも北)、そして街の西の方(バイザコバ通りよりも西)は、あまり治安も良くありません。私も基本的に行きませんし、行くとしても用事のある場所に車でピンポイントに動きます。
また、家の近所でさえも、夜間に歩くときは複数で、常に後ろを歩いている人がいるか、いればどんな人かを確認しています。何度か振り返れば、相手もこちらが顔を確認し、警戒していることに気づきますから、抑制されると思います。
アルマティは、たとえ街の中心地で街灯があると言っても街路樹が大きく影を落としていて歩道はあまり明るくないですし、大きい通りから1本外れてしまえばロシア式アパートばかりで、人も車も殆どいなくなります。アパートの窓はどこも2重窓ですから、外で助けを求めて騒いでいてもあまり聞こえないので、酔っ払いが騒いでいると思うだけです。
また、気をつけなければいけないのは、日本で唯一?売られている中央アジアのガイドブック(地球の歩き方:シルクロードと中央アジアの国々)に載っている、アルマティ市内の地図の縮尺が正しくないことです。私が持っているのは'07~'08版ですが、市街中心図を1頁に収めているために縦横の縮尺が全く違い、特に南北方向にはかなりの誤差があります。ちなみに、アルマトゥⅡ駅からラインベッカ大通りまで、ガイドブック上だと110m程度ですぐに大通りに出られるように見えますが、実際には385mもあって、3倍以上も距離が違います。この地図は、単なる位置関係が分かるだけなので、ホテルを決める場合にはもっと精度の高い地図で確認しないと危ないです。
以下は、在カザフスタン日本大使館から在留邦人に向けて送られたメールの内容です。アルマティは物価が高いのでホテル代もとても高くなるとは思いますが、これからアルマティを旅行しようと考えている人は、こうした事件が起こっている街だということを認識した上で、安全な宿泊先を選んで欲しいと思います。
==========
アルマティ市での邦人旅行者の強盗殺人未遂被疑事件の発生について
1.本年6月3日、アルマティ市にて邦人旅行者の強盗殺人未遂被疑事件が発生しました。
現在、被害者は入院中であり、在アルマティ出張駐在官事務所が支援を行っておりますが、当館が把握した事件内容は以下のとおりです。
3日午後9時頃、被害者である30歳代の邦人旅行者の男性がアルマティ鉄道第二駅付近の路上において、被疑者1名(男性)から背後より「マネー、マネー」と話しかけられ、金品を要求された。
その際、被疑者はナイフで邦人旅行者の左側顔面を斬り付け、更に心臓に近い胸部を刺し、財布を強奪した。
その後、被害者はアルマティ市内の病院に緊急搬送され、治療を受けた。
2.本件については現地警察が捜査しているものの、未だ被疑者は検挙されるに至っておりません。被疑者は被害者に対し「マネー」と話しかけていることから、外国人を狙った犯行である可能性が高いと思われます。
昨今、カザフスタンでは凶悪犯罪の発生が目立っております。駅周辺等人通りのある場所では犯罪者がたむろしている場合が多く、これらの者は人々の言動を注視しており、常に隙を狙っています。
また、今回の事案は深夜でもない人通りの多い場所での犯行であることから、治安の悪化が懸念されます。
在留邦人の皆様におかれては、アルマティ市内に不案内な場合は、ラインベク通(タシケント通)より北側の地域においては特に留意されるなど、引き続き治安状況に注意を払っていただきますようお願いします。
タシケントは今の時期は暑いと40度を越えるような気候になります。でも、どういうわけか今年は雨が多いということで、到着した金曜日の夜も雨がちょうどあがったばかりでとても涼しく、翌日の土曜日も曇っていて肌寒く感じるくらいで、日本の選手も助かったのではないかと思います。
試合の様子は、日本では生中継もしていたし、ニュースでもやっていて、よくご存知だと思いますが、本当にレフェリーもアウェーで、とってもタフな試合でした。日本の選手はそんな中でよくやっていたと思います。無事に勝ち点も得られて本当に良かったです。
