たくまし可愛いい、ロボの戦い

乳がんと戦う、ロボの戦闘日記。
戦闘を離れた日常もつづってます。
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ピットイン

2004-11-20 | 闘病日記
入院1日目。
10時の入院だったけど、必要な検査をやってなかったとかで
入院前に肺の検査と心電図とレントゲン。
何の為なんだろう?入院前に??

肺の検査は肺活量やなんかを調べるんだけど、看護婦さんが
「吸ってー吸って吸って吸って吸ってーー・・」
「ハイ吐いて!!!一気に!!!吐いて吐いて吐いて!!!!!」
豹変振りが怖かった。

レントゲン待ちのとき、
先に小さな女の子が医者に抱っこされレントゲン室に連れていかれた。
外で待つ若い両親のもとに、中から「ママーママー・・」と
泣き叫ぶ声が聞こえてくる。
「”パパ”は言ってくれないのか・・」とパパ。
「頑張って・・」とママ。
女の子は泣きながらも先生の問いかけには「はい!」と答えてる様子。
それが聞こえて、うれしそうなママ。

さて、やってしまった。
必要な書類を何も持ってきていない。
入院なのに、母の押印まで済んでいる「入院申請書」を持っていない。
同じく押印済みの「手術同意書」とか「輸血承諾書」、
その他、保険会社に提出する書類とか、一切。

体は健やかではないけど、さすが忘れ物王は健在。
「王」ともなるとここでまでやるのね。
そして王だから、決して慌てたりとかないのね。
まーなんつーかアレでしょ?無くてもなんとかなるでしょ?
よく居るんでしょ?忘れちゃう人
後で誰かに持ってきてもらえばいーよね て感じで。

あさって母がくるからその時で・・なんて考えてたら
同行してくれてた彼が取りに行ってくれることに。
えー仕事仕事&早起&入院の付添いで疲れているのにー!!
王冠ぬいで、ありがとうございますありがとうございますと
必至でお辞儀しました。
ごめんね

入院申請書も無いまま病室に移ると、主治医の先生たちが来た。
手術の先生はいままで外来で話してきた先生で、主治医軍は別の人。
いつもの先生は外科医長だった。ほえ~。

手術で輸血が必要になったときのために検査しておくのと
血液中のガスを調べるのとで血液を動脈から採取。
コレ、骨盤の内側みたいなとこの奥深くへ刺すんだけど、
ズキッ というような、にぶい痛み。
一ヶ月分の生理痛を一瞬にまとめたような。
もう二度とやりたくなーーーーい!!
と思ってたら、量が少ないとかでもう一度・・
一瞬固まったけど、こんどは腕からでいいって。
腕から採血されるのをうれしく感じたのは初めてだろう。

入院したとたん、遅れてた生理がきた。
びびってたのね。
あーでも生理きたら貧血になるんだよね。
貧血だと手術できないんだよね。
家ならレバー食べたり、サプリ飲んだりできるけど
どーなのこれ。あー心配。

夜、いつもの先生が病室へいらして、
先日検査した他への転移は無しと。ホッ。

21時消灯で、テレビも見る気しなかったので寝る。
いや寝れない。
でもなんとか頑張って寝る。
ムニャムニャしながら、そろそろ朝かなって思ってたら
看護婦さんがバタバタしだしたので
おーこりゃ本格的に朝だ!って思い時計を見たら
23時でびっくり。

入院前夜

2004-11-19 | 闘病日記
今日は入院前夜。
テレビも見る気しないのに、何もやる気がおきなくて何もしてない。
入院の準備も。
明日の今頃には消灯してるんだよね
生理もまだこない、ウサギも預けちゃってここには居ない、
サミシー。
とりあえず頭を鈍らせる暖房を止めよう。

ゴマ塩派

2004-11-18 | 闘病日記
私はリンパ節に転移の影がみられるとかで、おっぱい以外の転移の検査が必要なんです。
で、今日は肝臓とホネの検査です。
朝食抜きです。
最近食べても食べても食欲が治まらず
うっかり食べちゃわないよう、前夜の寝る前から緊張です。
骨の検査の内容はイマイチ判ってないんだけど
午前中いって注射して、午後まで時間を空けて撮影。
CTやMRIよりちょっと小ぶりの、黄ばんだマシン。
細い台に仰向けに寝たら、手の置き場がないのでもてあまして
とりあえずこんな感じかな、とお腹の上で組んでいたら
先生にまっすぐ横に正され、
「腕の置き場がないので縛りまーす」えーーー
腕ごと胴体を、ひざを、足を台に縛られてマシンに挿入。

肝臓はまたも超音波。
肝臓ってレバーだよね?
私レバ刺し大好きなのに、転移してたらやだなぁ。

超音波の先生、私の検査中に予約の電話がかかってきて、
予約の人は今日も朝ごはん抜きだから、明日もなんて嫌だとか、
検査しながら大声で電話持ってる人とあーでもないこーでもない。
うるさいんですけど。
せめて検査中断してよ。

