今日もカザフで元気ゲンキ!

カザフスタンのアルマティに住んでいた2006~2009年の記録です。

キルギス旅行3日目

2008-07-21 22:52:13 | 海外(カザフスタン以外)

朝日の眩しいイシククリ湖



 朝日が登るのを見ようかと思ったのですが、雲が出ていたのでそのまま二度寝して、7時ごろ浜に出てラクダ(命名:ボタ)の撮影。まだ涼しくて、でも眩しいくらいの日差しでとっても良いお天気になりました。


朝は風もなくて、波も無い

 朝ごはんはカーシャ。おかゆみたいな、重湯みたいなドロドロで甘いやつです。これが熱いうちじゃないと不味くなるのですが、口内炎が出来てしまって熱いのは食べられず、二口ほどで断念。


昨日は雲がかかっていた北側の山々



 朝ごはんのあと、また浜辺でボーッとして、11時にチェックアウトして出発。ビシュケクには2時過ぎに到着しました。帰りは下りだから?3時間で帰ってきちゃいましたよ。
 途中で食事をするのはリスキーだからとビシュケクまで帰って来たので、まずはご飯でしょとジャララバードに行きました。ファイーザよりも味が濃い目。建物は一見の価値ありの店です。


シャシリク係のお兄さん


アルマティのシャシリクより小さめ

  食事のあと、オートバクザールまでタクシーで移動して、そこでアルマティ行きのタクシーを見つけて出発。帰りの料金は家までで9,000テンゲ。国境は ちょっと遠回りにはなりますが、混んでいないからということで往路とは違うところを通り、30分で通過しました。4時出発で家に到着が8時45分くらい。 アルマティ市内が渋滞していたので、まあ早い時間に到着できたと思います。

 家に到着してからテレビを見ていたら、まさに今日通った イシククリからビシュケクへの帰り道の途中で何かあったらしいというニュースがありました。カザフ語のニュースだったので何を言っているか全く分からず、 ロシア語ニュースを待っていたのですが何度もカザフ語ニュースを繰り返すだけだったので諦めて寝ちゃいましたが、あとでアルマティからイシククリに向かう バスが事故にあって、10人亡くなりましたというニュースだったことを知りました。確かにあまり整備の良くない道なので、さもありなんという感じですが、 もしバス移動だったら乗ってた?とか思うとぞっとしますね。今度行くときは、もうちょっとスピードを控えてもらおう・・・

ちなみにお留守番ナースチャはボタがとっても気に入ったようです。
スリスリムービー見る?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キルギス旅行2日目

2008-07-20 22:25:48 | 海外(カザフスタン以外)


 今日もまたタクシー移動から始まります。8時過ぎにホテルを出発。マキちゃんとニイさん(勝手に命名)、Mさんとダンナと私の5人でイシククリに行きま すが、タクシー2台に分乗しての移動です。これが往復1600ソム(約4,800円)/1台。すんごく飛ばす運転手だったのでヒヤヒヤしましたが、それで も景色を楽しみつつ移動しました。

 カザフスタンで郊外に出たのはアルマティからチャリンキャニオンとかカプチャガイ湖に行ったとき位なのですが、ほんの一山超えたところなのにやっぱり違 いますね。 まず、街道沿いに町がある。カザフスタンだとアルマティの街を出ると、街道沿いにあるのは客目当てのカフェとかガソリンスタンドとか、あとは 物売りの人とかが多くて、人が住む小さい町は街道からさらに道を入った奥に広がっていることが多いのですが、キルギスだと街道沿いに町があって、その町は 街道を挟んで両側に広がっています。なので、車で町を通り抜けるときは人が沢山横断していたりするので結構怖い。
 そして必ず町のモスクが街道沿いにあります。町のモスクは大概小さいけどとても綺麗な建物で、しかもそれぞれ趣向をこらしてあるので見ごたえもあります。
  あと、キルギスは家の塀がきれい。アルマティは、セキュリティのためなのか、一軒家の地区では工事現場のような金属板で敷地を囲っている家が多くて、庭を どれだけ綺麗にしていても道からそれを見ることが出来ない家が多いのです。だから道を歩いていても工事現場の脇を歩いているような感じで、なんだか物騒な 場所を歩いているような気がしてしまいます。街道沿いの家もそういうところが多いのですが、キルギスでは、木の柵だったり、石積みの塀だったり、ちゃんと 家って感じなのですね。
 それと、キルギスは街道沿いで色々名産品とかを売っている店は、ユルタを使っていることが多いです。こんなにユルタを沢山見たのは初めてってくらいユルタが多い。カザフスタンには無い光景ですね。ビシュケクからイシククリに近づくほど、そうしたユルタが沢山あります。
 車の中から写真を撮りたかったのですが、とてもそんな余裕のある運転じゃなかった。。。

