今日もカザフで元気ゲンキ!

カザフスタンのアルマティに住んでいた2006~2009年の記録です。

カザフスタンから見た日本

2006-06-30 01:35:06 | カザフスタン情報
私が海外に初めて行ったのは、もちろん観光でパッケージツアーを利用してですが、9年前になります。それ以来、計5回しか海外旅行の経験は無いのですが、どこもパスポートさえ有効期限内であればビザは不要という国だったので、今回のアルマティに来るときに初めてビザを取得したことになります。

現在、カザフスタンに日本人が入国するにはビザが必要で、その手続きには在日カザフスタン大使館に書類を提出して10日程かかりますが、実際には航空券の手配の際に旅行代理店にやってもらう場合が多いと思います。招待状は不要になったということで、手続きが簡単になっていますが、逆にカザフスタンの人が日本に行くにももちろんビザが必要なのですが、その手続きが結構大変なのだそうです。
 何が一番大変かというと、日本のビザを取るには、日本在住の保証人の証明が必要という関門です。保証人は日本人でなくても良いのですが、これがたとえほんの3日の観光であっても必要になるのです。なので、例えば日本で行われる国際試合に出るとかであれば、その大会主催者が保証人になるわけですね。最近はようやく日本の旅行代理店を保証人にして入国するルートが出来て、ようやく少しずつ日本を旅行する人がふえてきているそうです。とはいえ、滞在費が高いですから、月収3万円程度という一般のカザフ人にはまだ日本は夢の国でしかなく、オイルマネーで潤った層の人に限られるというのが現状だと思います。そして、それはどこの先進国に行くにしてもカザフスタン国民にとっては必要な関門になるわけです。

 そういう事情を知ると、日本人というだけで世界のどこにも気楽に出かけられる、今の日本という小さな国の凄さと、そこに生まれた自分の恵まれた環境に気づかされます。そして独立して15年になるカザフスタンが、例えば15年後、世界でどのようなポジションを占め、どのような国に変わっているのだろうとこの国の今後の変化が楽しみなような気がします。

現在のカザフ人にとって、日本との接点というのは、まず車。アルマティ市内を走っている車の半分は日本車と言っても過言ではないのではないかと思います。もちろん中古がほとんどですが、新車も思いのほか見かけます。特に多いのはトヨタ、スバル、そして日産。三菱やホンダは少ないです。日本で中古車を買うとき、おそらく5年を過ぎたもの、10万キロ走ったものは値段も落ちるし、買い手もつきにくいというのが現状ではないかと思います。そうした中古車が海外の色々な国に輸出されているというわけです。特にカザフスタンでは、2005年の輸入台数が前年の70倍にもなったということですが、街に出ればとにかく日本車が多くて、数字で報告された現状を目の当たりにすることが出来ます。

 そしてもちろん電化製品。ここアルマティではSONYよりもPANASONICの方がなぜか人気があるようです。おそらく、SONYよりも値段が安く、種類も豊富なことが原因ではないかと思いますが、テレビの売り場を見てもPANASONIC製品が充実しています。

 さらに和食。日本人が経営している店は無いのですが、ロシアのチェーン店などの寿司を出すレストランは軽く10軒を超えます。例えば、ラムストールに入っているレストランでもメニューに寿司がありますし、レストランでなくても、ダスタルハンのテイクアウトコーナーには海老やアナゴ(うなぎ?)等の握り寿司が売っています。ただやはり内陸国であるために魚はとても高いので、必然的に寿司も高いわけですが、それでも食べたいと思う人がいるというのは、日本人としてとても嬉しい限りです。冷凍ものを使った、しかもちょっと乾いてしまった寿司が並んでいるのを見ると、これを寿司だと思われるのもなんだか悲しいなあと複雑な心境になりますが、こうしてまったく環境の異なる国に受け入れられる食文化を持つ日本という国を誇らしくも感じたりするのです。
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やっぱりやられてる

2006-06-29 22:26:16 | アルマティ生活
昨日ガソリンを入れて、家に帰って来た時に走行距離のメーターが15kmだったのに、今日の午後に乗ったらなんと50km。ダンナの会社と家を3往復しただけのはずなので、往復7kmを3回で21km。どう考えても35km程度のはずなのです。そこに、運転手の家までの往復を足すと、ちょうど50kmくらいになるはずなのですよ。やっぱり会社に車を置いて帰って、また翌日会社に車を取りに行ってうちに迎えに来るのは面倒だから、家まで車で帰ったんでしょうね。あと数日だから不問にしますけど、彼の次の就職先には当然報告します。日本人舐めたらあかんでえ~