そして会場の様子ですが、日本人の席は1箇所に固められていて、柵まであって、その席のエリアへ入るゲートは日本人しか入れないようになっていました。また柵の向こうのウズベク側も、日本人エリアに一番近い1区画分は空席にしてあって、各列の通路脇には警備員が座って、一歩も日本人の側には入れさせないという警戒態勢でした。もし物が投げられたとしても、届かないようにしたのだと思います。
また試合終了後も、ウズベク人が全てスタジアムのエリアから外に出るまでは、日本人も外に出さないという徹底振り。ウズベク人は反日感情が殆ど無い(歴史的に見ても対立したことが無い)民族ですが、それでも万が一の事故を防ぐ意味で、とても考えられた対応をしていたと思います。
それにしても、日本から見に来ている人も沢山いて驚きました。選手もですが、観戦ツアーで来た人は試合終了後にそのまま空港に向かったようですね。本当にお疲れ様でした。
去年も7月頃に同じような天候になった日がありました。そのときは停電が起きたけれど、今年は停電にはならずに済みました。でも、いつも通りアルファラビ通りのドスティック通りとの立体交差の場所は冠水で通行止めになっていました。安易に地面を掘り下げて立体交差にしたので、必ず水が溜まってしまうのです。
で、話はそれだけでは済まず、この嵐のせいでユキヒョウのマイヤとアルトス君のお引越しも延期になりました。というのは、突風で新しい放飼場の柵が壊れたんだそうです。お引越し前で良かった・・・もし、怪我をしたり、逃げ出してしまったら大変なことになるところでした。確かに、柱が細くて、弱そうなんですよね・・・そんな簡単に壊れる柵でお引越し後も大丈夫だろうかと心配になります。
ということで、結局、お引越しは再来週頃になる予定だそうです。
去年、日本からアルマティ動物園に贈られたニホンザルが産んだ赤ちゃんです。
4月に生まれたのですが、お母さんに育児放棄されてしまったので、飼育員さんに育てられています。まだ非公開ですが、特別に見せていただきました。飼育員さんが柵に置いたら、ピヤーと泣き出して、飼育員さんにしがみついていました。
アルマティを離れたりしていたので、更新できずにいました。が、その間にアルマティあっという間に夏になってしまいました。アルマティの小学生は夏休みが始まっています。
今回、アルマティ動物園の園長さんやユキヒョウの担当者と会って園内を案内して貰うということになり、色々と情報を仕入れることができました。
いよいよ、来週にマイヤとアルトス君はお引越しです。
このベッドもあと数日
今日のマイヤはベッドから遠い檻の中をウロウロずっと歩き回っていて、ベッドのある檻の入り口で立ち止まって、中の様子をうかがいます。これはアルトス君も起きているのだなあと思って見に行くと、マイヤの檻に一番近い柵の前をこちらもずっと行ったり来たり、してました。それが気になって戻れなかったんですね。結構マイヤは引っ込み思案?と思っていたら、マイヤもアルトス君に一番近い柵の前(ベッドの下)を行ったり来たり。最小距離が取れるようになったんだなあと感激してたら、二人ともそれぞれベッドに登って横になってしまいました。
今日はどこかの小学校の遠足だったらしく、沢山の子供が動物園に来ていました。他にも家族連れが沢山。とっても賑やかでした。案内をしている先生が、マイヤの前で、「これがユキヒョウですよ。アルマティ市のシンボルの動物がこれです。」と説明していました。
アルトス君は初めてのアルマティの夏を迎えました。夏ばてしないように頑張って~
それにしても、二人とも暑そうです。それもそのはず、午前11時だというのに30度を越える陽気ですから。それでも、マイヤはさすがに2度目の夏なので、まだ余裕がありそうですが、アルトス君は結構しんどそう。
二人が寝てしまってから、園長さん登場。アルトス君のことは聞くタイミングが無かったのですが、マイヤとシンギスについては色々確認ができました。