 さて、イシククリに行くときも途中で1回休憩をして、そのあと山道に入り、どんどん登って行くとゲートがあって、そこからすぐにイシククリ湖が見えるよ うになります。にしても、このイシククリ湖って大きい。アルマティのカプチャガイも琵琶湖よりも大きいそうですが、調べてみたらイシククリ湖は琵琶湖の約 9倍で、1周すると700kmもあるそうです。

 イシククリ湖は、地図で見るとアルマティのすぐ南で、ビシュケクまでの半分以下の距 離しか無いのですが、4000mを超える山脈でさえぎられているのでぐるっと遠回りをしないと行けないのです。峠越えの道を作っているという話も聞きます が、それこそアルマティのメトロと同じでいつ出来るかは神のみぞ知るって感じなので論外で、とにかく時間がかかる場所なのですが、それでもここは来るべき 場所ですね。



3件長屋ロッジ

 今回は、イシククリ湖でも比較的ビシュケクに近い位置にあるRoyal Beachというロッジが沢山ある施設に泊まったのですが、ここは入り江のようになった場所でプライベートビーチもあります。3食付で、3人用の部屋が3 食付で1泊5100ソム。(日本円で約15,500円)ハイシーズンのイシククリにしてはお手ごろな値段のところです。






 プライベートビーチで混んでいないので、のんびりボーッとできてとっても良かったです。何よりも、この時期に涼しい場所に行けるのが最高。夜 はちょっと厚めの長袖が欲しくなるくらい涼しいです。でも、空気が澄んでいるせいか、1800mという高度のせいなのか、凄く日差しがきつくて痛いくらい でサングラス必須ですね。湖は砂浜がありますが、湖に入ると石がごろごろしていて、それを超えると水草が生えているので、踏みたくない人はサンダルを履い て泳ぐ方がよいです。 夜、月がとっても綺麗で、湖面の月の道がとっても美しくて、散歩をするのもまた良い感じでした。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キルギス旅行1日目

2008-07-19 22:17:38 | 海外(カザフスタン以外)


 珍しく3連休が取れるということで、折角だからビシュケクとイシククリに行こうということになりました。実は、アルマティに来たころに一緒にテニスをし ていたマキちゃんが、今はビシュケクで働いているので、色々っていうか、全部アレンジをお願いしての安心旅行です。急遽、Mさんも同行することになったの で、心強い旅行になりました。

 ビシュケクまでは、長距離バスも走っていますが、途中休憩が多くて時間がかかるということだったの で、タクシー移動を選択。自家用車でという選択ももちろんあるのですが、距離があるのと、キルギス内をアルマティナンバーで走ると警察にやたら停められて せびられるという情報もあり、キルギスナンバーのタクシーをチャーターしました。本来4人集まると出発なのですが、後ろ3人で長距離はきついし、4人分払 うからということで1台チャーターって感じになりました。タクシー代は、宿泊先のホテルまでで8,000テンゲ。でも、運転手はショバ代2000テンゲを 支払ってたので、これでガソリン代も考えたら手取りってすごく少ない。なんだか申し訳ないような感じです。