バザールに行ったら、果物の種類が増えてました。先週辺りからラズベリーが出てはいたのですが、他にもベリーっぽいもの。桃のようなスモモのようなものとか、葡萄とか。そしてスイカ。でもまだスイカはやめておいたほうがいいそうです。というのは、最初のころのスイカは、甘くするための薬が使われていて、それが体に合わない人はお腹を壊すこともあるということなんですね。腸が弱い私は避けた方が無難なようです。もう少しして、1kgが30テンゲ!くらいまで値段が下がれば大丈夫だそうです。
日本だとラズベリーを生で食べる機会って少ないので、果物の多いこの季節は楽しみが増えますね。
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今日は吉報

2006-06-28 20:18:16 | アルマティ生活
今度日本に帰国することになった人から、色々頂き物をしてしまいました。とにかく物の無い我が家においては宝の山みたいな頂き物で、大感謝。にわか物持ちになって、とっても裕福になった気分です。特に日本の食料品は、一時帰国とかの際に手荷物制限ぎりぎりまで詰め込んで持って来たにちがいない貴重な品ですし。

運転手の件ですが、早速一人見つかって、ダンナが面接して決定しました。これまで日本人の運転手の経験は無いので、慣れるまでちょっと大変かもしれませんが、まあとりあえずまじめに長く勤めてくれる人であればいいなあと。人を雇うのって大変です。ロシア語がもう少し話せるようにならないと、メイドを雇う気になんて絶対ならないなぁ。

そういう言葉の問題があるので、子供がいて、ベビーシッター兼メイドを雇っている人とかは、私の何倍も大変なんだろうと思います。子供がいない分、気楽に楽しめる部分が多いわけで、こんな風にのんびりブログも書けるわけですね。
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お店めぐり

2006-06-27 01:07:31 | アルマティ生活
 とりあえず運転手はいないと困るので、一番最初に来てもらった、とっても良かった運転手さんに、誰か紹介してくれないかと頼んでみました。ついでにもし見つからなかったら、見つかるまでの期間を前回と同じ条件でお願いしますということで。快諾してくれたそうで、ほっと一安心です。

先週いらした奥さんと一緒に韓国食材店めぐりをしました。やはり日本人として一番気になるところが韓国食材店だと思います。特に、日本食材店が無いカザフで、多少なりとも日本のものが置いてあるとなればなおさらですね。ウーリーシクプンでは冷凍のマグロがあったので、購入してみました。750gで3500テンゲ。なかなかのお値段ですが、日本でもマグロはそのくらいしますしね。美味しければいいんですけど。

そして、ラムストール。やはり、生活一般のものが一通り揃っているところを知っていれば何かと安心なので、ここは必須ですね。で、案内をしていて気づきました。先日までブルーシートがかけてあったクリーニング屋さんがオープンしているのです。ここしかクリーニング屋さんは知らなかったので、潰れたのじゃなくて良かった~
これで、一つ気がかりだったことが無くなって、一安心です
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またまた!

2006-06-26 20:44:35 | アルマティ生活
 また運転手問題。7月から雇うことになっていたドライバーが、いきなり値段を吊り上げてきたそうです。しかも1.5倍以上。すでにお互いが条件を確認して決定していたのに、直前になってまたそういうことを言ってくるわけです。でも、うちのダンナは即決型なので、お前は信用ならん、たとえ値段を下げてももう雇わないと、値段交渉もせずに帰したそうです。
ということで、また運転手探し。まあこれもめぐり合わせの問題ということで、気長にやるしかなさそうです。
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お好み焼きパーティ

2006-06-25 23:38:07 | アルマティ生活
歩いて6分くらいのところにある日本人のお宅でお好み焼きパーティをしました。実はこの企画は日本を発つ直前に決まっていて、このために日本からお好み焼きの素とかおたふくソースとか、お好み焼き具を一式持ってきたのです。集まったのは日本人4人とカザフ人の女の子2人。カザフ人とはいえ二人とも日本語はぺらぺらなので、会話は全部日本語です。話題が尽きなくて楽しいお食事会でした。

そして、先日の花火の疑問が解けました。なんとその家の向かいに建っている5階建てくらいの建物の屋上であげてるそうです。その建物の最上階にあるのが、先日食べに行ったルーフガーデンというレストランなのですが、どうやらそこでパーティの余興でやっているらしいです。なので、その日によって花火のバリエーションも違うらしいです。道理で音とかが近いと思った・・・。

あと、虹の話。やっぱり虹はよくかかるそうです。決まって二重の虹。日本にいたときは、多分生まれてから数えても両手で足りると思うくらいしか見たことが無いので、ここにいる間に堪能したいものですね。
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ラストだといいなぁ

2006-06-24 22:31:58 | アルマティ生活
またしてもトイレの修理。オーナーさんが言うには、前回は中国人だったから雑だったのだ、ということで、今回は別の人にがっちり取り付けてもらいました。これで最後だといいなぁ。。。でも前回も再度もれ始めたのは月曜日だったので、もうちょっと様子見です。