まず、シンギスですが、どういう経緯でアルマティ動物園に来ることになったのかをお聞きしました。たまたま人里に下りてきたところを捕まったのか、動物園のために山に捕まえに行ったのか。そして、アルマティ動物園でシンギズの子供が生まれたのかどうか。
実はシンギズは、キルギスの大統領からカザフスタン大統領に贈られたのだそうです。そしてアルマティ動物園にいるときに1度、2匹の子供が生まれました。ただ、2匹とも弱くて、すぐに死んでしまったのだそうです。その後、ナザルバーエフ大統領が日本に行くときに、日本にプレゼントされたという訳です。
この話を聞いて、プレゼントの横流しだなあと日本人的に驚いたのですが、それだけ日本との関係を重く見ていたということですね。おまけにシンギズにとっては、日本で沢山の子供が出来て、ハッピーだったのではないでしょうか。
動物園の方に今年はシンギズの子供が生まれたのかと質問されたので、今年は子供は生まれていないけど、孫が2匹生まれた(アクバルの子)と話したら、とても喜んでいました。
次にマイヤ。食事で食べているのは、馬肉、牛肉、あと山羊の一種?のお肉だそうで、羊は食べていないそうです。中でも馬肉が好物とか。多摩にいた頃から食べているそうですから、やっぱり味覚も変わっていないんですね。子供の頃から馬肉が好きだったと聞いていますと話したら、なるほど~と納得されていました。最近は昼間は寝ている時間が長くて、夜には活発に遊んでいるそうです。今のところ、夏ばてしているようにも、夏痩せしているようにも見えないですし、とっても元気そうです。
そして、今後のユキヒョウ飼育計画についてですが、まだ増やす予定で、次もオスのユキヒョウが来ることになったとの話です。マイヤは逆ハーレム状態?
さて、お引越しの件ですが、来週に新しい放飼場に移動します。この放飼場は、マイヤがアルマティ動物園に来ることが決まってすぐに計画が立てられ、ようやくできあがるということです。場所の選定の際は園内で夏に一番涼しい場所ということを第一に考えたそうです。この場所は塀の裏に川が流れていて、車の通る通りからは遠くて、空気が綺麗で排気ガスの影響も少ない場所ということです。ついでに、事務所からも近いと。確かに、この放飼場の場所は、今の場所よりも涼しいんです。どれだけ、ユキヒョウに力を入れているかが分かりますね。
そしてその大きさといったら。
共有エリアだけでもサッカーのグラウンドくらいあります!
長いほうが80mくらい、短いほうが40mくらいあります。また、下の写真のように手前側は短い方も50mくらいはある感じです。
仔ユキヒョウが登れるような木も何本も植えられ(というか、残され?)、爪とぎしたり、乗ったり出来る大木が置かれています。
ただ、今までのように高い位置で寝られる台が無いのはどうなのかな、って感じです。
園長は多摩動物公園に行ったこともあるそうなので、おいおい充実させていくかもしれませんが。
①草が茂っていて、イマイチ分かりにくいですが・・・
②爪とぎしたり、登ったりする巨大な木があります
③個別のエリア。子供が出来たときなど、分けるときは閉められるとのこと
長いほうは80mくらい、短いほうが40mくらいでしょうか。
そして、それと別に今までと同じ位の広さの個別の放飼場が3つあります。
さらに、非公開部分となる小屋の中も見せていただいたのですが、2部屋に分かれていて、外から入ったところが2畳くらいで奥(人間からすると手前の部屋)が4畳かもうちょっとあるくらいの広さです。広いほうには床から80cmくらいの高さにベッドが作られていました。コンクリート製のそっけない建物ですが、壁が厚くて中はとっても涼しいのです。真夏の昼間は外に出てこなくなるかも。
写真が分かりにくいと思うので、放飼場見取り図と撮影位置です。
にしても、巨大です。小さいユキヒョウがどこにいるか、見つけるのも、撮影も大変かも・・・
今回、案内について回っていたので、なかなか写真を撮る時間も無かったので、お引越しを見計らって、放飼場ももうちょっとちゃんと撮ってこようと思います。
今の時期の動物園は親子が沢山
警察の車 Mestska Policieとあるので、地域警察?
観光地にふさわしくない人の取締りをしているのを何度もみかけました。
チェックアウトをして、荷物を預けてから最後の観光。ミュシャ・ミュージアムに向かう途中の郵便局で切手を買って、日本への手紙を投函しました。さて何日で届くか。
ミュシャ・ミュージアムは、カフカ・ミュージアムと違って明るい雰囲気です。知っている画家だけど、今までじっくり見たことが無かったので、ここも楽しむことが出来ました。
カフカの生家のあった場所
ショットグラスは小さいから、その分高い。でもついでに日本酒にぴったりのグラスまであって、見ていたら日本人の店員さんが出してくれました。もうこの際だと、両方お買い上げ。今回の旅行はコンサートとショッピングの旅という感じです。
折角暑くなったので、アイスクリームを食べてみました。アルマティでは食べられない先進国のアイスクリームの味・・・
そして、ユダヤ地区のシナゴーク巡り。に向かうのにミクラーシュ教会の前を通りかかったので、見てなかったなあと入ってみると立派なパイプオルガンがあります。そして今日の17時から1時間のオルガンとフレンチ・ホルンと声楽のコンサートがあり、チケットも安かったのでゲットしちゃいました。ついでにCDも。
シナゴークはハンガリーやスペインでも行きましたが、何となく寒い場所です。背負う重い歴史がそうさせるのか、特にピンカスシナゴークは寒い。旧ユダヤ人墓地は旧というだけあって、1787年までで廃止された墓地で、家族ももう分からないのか、そのまま朽ちていくだけという感じの墓地です。カフカのお墓はここではなく、メトロA線のZelivskeho駅で降りて、岡の上にある新しいユダヤ人墓地にあるそうです。
スペインシナゴークは、とってもきらびやかなシナゴークで、他のシナゴークとはちょっと違う感じです。ここでもよくコンサートをやっています。
アルハンブラ宮殿に外見が似ているからと名づけられたスペインシナゴーク
中はシナゴークらしい装飾です
パイプオルガンもありました
Pizzeria RUGANTINO http://www.rugantino.cz/
ちゃんと釜がありました
焼いた後で具をのせたスタイル
聖ミクラーシュ教会でのコンサートは、開演30分前から教会に入ることが出来ますが、オルガンが後方にあるので、座っていると全然見えません。開演を待っていると外はにわか雨。でもコンサートの途中で晴れてきて、天窓から光が差し込んできたのがとても印象的でした。オルガンが聞きたかったら、ここはオススメです。
座ると、後方の上に演奏者がいます。
半分後ろを見ながら聞く人もいました。
外でビールを飲んだけど、中も素敵なつくり
空港到着8時10分。チェックインも簡単に済み、機内持ち込みの重量を測られることありませんでした。(もし言われたら、TAX Refundで見せなきゃいけないからと押し通すつもりでしたが)出国手続きも簡単に通過。商品と書類のチェックでは全く商品を確認することなくスタンプをバンバン押してくれて、返金カウンターも他に誰もいなかったので、並ぶ必要は無くてあっという間に終わりました。 これだけ空港でストレスが無いのも久しぶりです。チェコはもう旧共産圏とはいえない国だなあとつくづく感じました。
そして、ブダペストと比べると街自体が小さいのでどこでも歩こうと思えば歩けてしまう、そんなプラハのほうが個人的には好きかも。
運転手にあげたグラスは写真を撮るのを忘れてしまったのですが、これが今回購入したグラスです。
王宮のEgermanで購入
カフカミュージアムの近くのU Skopkuで購入
シェフチーク ロックグラス
シェフチーク ぐいのみ
本当にSakeというネーミングです。
市民会館のスメタナホール
今日はまず例の作り途中だったグラスを見に王宮のグラスショップに行かないと、と、メトロとトラムを乗り継いで行きましたが、トラムの駅からの道は進入禁止。警官にどうして?と聞いたら、「チャイナ・サミット」と言われ、トラムで2つ先で降りなさいと言われました。