お会計したら、19,620円ですだって。
キターッ、過去最高だよ。

貯金は三角、保険は四角

2004-11-16 | 闘病日記
保障つけすぎだなって本当に思う。

生命保険っていわゆるギャンブル。
何かあったときに貯金があれば余裕なわけですがコレがすぐにはたまらない。
その点、保険ならだいたいが加入したその日から保障される訳で。
これを逆手にとると、貯金がそこそこあれば保険なんていらないんだよね。

ただ、その貯金がないからねー(笑)。
私は保険に入るときも
”私が死んだときの葬式代さえあればいい”
”子供居ないから養育費を残す必要もない”
”入院や手術なんて自分にはない! 当分ない! あってもそのくらいは貯めておく!”
というシンプルな考えだったんだけど、
最近話題になっているのが、死ぬリスクより生きるリスク、
要するにこの長生き時代で、病気とともに生きていくリスク、つまりは”医療保障”。
入院でいくら、一日でいくら、手術でいくら、その後の通院で・・と、
たとえ貯金があっても結構キツイことになっちゃいます。
死亡保障が数千円で、そこらへん一帯の医療保障が月1,500円位で収まるなら・・
と、付けることにしたんです。

ただし、そのとき頭になかったのが国民健康保険。
前にも書いたけど私の加入している健康保険は、月20,000円を超えた医療費は
戻ってくるんだって。
そうなるとやっぱりいらなかった気がするなぁ、医療保障。

でも更にポイントなのが、何かしらの病気になってからでは保険や特約追加は難しくなること。
いま私は、ほぼ「がん」なので、きっと今後あらたに加入できる保険は限られてくるはず。
加入はしておいて良かった、うん。
保障は・・つけすぎた。
毎月のお金がつらくなったら見直してやる。
それから会社を辞めるとき(国民健康保険でなくなるとき)にも!

だけど・・
入院や手術やがんの可能性があるほうに賭けておいて言うのもなんだけど、
その勝負に勝ってしまうなんて・・トホ。

冷たいアップルパイ

2004-11-14 | 闘病日記
すごい。昼まで一瞬も目が覚めなかった。
まぁ覚えてないだけかもだけど。
今日はバイクの車検の納車日。
しばらく洗車してないまま持ってったんだけど、車検前よりキレイになってる!!
でもクラッチとブレーキの角度が変わっていて、運転しづらくなってるーー。
彼がチョチョイと直してくれて、すぐに最高。

手術では私はリンパ節もとるので、
手術後は重いものを持ったり、怪我をしたりできないみたい。
バイクも乗れなくなるのかなー?寂しい。
まぁ、怪我はできるけどね。

今日はあるお店でアップルパイを頼んだら
「アップルパイを加熱する機械が故障しておりまして・・」
しばらくして、暖かいミルクを頼んだら
「こちらも機械の故障で本日、ご用意できない状況でして・・」

電子レンジ?

ターキーレッグとコーラ

2004-11-13 | 闘病日記
今日はディズニーシー、アドレナリン大放出!

彼は仕事が忙しいにもかかわらず、付き合ってくれたよ!ありがとう。
子供はディズニーランドのが楽しいでしょうね。客層に顕著に出てる気がする。
今日はディズニーランド、入場制限も出てたみたいだし。
私はどっちだろう?
いやどっちというより、ターキーレッグがスキ!
まぁ探せばそこらへんでも買えそうなモノと味だけど、
あの施設内で主食と副菜、飲み物なんかをチョイスして大き目のケーキを食べるより
ターキーレッグに食いつきたい!

もちろん食いついた。

床屋でヒゲそってもらったの初めて!とかいうじゃない

2004-11-12 | 闘病日記
昨夜は夜勤。明け方に少し寝れたけど全然眠い・・zzz。
帰宅後、再仮眠より部屋掃除の続きを取り、やっと母を迎えて病院へ。

なんで一緒に行く必要があるかと言うと、
こんな手術しますよ、こんな場合はこうしますよ、場合により輸血もしますよ
とかいう説明の、同席者として承諾書を書くんですね。
両親とか親戚とか居なかったらどうなるんでしょうね。

先生は今回も丁寧に説明をしてくれたのですが、なにぶん私にとっては2回目の内容だったので
だんだん体が熱く、まぶたが重く、
・・ありえるでしょうか?
家族へのがん告知中に居眠りしちゃいました。

起きてる時に確認したことが

・私は「硬がん」と見られる。 ヘェ~新しく聞く言葉だ。

・大きさは小さいけど筋肉に付着しているので、ステージは3期のb。
 本読んでそこら辺かと思ってはいたけど、グッとくる言葉・・。

・「労務不能」という判断は、治療方法や副作用の具体的な症状による判断ではなく、
 医師への相談の結果により判断。個人によって”辛さ”は違うからだそうですが
 これは病院や先生や、 患者さんや深刻度など様々な要素によるのかしら?

