路地猫~rojineko~

路地で出会った猫と人。気付かなければ出会う事のない風景がある。カメラで紡いだ、小さな小さな物語。

人肉質入裁判

2009-12-12 | ★ほんの日常




首相がミゾウユウと発音して売れた本があるらしい。

『読めそうで読めない間違えやすい漢字』という本だ。

「人肉質入裁判」…これって何て読むのかって?

「ベニスの商人」だそうだ、良く出来ている。





私は恥ずかしながら、30を越えてピアスをあけた。

大体10代の頃に、早い子は皆あけていた様な気がする。

社会人になった当時、会社の古臭いおっちゃん(失礼)達から

「ピアスを開けてないから、あんたは良い子!」と

勝手に烙印を押されたのを憶えている。

私はただ、痛そうだからあけなかっただけで

「親に貰った大事な体に、穴をあけるとは何事!」と

おっちゃん(失礼よね)達が思っていた様な人間では、

決してなかった。

誤解と言うのは面白いものだ。




程なく大人になった私は

「親に貰った」体も心も程よく「傷ついた」お陰で

痛みへの怖さよりも、お洒落への欲求が強くなったのかも知れない。

(「おい、30過ぎて今更何だい?」と言わないでやって下さい)

弱い上に圧迫や圧力が嫌いな性格と良く似た私の皮膚は

とてもイヤリングなるモノが苦手で、

幾らお洒落の為とはいえ半日も付けていられないし、

頭がガンガン痛くなる孫悟空の緊箍児(きんこじ)の様な感じだった。

ピアスにすれば華奢で可愛いデザインのモノも付けられるし

「痛み」はあける時だけだ。




すっかり忘れてしまっていたが、

10代の頃、まことしやかに都市伝説の様な噂を聞いた事がある。

「ピアスをあけると、その穴から白い糸の様なモノが出て来て

 引っ張ってみるとスルリと神経が抜けて、

 頭がパピプペポになる」とか言うものだったと思う。




「頭がパピプペポ」って…一体どんなんだ?

その白い糸の先に、万国旗でも付いて来そうな勢いじゃないか。

女子高生の考える事って

アイロニカルでエキセントリックでミラクルだ。

その女子高生達が立派な(?)おばさんになって

お母さんになったり、働いたりして

未曾有の大不況の中、頑張っていたりする。




だから、

日本も捨てたものじゃないと、私は思いたい。










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コメント (2)
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