トラムに乗ったついでなので、先にストラホフ修道院を見学しました。ここの図書室は本当に綺麗です。「哲学の間」は天井が高くて書架も高くて、ここでは働くのは結構体力いりますね。本を出し入れするときは、ハシゴをかけて登ったり降りたりしなきゃいけない。これって、重たい本をかかえてだと、結構大変なんです。そういえば、脚立の段数を数え間違えて、反対側に飛び降りちゃったことがありました。数冊かかえていると足元が見えないんですよね・・・なんて話はどうでもよくて、ここの図書室はとっても素敵な空間です。
ストラホフ修道院図書館の「哲学の間」の前
ガラスケースには海の生物の標本が並んでいます
哲学の間
「神学の間」への通路
通路にも本が沢山。しかも化石化?して真っ白なのは何故でしょう
「ストラホフ福音書」 9世紀のもの
神学の間の前に展示してあります
すごい装丁の本です
神学の間
こんな装丁の本も展示してありました
図書室から外に出て、ストラホフ教会(入り口から中を見るだけ)を見ようと思ったら、ゆきさんがいない。後ろには団体客ばかりになってしまったので、掻き分けて人ごみから抜けると、ゆきさんが「スリにあったみたい」というのでびっくり。バッグに手を入れられたと感じて振り返ったら、自分のお財布を持った女性がいて、「落ちてた」と言って手渡したということで、中身も抜かれていなかったから未遂で済んだのですが、本当に油断も隙もありません。おそらく、ゆきさんがすぐに気づいて振り返ったので、隠す余裕が無かったのだと思います。
プラハは当日参加できる市内観光ツアーが沢山あるので、そうした中に紛れ込んだり、観光客を装ったスリが多いのだと思います。その女性も男性とのカップルだったようです。
ストラホフ修道院から王宮への道
とりあえず大丈夫だったので、王宮を目指すと、正門もクローズ。今日は王宮は完全閉鎖ということだったのです。中にいる衛兵に聞くと、明日は大丈夫とのことでしたが、仕方が無いので、クリスタルのお店をチェックしながら、一昨日とは違う坂道を下って帰りました。王宮のショップの人も言っていたのですが、旧市街広場とその周辺よりも、王宮周辺の方がクリスタルの値段が安いように感じます。お土産用のクリスタルの小物とかはこの辺で調達すると良いかも。
ひさしまで手の入った建物 これはスグラフィット装飾
気を取り直して、お昼はちょっと奮発してカンパパーク。カレル橋の袂にある、とても眺めの良いレストランです。スープとカモのコンフィ。スープも濃厚で美味しかったですが、コンフィはうまく出来てて、とっても美味しい。今日もとっても暑くて、日差しがギラギラしている感じなのですが、ここの店内は涼しいので一息つけました。
食べていたら、カモの親子が姿を現しました。カモを食べている横に本物のカモ。複雑な心境でもなく、純粋にご馳走様でした。
カンパパーク店内から
橋の下から向こうの橋さらに・・・
トマトスープ
カモのコンフィ
川にはカモの親子が・・・
食事の後、歩いていてちょっと気になったショップがあって、入ってみたら、アンティークも置きつつ、昔のグラスを同じ製法で作っているという工房のショップでした。気泡の入り方とかが素敵で、値段もそれほど高くないので、ついお買い上げ。
アンティークグラスショップ とても親切な店員さんでした
その後でカフカ・ミュージアム。私は変身しか読んだことがありませんが、あんな救いの無い小説を書ける人ってどんな人なんだろうという興味もありました。ミュージアム自体は新しいのでとても綺麗ですが、所々空調が悪くてとても暑くて、説明をじっくり読めない場所もあり、エグイ展示物もあったりするので、なんだかなあという感じです。
そして、旧市街広場に戻って、エルペットに寄りました。ここも品数が豊富でとても良い店です。そして、ツェルトナー・クリスタル。やっぱりシェフチークがとても綺麗で、他とは比べ物にならないので、モーゼルは止めることにして、シェフチークのロックグラスを2個購入しました。ゆきさんはエルペットでシェフチークのタマゴ型の楊枝入れを購入。これも綺麗で可愛いのです。
そして、一旦荷物を置きにアパートに戻り、着替えて出直して、ミス・ビジューでビーズを買ってから、中華料理のマカオで夕食。久しぶりのご飯でほっとしました。冷めないように、保温器までテーブルに用意された店は初めてでした。青梗菜炒め、なす炒め、チャーハンと頼んだら2人では多すぎるくらいの量でした。料理がでも、どれもとっても美味しいのでオススメです。写真は撮り忘れた・・・