 道中は雨が降ったりやんだりのお天気で、エアコン無しでの移動にはとってもありがたい天気でした。途中、トイレ休憩をしたところは、割と新しく建てられ た感じのトイレで、無料だけどツバメのフンだらけでうひゃ~って感じ。でも誰もいなかったので、写真も撮ってきちゃいましたよ。公衆トイレっていうと、こ んな感じのところが多いです。


トイレの横には不思議な建物が。


もちろんドア無し
これでもかなり綺麗なトイレ

 国境に到着する頃からとっても良い天気になりました。ここが最大の関門で、何時間かかるかはそのときの運次第。4時間かかったなんて話も聞くので、ドキ ドキですが、今日はゲートが見えるあたりから渋滞が始まり、これくらいなら早そうだねえって言っていたのですが、なかなか車が進みません。Mさんが以前 通ったときは、出入国手続きのところが混んでいてかなり待たされたということだし、タクシーの運転手はキルギス入国が簡単だからとりあえず渋滞中の車は置 いて、先に手続きをして、キルギス側でタクシーと落ち合うことにしました。



 でも今回は出入国手続きはあまりかからず、ものの20分くらいでキルギス側に出らちゃいました。なのに、車がなかなか通してもらえないらしく待 てどもなかなかやってこない。まさか、Uターンして帰っちゃったりしてないよねえ~なんてちょっとハラハラしながら待っていましたが、ちょうど同じタイミ ングでキルギス入国したおじさんは、もう2時間かかってるなんて言うので、じゃあ私たちのタクシーはこのおじさんの車が来てから?なんて思って、2時間待 ちを覚悟してました。
 でも、とっても炎天下で2時間は辛いと、日陰になっている場所で待っていたら、「ここはセキュリティゾーンだから、あっち (日向)で待て」と注意されました。が、カザフ人は簡単に引かない。「こんな暑いところで20分も30分も待てないわよ」とか、「さっさと通さないあんた らが悪いんでしょ」とか、文句の言い放題。それでも、3回くらい言われて仕方なくみんな日向に移動しました。ちなみにキルギス側国境がどんな感じか、もっ とよく見たい方はこちらでどうぞ。
 待っている間に道の反対側にちっちゃいマガジンがあったので、そこでちょっと両替したり、水を買ったりしてい たら、ようやくやってきました。国境通過に1時間半かかった感じです。ちなみにこの国境のマガジンは、テンゲからスムのレートは案外良くて、街中の方が悪 いくらいでした。
 キルギスに入ってからは街中も渋滞は全く無くてスムーズに、と思いきや、車がオーバーヒート寸前に。運転手がジャボジャボ水をかけて、なんとかホテルま で到着。アルマティでタクシーで出発したのが8時半ごろで、ホテル到着は1時40分位だったので、約5時間かかった感じです。マキちゃんもホテルで待って いてくれたので、すぐにチェックインして、Mさんのホテルに移動してチェックイン。その後ファイーザにお昼ご飯を食べに行きました。

 ファイーザではアクローシュカという冷たい白いスープ2人前と、ラグマン、プロフ、サラダ、リピョーシカを1つづつ注文してシェア。あとお茶を注文し て、全部で500スム弱。1500円くらいなので、一人400円弱。や、安い!アルマティよりもみんな量が多いので、4人でこのくらいで十分食べ応えがあ ります。
 そして、驚いたのは味が全然違うこと。アルマティのプロフって、油ギトギトなんですが、ここのプロフはパラパラチャーハンみたいなのです。



 食べた後は、おみやげ物屋さんめぐり。アルマティの半額かそれ以下で買えるので、帰国に備えて色々買いだめすべしとまずはツムへ。ここでまた驚いたの は、アルマティのツムよりもずっと小さいものの、店内が明るくて綺麗なこと。おみやげ物屋さんも雑然としていなくて、なんだかみんな綺麗に見えるから買う 気になります。ツムの後、クワスを飲んだりしながらそぞろ歩き。車が少なくて、歩道が広いので、歩きやすいです。

