私が海外に初めて行ったのは、もちろん観光でパッケージツアーを利用してですが、9年前になります。それ以来、計5回しか海外旅行の経験は無いのですが、どこもパスポートさえ有効期限内であればビザは不要という国だったので、今回のアルマティに来るときに初めてビザを取得したことになります。
現在、カザフスタンに日本人が入国するにはビザが必要で、その手続きには在日カザフスタン大使館に書類を提出して10日程かかりますが、実際には航空券の手配の際に旅行代理店にやってもらう場合が多いと思います。招待状は不要になったということで、手続きが簡単になっていますが、逆にカザフスタンの人が日本に行くにももちろんビザが必要なのですが、その手続きが結構大変なのだそうです。
何が一番大変かというと、日本のビザを取るには、日本在住の保証人の証明が必要という関門です。保証人は日本人でなくても良いのですが、これがたとえほんの3日の観光であっても必要になるのです。なので、例えば日本で行われる国際試合に出るとかであれば、その大会主催者が保証人になるわけですね。最近はようやく日本の旅行代理店を保証人にして入国するルートが出来て、ようやく少しずつ日本を旅行する人がふえてきているそうです。とはいえ、滞在費が高いですから、月収3万円程度という一般のカザフ人にはまだ日本は夢の国でしかなく、オイルマネーで潤った層の人に限られるというのが現状だと思います。そして、それはどこの先進国に行くにしてもカザフスタン国民にとっては必要な関門になるわけです。
そういう事情を知ると、日本人というだけで世界のどこにも気楽に出かけられる、今の日本という小さな国の凄さと、そこに生まれた自分の恵まれた環境に気づかされます。そして独立して15年になるカザフスタンが、例えば15年後、世界でどのようなポジションを占め、どのような国に変わっているのだろうとこの国の今後の変化が楽しみなような気がします。
現在のカザフ人にとって、日本との接点というのは、まず車。アルマティ市内を走っている車の半分は日本車と言っても過言ではないのではないかと思います。もちろん中古がほとんどですが、新車も思いのほか見かけます。特に多いのはトヨタ、スバル、そして日産。三菱やホンダは少ないです。日本で中古車を買うとき、おそらく5年を過ぎたもの、10万キロ走ったものは値段も落ちるし、買い手もつきにくいというのが現状ではないかと思います。そうした中古車が海外の色々な国に輸出されているというわけです。特にカザフスタンでは、2005年の輸入台数が前年の70倍にもなったということですが、街に出ればとにかく日本車が多くて、数字で報告された現状を目の当たりにすることが出来ます。
そしてもちろん電化製品。ここアルマティではSONYよりもPANASONICの方がなぜか人気があるようです。おそらく、SONYよりも値段が安く、種類も豊富なことが原因ではないかと思いますが、テレビの売り場を見てもPANASONIC製品が充実しています。
さらに和食。日本人が経営している店は無いのですが、ロシアのチェーン店などの寿司を出すレストランは軽く10軒を超えます。例えば、ラムストールに入っているレストランでもメニューに寿司がありますし、レストランでなくても、ダスタルハンのテイクアウトコーナーには海老やアナゴ(うなぎ?)等の握り寿司が売っています。ただやはり内陸国であるために魚はとても高いので、必然的に寿司も高いわけですが、それでも食べたいと思う人がいるというのは、日本人としてとても嬉しい限りです。冷凍ものを使った、しかもちょっと乾いてしまった寿司が並んでいるのを見ると、これを寿司だと思われるのもなんだか悲しいなあと複雑な心境になりますが、こうしてまったく環境の異なる国に受け入れられる食文化を持つ日本という国を誇らしくも感じたりするのです。
現在、カザフスタンに日本人が入国するにはビザが必要で、その手続きには在日カザフスタン大使館に書類を提出して10日程かかりますが、実際には航空券の手配の際に旅行代理店にやってもらう場合が多いと思います。招待状は不要になったということで、手続きが簡単になっていますが、逆にカザフスタンの人が日本に行くにももちろんビザが必要なのですが、その手続きが結構大変なのだそうです。
何が一番大変かというと、日本のビザを取るには、日本在住の保証人の証明が必要という関門です。保証人は日本人でなくても良いのですが、これがたとえほんの3日の観光であっても必要になるのです。なので、例えば日本で行われる国際試合に出るとかであれば、その大会主催者が保証人になるわけですね。最近はようやく日本の旅行代理店を保証人にして入国するルートが出来て、ようやく少しずつ日本を旅行する人がふえてきているそうです。とはいえ、滞在費が高いですから、月収3万円程度という一般のカザフ人にはまだ日本は夢の国でしかなく、オイルマネーで潤った層の人に限られるというのが現状だと思います。そして、それはどこの先進国に行くにしてもカザフスタン国民にとっては必要な関門になるわけです。
そういう事情を知ると、日本人というだけで世界のどこにも気楽に出かけられる、今の日本という小さな国の凄さと、そこに生まれた自分の恵まれた環境に気づかされます。そして独立して15年になるカザフスタンが、例えば15年後、世界でどのようなポジションを占め、どのような国に変わっているのだろうとこの国の今後の変化が楽しみなような気がします。
現在のカザフ人にとって、日本との接点というのは、まず車。アルマティ市内を走っている車の半分は日本車と言っても過言ではないのではないかと思います。もちろん中古がほとんどですが、新車も思いのほか見かけます。特に多いのはトヨタ、スバル、そして日産。三菱やホンダは少ないです。日本で中古車を買うとき、おそらく5年を過ぎたもの、10万キロ走ったものは値段も落ちるし、買い手もつきにくいというのが現状ではないかと思います。そうした中古車が海外の色々な国に輸出されているというわけです。特にカザフスタンでは、2005年の輸入台数が前年の70倍にもなったということですが、街に出ればとにかく日本車が多くて、数字で報告された現状を目の当たりにすることが出来ます。
そしてもちろん電化製品。ここアルマティではSONYよりもPANASONICの方がなぜか人気があるようです。おそらく、SONYよりも値段が安く、種類も豊富なことが原因ではないかと思いますが、テレビの売り場を見てもPANASONIC製品が充実しています。
さらに和食。日本人が経営している店は無いのですが、ロシアのチェーン店などの寿司を出すレストランは軽く10軒を超えます。例えば、ラムストールに入っているレストランでもメニューに寿司がありますし、レストランでなくても、ダスタルハンのテイクアウトコーナーには海老やアナゴ(うなぎ?)等の握り寿司が売っています。ただやはり内陸国であるために魚はとても高いので、必然的に寿司も高いわけですが、それでも食べたいと思う人がいるというのは、日本人としてとても嬉しい限りです。冷凍ものを使った、しかもちょっと乾いてしまった寿司が並んでいるのを見ると、これを寿司だと思われるのもなんだか悲しいなあと複雑な心境になりますが、こうしてまったく環境の異なる国に受け入れられる食文化を持つ日本という国を誇らしくも感じたりするのです。