そして、いざ、市民会館のスメタナホール。20分前に行ったら入り口では行列。ホール前では1杯飲んでいる人がわんさか。今までのミニコンサートと違ってみんなドレスアップしてます。そして思った以上に日本人が沢山。着物を着てきている人までいました。プラハに住んでいるんでしょうね。
マーカルさんは1曲目・2曲目は老眼鏡をしてスコアを用意して指揮をしていましたが、ベト7ではさすが、眼鏡もスコアも無しでとっても楽しそうに指揮をしてました。指揮自体もとても分かりやすく、全身で表現しているので、音楽はもちろんですが、指揮を見てても楽しかったです。 アンサンブルのミニコンサートも楽しくていいですが、ラストにフルオケを持って来て良かったです。
天井にも落ち着いたデザインのステンドグラスが
チェスキー・クルムノフ城の塔から
でもいつも通り、念じれば晴れる!と勇んで出かけました。朝ごはんは集合場所に近いので、また市民会館のカフェ。さすがに平日のせいか、ほかにもちらほらお客さんがいました。集合場所には時間きっかりにミニバスが来て、運転手さん、ガイドさん、客は14人という構成でした。客の14人のうち、5人が日本人で、しかも一人旅の人たちばかりでびっくり。私たちと同じように公共バスで行こうと思っていたけど、ホテルの人にツアーのほうが良いと言われて、ホテルでここのツアーを紹介されたという人もいました。
菜の花ばたけ
街中ガイド中
昼食のレストラン 階段を登って、2階が店の入り口
メイン ジャガイモがメチャメチャ美味しかった!
デザートの写真は撮り忘れ~料理はツアー料金に含まれていて、飲み物代だけ別途支払いました。
食事の後は自由時間。食事中にしっかり晴れてきました。念じれば通じるものですね。自由時間は城の見学までの1時間半程度の時間しかなく、街の写真を撮ったり、塔に登ったりしているうちにあっという間に時間になりました。
スヴォルノステ広場
街の家も絵が描かれていてアミューズメント・パークみたいです
お城を眺められる広場から
ここの通りのお店は看板が面白い
何のお店だか一目瞭然のものもあれば、そうでもないのもあり
別の通りのバーの窓
木彫りのオモチャの店
こっちは本物
広場近くの狭い路地にあったお店
カヌーのトレーニングをする人も沢山いるそうです
お城は岩の岡の上
お城の中も絵がいっぱい
塔の建物も横の建物も絵が
塔を登る階段の丸窓から
真下の橋は昨日通れるようになったばかりでした
塔から城壁がよく見えます
そして城の中の見学はガイド付きで他の人たちと一緒に回ります。城の中は撮影禁止。ここの城は絵が書いてあるのは外だけではなくて中もでした。壁も天井も騙し絵。お金が無かったからかと思いきや、かなり裕福な一族だったそうです。そして、ここの城の外では熊を飼っているのですが、城の中には熊の毛皮の敷物が(もちろん、頭つき)。飼っていた熊が死んだら敷物にしてるのかなあと、ちょっと複雑な心境でした。
ここのお城の見どころは、ルートIでは最後の仮面舞踏会の間。なんとも明るい雰囲気の部屋です。 城の見学の後はもうプラハへ戻ります。帰りもなんとなくみんな同じ席につくというのが面白いです。が、車の左側に座っていたので、帰りは西日がとってもきつい。カーテンがついていないから、モロに日差しを浴びます。右側の座席は一人掛けですが、陽に当たりたくない人は、行くときから右側に座っておくことをオススメします。
チェコ文字で数字が書かれた時計
向かい合わせになった人におごって貰ったりもして、飲みすぎちゃいました。
カフェラテ
マラーストラナの聖ミクラーシュ教会
こんなオブジェも
王宮までの道も、通りによって趣が違っていて楽しめる
今まで働いていた人たちの登場
これから働く人たち
遠くの門番のところまで交代に向かいます。建物2階には鼓笛隊が
交代式が終わって、建物に入ります
ミュシャのステンドブラス
色々なデザインのステンドグラスがあります
お昼ごはんは黄金小路の中にあるカフェ。初めてチェコ料理らしい料理を食べました。グヤーシュはハンガリーのものと違ってもっと煮詰めてあってストロガノフみたいです。クネドリーキもフワフワで美味しい。そして何よりもビール。