1年中交代で立ってるらしい
 ムービー360°見る

 そして、念願のトゥマールへ。トゥマールはフェルトの置物とか小物 とかのお店なのですが、とっても出来が良くって、アルマティでもいいなあと思うと大概トゥマールで、そして値段が高いのです。本場キルギスの本店は今改装 中で、バス停のキオスクを改造したお店で営業していますが、そこで買ってもアルマティの半額かそれ以下で購入できます。ここで、ラクダの置物を購入。ナー スチャよりも大きいですけど、とっても可愛い。Mさんはこれの馬をお買い上げです。馬もとっても素敵なので、次回はこれもゲットします! あんまり可愛い ので、Mさんが泊まったホテルの中庭で撮影。



 夜ご飯は、日本家庭料理の「亘」。ここで豚の角煮、から揚げ、キュウリとワカメの酢の物とか色々懐かしい味を楽しみました。アルマティでは日本料理というと高級店ばかりなので、こういうお店があると息抜きできるんですけどね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

またもや、事件が

2008-07-07 12:41:10 | アルマティ生活
 夏になると旅行者が増えるアルマティですが、今年もまた日本人旅行者が被害を受けるという事件が起こってしまいました。

 所持品をすべて奪われて、顔かたちが全く分からなくなるまで殴られている男性が警察に保護され、どこの誰だか判別できないまま救急病院に搬送されたのは先週水曜日のことです。意識が戻っても顎が割られているため、話が出来る状態でなく、筆談でようやく書いたJAPANという文字で日本人だと判断され、在アルマティ日本大使館駐在官事務所に連絡が来たのは、翌日のお昼頃。救急病院に出向いた大使館のローカルスタッフの女性は、あまりのひどいありさまに一日食事が出来ないほどだったそうです。

 とにかく顔だけを狙って殴られているため、脳に異常が無いかを調べなければならないということになったのですが、救急病院にはCTが無いため、(アルマティにはCTがほんの数箇所の病院にしかありません)金曜日に別の病院に救急車で搬送して検査を行い、脳には異常が無いとのことで一息つけたそうです。

 まだ、どういう状況でそのような暴行を受けたのかは分かりませんが、警察に保護された場所は、トレビ通りとあまり聞き覚えの無い通りの交差点付近(街の西寄りだと思います)だということで、あまり治安の良くない当りだそうです。保護したときにかなりお酒の臭いがしていたということですが、とにかく顔だけが殴られていることが普通の暴力事件と異なっていることから、警察も早く事情徴収を行いたいと言っているそうです。

 正直なところ、今のアルマティは治安が悪いです。アルマティの町並みは、ソ連時代のくすんだ建物が多くて、ところどころ新しく建てられた高級マンションが高くそびえているという感じで、どこを見ても同じような感じなので、旅行者にはあまり判断が出来ないと思いますが、在住の日本人は安全と思われる場所にしか行きませんし、夜に出歩くときは必ず車で動き、それなりの自己防衛をしつつ生活しているような街になっています。タクシーでの犯罪も多いことから、仕方なくタクシーを使うときは、恐る恐るという状態です。
 実際に、救急病院はカザフ人とか外国人とか関係なく暴力を受けた被害者で溢れていて、医者が悲鳴をあげるほど忙しい状態だそうです。それでも、このような暴力事件が頻発していることは、全くマスメディアには発表されません。カザフ人でも、身近に色々起きたことを聞いて、治安が悪くなっていることを推測している程度です。
 
 ただ、欧米からの旅行者でこうした被害を受けて救急病院に来ている人はいないということなので、やはり日本人旅行者は自己防衛という意識があまり無いのではないかと思います。カザフスタンでは英語が通じるのは高級ホテルだけ。ウズベキスタンやキルギスのように、ロシア語が話せない人がふらっと旅行できるような国ではないということを認識した上で旅行を楽しんで欲しいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする