わんこと一緒♪ マールママ日記

愛しいシェルティ2匹と暮らすマールママの記憶と記録のためのページ

安堵

2007年03月24日 | 病気・健康
夫の、前立腺がんの告知を受けて10日経ちました。
夫の前では気丈に振舞いながらも情緒不安に陥っていた私でしたが、たくさんの方から暖かい励ましを受け落ち着きを取り戻すことができました。

特に信仰心が厚いわけでもなく、お彼岸のお墓参りには、いつになく神妙にご先祖様にお願いをしてきましたが、 心のよりどころとして様々な人の生き方や考えを聞くことは自分を変えていく大きなステップになっています。

昨日は一番心配していた、前立腺がんでは最も転移しやすいという骨の検査がありました。
「な~んだ俺も病院通いする人になってしまったってか!情けねえなぁ~」と饒舌に明るく出かけていきましたが内心はとても心配だったようです。

見送る2匹 雪は解けました。

お昼過ぎに、骨への転移はなかったと、電話がありました。
心配してくれていた義妹と私の姉にもすぐにメールしました。よかった~
この後、念のためCTでの他の臓器への検査もありますが、もういたずらに恐れることもなく前向きな治療をすることになりました。

ホッとして帰りにショピングセンターに寄り遅く帰ってきた私。
母屋の異変に気づいたのは一足早く帰っていた夫ではなく私でした。

母屋の前を通るときいつも確認する癖があったのです。
手を掛けずとも、いつも頭からとれることのない独り暮らしの義父の部屋の灯りがなく真っ暗で玄関には自転車が乗り捨てられている
すぐに母屋のヘルパーさんの連絡帳を見て、義父が入院したらしいことを知りました。自転車は呼ばれた叔父の物で救急車に一緒に乗っていたのだろうということは察しが付きました。

ノートに様子がおかしい義父をケアマネージャーやヘルパーさんが説得するも病院に行く事を断固として拒否したことが書かれていました。
ちょうど夫が病院で診察を受けている時間のことです。

(今の緊急連絡先は父の弟・・・12年前、今回と同じように手術を拒否した父を説得した夫が嫌われ不仲の原因となり、そこに突如彗星のごとく現れた義叔父さまでございます。以来、義父さまの財産管理人として後ろ盾になって、たま~にお顔を出して出し渋りをしていると言うお噂はかねがね耳にいたしておりましたが、この度初めて、かような緊急事態に立ち会われたのでございます。。いかがなされたのかは知る由もございません。)



実は前日、往診に来てくれていたかかりつけ医の先生から夫に電話があり、薬も飲まないし何かあればすぐ呼び出しされているが、このまま独り置くのは無理になってきているとの連絡を受けていたのだ。
何かあれば、やはり隣に住む長男ということになる。
しばらく夫は父と顔をあわせていなかったのだが早く寝る父に電話で穏やかに薬を飲むように諭したとのこと。「どうもありがと」と答えたそうだ 
確執のあった父と子一年ぶりくらいの会話。

入院は知らなかったことにすると言っていた夫を諭し病院に面会にいってきた。
久しぶりに見るベッドに横たわる小さくなった父に「おじいちゃん!」と何度も声かけしていたが鎮静剤を投与されているのだろうか眠ったままだった。
自宅から出たくない!病院にいきたくない!と興奮状態だったらしい。

そして今日夕方、私も久しぶりに施設に居る義母に会いに行ってきた。
「おばあちゃん!わかる?!〇〇だよ~」と手を握ると
顔色もよくジーーツと珍しい私を目で追っていたが、やっと回路が繋がったのか、にわかに顔をくしゃくしゃにして泣き顔になって私の手を握り締めた。
いつもより長い時間。何も言わずとも何かを察しているのだろうか?

いろいろあった昨日今日。
夫も私も父が病院にいるという安心感にやっと包まれている。



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