昼食後、そして黄金小路は本当に小道で、一階はどこもおみやげ物屋さんになっています。どこも小さくて天井が低くて、チェコ人は日本人並みに背が低かったのかと思ってしまうくらい。2階は天井の高さは普通で、窓は小さくて銃で敵を狙うための作りになっていて、甲冑などがおいてあるミュージアムになっていました。
黄金小路
ダリボルにまつわる伝説は15世紀末に遡るチェコのある田舎でのことです。厳しい圧制を強いていた領主に対して農民達が決起し、領主を追い出すことに成功します。その後の為政者として選出されたのがこのダリボル。誰からも信頼される人柄だったそうですが、これを聞いた元の領主が、当時のチェコを支配していた王ブラスチスラフ2世に彼を反乱の罪で告訴したために、ダリボルは投獄されたのです。バイオリンがうまくなったのは、投獄されてからの練習の賜物であって、もとからバイオリン奏者ではなかったのですね。 ガイドブックを鵜呑みにしてはいけない、という教訓になりました。
王宮からは、トラムに乗って帰り、例の両替屋で両替をしてからテスコで買い物をして、一度アパートに戻りました。食材もキッチンウェアもアルマティとは段違いの品揃えの良さ。比べる対象が間違ってるんですけど・・・そして荷物を置いて、ルドルフィヌムに歩いて向かいます。とにかく歩けてしまう範囲なのがプラハのいいところですね。
ルドルフィヌムに向かう途中で靴を買い、モーゼルとツェレトナー・クリスタルで物色。買うのは水曜日か木曜日と決めていたので、なんとなく安心して見られます。ツェレトナー・クリスタルで見たグラスがやっぱり綺麗で、あたりを付けられてちょっと安心。ぎりぎりコンサートに駆け込みました。
実は取った席は1列目の真ん中。本当なら3列目以降で聴きたかったのですが、もう売れているということでこの席になったのです。ところが行ってびっくり、S席には誰も座っていない。みんなA席かB席に座っていて、何故か私たちだけが1列目の中央に座っているという、とっても具合の悪い構図になってしまいました。
でも、コンサート自体はとっても良くて、8人の息もぴったり。コンマスもとても上手で、コントラバスの弦が振動しているのまで見える位置で楽しめました。
夕食はちょっとアッサリしたのを食べたかったのですが、適当な店が見つからなくて、結局レストラン・ムハ。私たちを含めて4組の客のうち3組が日本人という、なんとも言えないお店でしたが、ビールもとても冷えていて美味しくて、料理も良かったです。
カレル橋から
今日は朝からとっても良い天気です。そして今朝も昨日と同じ物音で目が覚めちゃいました。どうも、ゴミの回収車のような気がする・・・
今日こそはカレル橋を渡ろうと、出かけていき、まずはコーヒーショップでラテを一杯。知らない名前のカフェでしたが、スターバックスなどと同じようなチェーン店らしきお店でした。味もそれほどでなくて残念。そして、ついでだから両替していこうかと思ったら、一昨日のお店はお休み。日曜日だからなのか、臨時休業なのかはよく分かりませんでした。
3日目なのでようやく分かってきたのが、両替屋の料金表示。表の看板には、sellの価格だけ、もしくはsellと高額のbuyの価格出ているだけの場合があり、低額のbuyの価格が看板の下のほうに小さい文字で書かれていることもあります。どう考えても外貨からコルナに替える低額buyの客が一番多いはずだし、高額buyの場合30,000コルナ以上というところがほとんどで、それって1,600USDは換えないといけない価格です。そんなレートが大きく表示して、客を誘うのってひどいですね。しかも店によって書き方がまちまちで、しかもレートが結構違うので、勘違いしてレートの悪い店で替えてしまいそうで、プラハでの両替は気が抜けません。
ということで、両替は出来なかったので、両替屋さんの前の道をそのまま抜けていって、ベツレヘム礼拝堂の前を通ってカレル通りに出て、カレル橋にたどり着きました。もうそれなりの時間なので人もだいぶ増えていますが昨日ほどではなく、また午前中のほうが王宮も逆光にならないので橋からも見やすいです。
橋の上では演奏する人もいれば絵を売る人も。許可制になっているみたいです。