・生保の一時給付金の申請用に「乳がん」という診断書が欲しいのですが
 私の場合「乳がん」としての診断書が書けるのは手術後。
 もし「乳がん」以外の診断書をもらっても無駄だしお金も掛かるし手術後に考えようっと。

・やっぱりリンパ節っちゅー所に転移の影が見られるということで、手術前に骨や胃や
 あっちやらこっちやらの検査が必要ということ。あとは入院だけと思ってたのにぃ~。

・入院全体にかかる金額は、30万?
 (これは事務さんのお話で手術内容によって差が出てくるので正確にはわからない)
 素敵なタイミングでボーナス。でもこれに消えるのかと思うと寂しい。

別室に居た弟は私たちが出てくるなり、
どのくらい待ったとか最初はどこで待ったとかその間に何があったとか
ホント、自分の話のマシンガン。
普段は優しい子なんだけど、私にどう接するか悩んでいるのか、
病気には触れず普通に接するのがベストと踏んだのか、
もーとにかくハズレてますから、残念。

母はある程度知識がある事も手伝い、乳がんの本とかは読む気ナシ。
帰りに寄った病院近くのファミレスでは、
ステージと細胞診結果のクラスとを取り違えて弟に説明している。

もっと知ってよ私の置かれてる状況とか気持ちとか。
私、20年後に再発もせずに生きている割合は20%なんだよ。
「こんな状況でも理性を保っていることを先生にも褒めていただいた」
とか言ってるけどソレも違うと思うの。
感情なんてちゃんと表現したほうがいいじゃない。
自然と我慢しちゃったり、自然と現実的になっちゃったり、
自然といろいろ受け入れちゃったり、
なのに誰かをうらやんだりする時があるくらいなら
最初から自分の気持ちに正直に生きれた方がいいじゃん。

あーもう何? 疲れた。
弟は何かステーキと、ごはんの代わりにパスタと、え?ごはんも頼むのかよ??
え白いごはんじゃないの!??
もうどうでもよくなってきた。
わたし今月のおすすめパスタでいい、いいよ私が払うよ。
食べればいいじゃんピザも。チーズが乗ってりゃいいわ。
もう疲れた。眠い。あー眠い。ホント眠い。

電車を降りてやっと自分の駅に、と思ったら、持ってないよ書類・・
病院でもらった同意書とか、病気や治療の説明の書類。
生命保険に提出する診断書とか請求書。
氏名も住所も電話番号も、会社も、病名も治療も、保険証券の番号も、契約内容も
もう全部・・
来た道をたどり電車に乗って、ファミレスまで戻ったところで書類を見つけ、帰宅。

疲れてるんだ。そりゃそうだ。
それから私は、子供の頃から忘れ物王だった。
当たり前の結果だ。納得して受け入れよう。

床が大理石の郵便局なんてない

2004-11-11 | 闘病日記
明日が締切日の申込(仕事)をすっかり忘れてまして、急遽、仕事退治に。
て行っても郵便局に行くだけだけどね~。
あ、速達で。なんつって。
速達ってすごいね、今日出して、明日の午前中には届くんだもん。
明日の午後って”速”って思えないけど、
どこまで遠くまで、このスピードなんでしょうか?
郵便局の車は何時出発で、どんなルートを通るのでしょうか?
送り先が引越しして転送指定などがあった場合、速達はどのくらい保障されるのでしょう?

とりあえずもう今後、郵便申込みの締め切りを考えるとき「速達」の2文字が頭から離れないね。
それより郵便局に入って、郵便の受付どこだろ~と思ったらそこは区役所でオドロキ。

家に食べるものあるんだけど、仕事やっつけた褒美に近所でつけ麺食べて帰宅。
あのつけ麺ならまた食べにいってもいいなー。

身辺整理?

2004-11-11 | 闘病日記
入院中はお母さんが一人暮らしの私の部屋に泊まりこみ、病院へ通ってくれることに。
お母さんは地元の病院で働いているから、その病院かもしくは近くの
お母さんの仕事場界隈で有名な病院に入院して欲しそうだったけど、
きっといろいろ情報を集めていただいてる、勤めている病院の皆さんにも申し訳ないけど
お母さんスマン。私はこっちの先生がいいの。
さて明日はお母さんがうちまできて、一緒に最後の診察。
全力で部屋掃除だ!!!

待ち遠しいのは

2004-11-10 | 闘病日記
給料日まであと半月もある。
何度数えても、半月ある。
2日連続で休んだら新人に「お久しぶりです」と言われたので
「はじめまして」と答えてやったぜちくしょー。