珍しく3連休が取れるということで、折角だからビシュケクとイシククリに行こうということになりました。実は、アルマティに来たころに一緒にテニスをし
ていたマキちゃんが、今はビシュケクで働いているので、色々っていうか、全部アレンジをお願いしての安心旅行です。急遽、Mさんも同行することになったの
で、心強い旅行になりました。
ビシュケクまでは、長距離バスも走っていますが、途中休憩が多くて時間がかかるということだったの
で、タクシー移動を選択。自家用車でという選択ももちろんあるのですが、距離があるのと、キルギス内をアルマティナンバーで走ると警察にやたら停められて
せびられるという情報もあり、キルギスナンバーのタクシーをチャーターしました。本来4人集まると出発なのですが、後ろ3人で長距離はきついし、4人分払
うからということで1台チャーターって感じになりました。タクシー代は、宿泊先のホテルまでで8,000テンゲ。でも、運転手はショバ代2000テンゲを
支払ってたので、これでガソリン代も考えたら手取りってすごく少ない。なんだか申し訳ないような感じです。
道中は雨が降ったりやんだりのお天気で、エアコン無しでの移動にはとってもありがたい天気でした。途中、トイレ休憩をしたところは、割と新しく建てられ
た感じのトイレで、無料だけどツバメのフンだらけでうひゃ~って感じ。でも誰もいなかったので、写真も撮ってきちゃいましたよ。公衆トイレっていうと、こ
んな感じのところが多いです。
トイレの横には不思議な建物が。
もちろんドア無し
これでもかなり綺麗なトイレ
国境に到着する頃からとっても良い天気になりました。ここが最大の関門で、何時間かかるかはそのときの運次第。4時間かかったなんて話も聞くので、ドキ
ドキですが、今日はゲートが見えるあたりから渋滞が始まり、これくらいなら早そうだねえって言っていたのですが、なかなか車が進みません。Mさんが以前
通ったときは、出入国手続きのところが混んでいてかなり待たされたということだし、タクシーの運転手はキルギス入国が簡単だからとりあえず渋滞中の車は置
いて、先に手続きをして、キルギス側でタクシーと落ち合うことにしました。
でも今回は出入国手続きはあまりかからず、ものの20分くらいでキルギス側に出らちゃいました。なのに、車がなかなか通してもらえないらしく待
てどもなかなかやってこない。まさか、Uターンして帰っちゃったりしてないよねえ~なんてちょっとハラハラしながら待っていましたが、ちょうど同じタイミ
ングでキルギス入国したおじさんは、もう2時間かかってるなんて言うので、じゃあ私たちのタクシーはこのおじさんの車が来てから?なんて思って、2時間待
ちを覚悟してました。
でも、とっても炎天下で2時間は辛いと、日陰になっている場所で待っていたら、「ここはセキュリティゾーンだから、あっち
(日向)で待て」と注意されました。が、カザフ人は簡単に引かない。「こんな暑いところで20分も30分も待てないわよ」とか、「さっさと通さないあんた
らが悪いんでしょ」とか、文句の言い放題。それでも、3回くらい言われて仕方なくみんな日向に移動しました。ちなみにキルギス側国境がどんな感じか、もっ
とよく見たい方は
こちらでどうぞ。
待っている間に道の反対側にちっちゃいマガジンがあったので、そこでちょっと両替したり、水を買ったりしてい
たら、ようやくやってきました。国境通過に1時間半かかった感じです。ちなみにこの国境のマガジンは、テンゲからスムのレートは案外良くて、街中の方が悪
いくらいでした。
キルギスに入ってからは街中も渋滞は全く無くてスムーズに、と思いきや、車がオーバーヒート寸前に。運転手がジャボジャボ水をかけて、なんとかホテルま
で到着。アルマティでタクシーで出発したのが8時半ごろで、ホテル到着は1時40分位だったので、約5時間かかった感じです。マキちゃんもホテルで待って
いてくれたので、すぐにチェックインして、Mさんのホテルに移動してチェックイン。その後ファイーザにお昼ご飯を食べに行きました。
ファイーザではアクローシュカという冷たい白いスープ2人前と、ラグマン、プロフ、サラダ、リピョーシカを1つづつ注文してシェア。あとお茶を注文し
て、全部で500スム弱。1500円くらいなので、一人400円弱。や、安い!アルマティよりもみんな量が多いので、4人でこのくらいで十分食べ応えがあ
ります。
そして、驚いたのは味が全然違うこと。アルマティのプロフって、油ギトギトなんですが、ここのプロフはパラパラチャーハンみたいなのです。
食べた後は、おみやげ物屋さんめぐり。アルマティの半額かそれ以下で買えるので、帰国に備えて色々買いだめすべしとまずはツムへ。ここでまた驚いたの
は、アルマティのツムよりもずっと小さいものの、店内が明るくて綺麗なこと。おみやげ物屋さんも雑然としていなくて、なんだかみんな綺麗に見えるから買う
気になります。ツムの後、クワスを飲んだりしながらそぞろ歩き。車が少なくて、歩道が広いので、歩きやすいです。
1年中交代で立ってるらしい
ムービー360°見る?
そして、念願の
トゥマールへ。トゥマールはフェルトの置物とか小物
とかのお店なのですが、とっても出来が良くって、アルマティでもいいなあと思うと大概トゥマールで、そして値段が高いのです。本場キルギスの本店は今改装
中で、バス停のキオスクを改造したお店で営業していますが、そこで買ってもアルマティの半額かそれ以下で購入できます。ここで、ラクダの置物を購入。ナー
スチャよりも大きいですけど、とっても可愛い。Mさんはこれの馬をお買い上げです。馬もとっても素敵なので、次回はこれもゲットします! あんまり可愛い
ので、Mさんが泊まったホテルの中庭で撮影。
夜ご飯は、日本家庭料理の「亘」。ここで豚の角煮、から揚げ、キュウリとワカメの酢の物とか色々懐かしい味を楽しみました。アルマティでは日本料理というと高級店ばかりなので、こういうお店があると息抜きできるんですけどね。