王宮側にはこんな場所も
カレル橋を渡りきり、フランツ・カフカミュージアムの前を通り過ぎて、川沿いの公園を抜け、お隣のマーネス橋をまた渡ります。混んでいるカレル橋を隣の橋から見るのもいいものです。そして、マーネス橋を渡ったところにあるのがルドルフィヌム。ここにもドボルジャーク・ホールという立派なホールがありますが、小ホールでのコンサートの売込みに遭遇。明日のチケットを200コルナ割引するというので、明日は休養日にしようかと思っていたのですが、衝動買いしてしまいました。
王宮に向かって飛行機雲が
そして、お昼ご飯は、インターコンチでサンデーブランチ。屋上のテラス席に座れたので、のんびり景色を眺めながらのランチになりました。
前菜はビュッフェスタイル
メインはメニューを見て注文
お昼ごはんをたっぷり食べたので、王宮まではレトナー公園経由で散策しながら。チェコ橋を渡って、レトナー公園へ階段を登りました。展望台に登ると、ここがよくプラハの風景として紹介される写真に近い場所。
ちょっと角度が違うので、王宮に向かって歩いて行くと見つけました。橋がいくつも見える絶好のポジションです。でもとにかく今日は暑い。あまり長居は出来ず、また王宮に向かって公園の中を歩きます。
カレル公園のベルヴェデーレ宮殿脇
フラッチャニ広場
ベルヴェデーレ宮殿は改装中だったので、一度トラムの通りに出ましたが、カレル庭園は通り抜けられました。そして小さい橋を渡って王宮へと入ります。到着したのは第二の中庭。それほどの時間の余裕が無かったので、プラッチャニ広場に出て、シュテルンベルク宮殿の王立美術館へ行きました。
ここにはエル・グレコ、ゴヤ、ルーベンス、レンブラントなどがあるというのに見つからず、聖イジー修道院と展示場所が交代になったかと思いきや、目立たないところに階段があって、それを登らないといけなかったのでした。危うく目的のものを見のがすところでした。ルーベンスは点数も多いですし、その他も結構見ごたえのある美術館です。
聖ヴィート大聖堂
雲の十字架
そして、王宮内に戻り、黄金小路手前の黄金小路はその手前でチケットをチェックされるのが分かったのでまた戻り、聖ヴィート大聖堂の後ろにあるカフェでビールを飲みながら聖イジー教会のコンサート開始を待ちました。
聖イジー教会
聖イジー教会にはオルガンは無いですが音響は良い教会です。ただ、VIP席というのは礼拝用の席の前に置いた椅子の席で、今回はやたらVIP席を売っていたらしく、置いてあった分では足りなくてまたその前に椅子を出したりしてました。前から3列目に座っていたはずが、いつのまには6列目になってました・・・あんまり前に座ると見にくいからいいんですが、なんだか釈然としない感じでした。
曲はパッフェルベルのカノン、モーツァルト、ビバルディの四季など、有名どころばかりの観光客向けコンサートで、1時間ちょっとの割にはチケットが高い。ソロバイオリニストのオバちゃんは、かなり性格の強そうな人で、こんなに元気なビバルディの秋を聞いたのは初めてだなあという感じでした。
旧登城道から
旧登城道から
コンサートが終わって19時半。でもまだまだ明るいのです。なので、歩いて王宮から下って、また王宮側の川に近い辺りの道を歩いてカレル橋を渡って戻りました。戻りながら像をみていると、みんなが触っていて一部分だけ光った像が。一番古い聖ヤン・ネポムツキー像でした。触って願い事をすると叶うといわれているそうです。何かお願いしないとと、「ナーチュが元気でいますように!」と言ったら、同行のゆきさんに「ダンナさんは・・・」とつっこまれてしまいました。忘れてました、すみません。
みんなが触るところだけ元の色が
夕食は、昨日登った旧市庁舎から見えたホテル屋上のレストラン。U Princeで食べました。お昼に沢山食べたのもありますが、暑さで食欲もそれほど無く、アッサリしたものが食べたいということで、白をグラスで注文し、料理を2点。ワインはあまり冷えてなくて残念。料理は十分な量でした。旧市街広場のライトアップを待っていたのですが、なかなか陽が暮れず、なんと21時からでした。夏の観光は陽が長くて時間たっぷりです。
U Prince屋上から旧市街広場