今日はそれほど激しい夕立でもなかったのですが、また虹が出ました。またまた二重の虹です。おまけに夜の10時からまた花火。今までで一番色々バリエーションに富んでいます。家にいながら色々と楽しめるのはありがたいです。
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歓送迎会

2006-06-23 22:22:06 | アルマティ生活
ダンナの職場の人がまた入れ替わるということで、後任の人も含めて歓送迎会。ダンナの事務所には日本人スタッフが3人しかいないのですが、その3人が1ヶ月半の間に全員入れ替わるというなんともすごい事態なのです。デメリットはアルマティ事情に通じている人がいなくなってしまったので、手探り状態になること。メリットは入国当初の色々なことを共感できること。
そして、今度来た方はご夫婦でいらしたので、たった1ヶ月の私が色々ご夫人のご案内などをすることになるのですが、これでもう一人じゃないと思うと、とっても心強いです。

歓送迎会の場所は、ジェティ・カズナーというお店。プロフとか、ラグマンとか、馬肉のソーセージとかを頂きました。美味しかったけど、お腹が苦しい。プロフというのは、中央アジアのピラフですね。ラグマンというのは、やはりウズベク料理で、ウドンのような腰のある麺です。汁ありと汁なしがあるそうですが、今日は汁あり。色々な野菜を結構細かく刻んだものが乗っています。
そして、このラグマンの麺は生麺でラムストールでも売っているとのこと。気づかなかったなぁ。。。今度買ってみよう。

今日もまた夜の10時に花火が上がりました。先週よりもちょっと小さくて、もしかしたら前回よりも遠い場所なのかもしれません。夏休み、だからこんなに花火が沢山あがってるのかな?
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暑いです・・・

2006-06-22 20:19:20 | アルマティ生活
ここ1週間、ものすごい暑さに見舞われています。毎日最高気温はかるく30度を超えているようで、日向はともかくジリジリと肌が焼ける感じです。これからまだまだ暑くなるという話で、アルマティがこんなに暑いとは思っていなかったので、7月に入ったらどうなるのかと考えるだけでクラクラしそうです。

とはいえ、日陰は案外涼しい。家の中は外よりもずっと涼しくて、陽が差していない側の窓を開けておけば、結構涼しい風が入ってきます。なので、実は未だにエアコンは使ったことがないのです。おそらく、冬の寒さを防ぐための分厚い壁が断熱してくれて、部屋の中までは入らないんでしょうね。
気温がどのくらいなのか、温度計を買ってきてみてみようと思いつつ、いつも忘れてしまう・・・
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ブレーキパッドの交換

2006-06-21 20:13:25 | アルマティ生活
 週末あたりから、ブレーキをかけると車の右リアから異音がするので、おかしいと思っていたのですが、原因はブレーキパッドが磨り減ってしまっていることでした。日本だと車検の時にチェックがあって早めに交換してしまうので、そんな音を聞いたことが無かったんですよね。原因が分かったので早速交換です。スバルに持っていくと高いけど自分が知ってるところは安いよ、と運転手さんが言うので、そこに早速出かけました。

 どんな修理工場に行くのかと思いきや、道の両側に小さいパーツ屋がずらりと並んでいる一帯に入りました。どの店も大きくても間口が10m程度で、小さいお店はせいぜい3坪ほどのお店が20軒くらい建っているのです。道路もボロボロなので穴を避けながら最徐行していたら売り込みの人が寄ってきて、運転手さんと交渉しています。どうやら、ブレーキの音ですぐに何をしに来たかが分かったらしく、盛んに売り込んでくるのです。そしてどうやら交渉が成立したらしく、少し戻ってお店の前に車を停め、店内でパーツを確認して購入しました。これが4500テンゲ。
 そして、パッドを持ってお店の外に出ると、もうジャッキアップしてタイヤを外しています。なんと店先の道路上で交換するんです。買ったブレーキパッドは2組で1セットなので、リアのブレーキパッドを左右とも交換して貰って、工賃1000テンゲを交換してくれた本人に渡しました。なんと、車を停めてから約15分で終了です。
 どうやら、車に寄ってきて交渉した人は営業兼修理をする人で、お店に協力していてもお店の人ではないみたいです。結局、合わせても5500テンゲですから日本で交換するよりも安いし早い。驚きですね。

 そして、段々この国のシステムが分かってきたように思います。物を売る人と、それを取り付けたりする人は基本的に別、なんですね。だから車の修理にしてもパーツ代はお店に払って、交換費用は交換した人に払う。
 先日のトイレの修理にしても、部品はオーナーさんが買って来たようですし、そして、取り付けする人を見つけて連れて来て、交換してもらう。もしかしたら、洋服を買ったら、すそ上げとかをするのは別のお店かもしれません。完全分業というか、そういうことなんじゃないかなぁ~という気がします。
 この件については、もうちょっと調べてみないといけないですね。
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