たくまし可愛いい、ロボの戦い

乳がんと戦う、ロボの戦闘日記。
戦闘を離れた日常もつづってます。
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カエルジャンプ不発!!

2004-11-09 | 闘病日記
今日は午後からMRI。磁力によって体内を撮影。
目的によるようですが今回もCT同様、造影剤を血管から入れながらの撮影。
ナメてんでしょうね。遅刻です。
書いてきて下さいって言われてる問診票だって、その場で記入です。
ホントすみません。

いやすごかったねーMRI。
筒状のマシンの中にうつ伏せバンザイのワタシが挿入される訳ですが。
音がデカイ! まず前方で
”プシュー・シャン、プシュー・シャン”ってずっと鳴ってて
上からで結構デカイ音で
”ブーーーーーーーーーーーッ”とか
”ブッブッブッブッブッブッブッ”とか鳴る。
1回5分くらいの撮影を何回か繰り返すので、撮影中の50分間、
ずっとうつ伏せのバンザイ状態。胸は変な穴へ。そんで動いちゃダメなんだって。
手も首も胴体も動かしちゃいけないから、目を瞑ってじっとしてると
”ブーッ”って音が意識を遠くさせ、”シャンシャン・・”って音だけが聞こえてくる。
サンタさん汽笛鳴らして来たかと思ったよー!!

・・・
冗談はさておきまして、CTと違ってMRIの造影剤は体が熱くならなかった。
そもそも投与のための管を事前に刺すんだけど、
看護婦さんの様子が、うまくいってんのかどうか・・みたいな
なんか煮え切らない感じで完了。おいおいおい。
それがなんか不安を増長させた。
気分が悪くなったりしたら、これを握ってください、と
カエルがジャンプするおもちゃの握る部分みたいなのを渡された。

そんで撮影中、胃がよじれる痛みを感じた。
5分の撮影のうち、痛くなる波があって、撮影と撮影の合間は痛くない。
どんどん痛みが強くなる気がして、ドースル?ジャンプ?
でも伝えたら撮影どうなるんだろう、中断?中止?延期?嫌だなぁ・・
もう少し痛みが強まったら、もう少し、もう・・
えー、50m耐、完走。

さて、お会計なのですがお財布はカラッポ。
本当は病院に行く前に寄るつもりだったんだけど・・受付に説明して近所のATMへ。
ATM着いたら6人くらい並んでたのに、私が出るときには待ち人ゼロ!
ほらねー
来るときの電車も、ホームに着いたら行ったばっかり。エレベータも行ったばっかり。
そりゃ混んだ時間に行かなければ、余裕をもって生活してれば?こんなこと気にならないんだろうけど。
法定速度で走ると青信号が続くっていうから、なんか流れにあった運転が出来てないのかも。

保障つけすぎだったかも?

2004-11-08 | 闘病日記
昨夜から少し熱がでてきた。
風邪ひいたというよりは、ホッとして疲れが出てきた感じかな?
休んでばかりで迷惑だろうなぁ。

さて今日は、びっくりニュースが届きました。
私の契約している生命保険では、がんと診断された時点で一時金が支払われるとか。
もちろん知ってはいたけど、乳がんは対象外かと勝手に思っておりました。
違うのね。もらえるのね。
乳がんももれなく死と直面した「がん」である、という事をまた教えられた感じ。
で、これは「診断された時点」だから、
私の場合はまだ良性の可能性がないわけじゃないとかで、まだダメなんだけど
多くの人が、今のような入院前に受け取れてる訳だ。
これは心強いなぁ。
私が結局、悪性でなかったら、ちょっとがっかりしちゃったりして。
死と直面してるんだっつーの。

ロボが動かなくなる日 ・・はまだ先

2004-11-07 | 闘病日記
金曜に買った本を読む。
がんの進行(ステージ)によって再発率・死亡率があって、
私はどのくらいなんだろう。
しこりは見た目より小さく、血液のマーカーも正常範囲、
でもリンパ節に転移があって、そうすると他への転移の可能性が高くて・・
けっこう悪そう。
10年以内に再発しているケースに当たりそう。

本を読むと、再発率やその後の転移率が高い。
今や「乳がんは治る病気」ってきくけど、それってやっぱりここ10年の話?
今がその10年目とすると、今、再発している人が結構いて、
それがこの再発率な訳で、
今再発している人たちが再発や転移を理由に亡くなったら、
やはり死亡率は昔と変わっていないのでは?
「治る」っていってるのは、一時的に治って10年くらい生活できてたから
「手術すれば治る」と、そう世間にイメージがついたただけで、
医学の統計ではあまり変わってないように受け取れる。
今再発している人は戦っているのに失礼だけど、現実が厳しく映る。
乳がんなんて軽く見えるのはイメージだけで、
私は本当に今、死と直面しているのかもしれない。

ロボ、社会的にどうなの?

2004-11-06 | 闘病日記
はっきり言って、退社か長期休職を考えていた。
長期休職となるとどのくらい会社に迷惑がかかるのかわからないから、
第一ここで休職して復帰しても、私はその後何年働けるだろう、
やっぱ退社かな、そうしたら退職金もでるし、心配事がひとつなくなる。
しばらくは退職金で過ごせるだろうし、
そのあと体調と相談してアルバイトでも始めよう、と今後を想像してた。

入院は1~2週間で、しばらくは毎日通院が必要な事、
その後の治療法がまだわからないが抗がん剤などの副作用によって、
体調を保てる保障がない事を説明すると、会社の社長は
今の体調、精神面、お金は大丈夫なのか、と心配してくれた。
私は結果ばかりを急いでいた事に気づき、
社長が心配してくれたことがなんだか変に意外に、あたたかく感じた。
しかもお金の心配まで。
そして社長の口からは退職のことは触れられなかった。
有給休暇がどのくらい残っているのか、
休職扱いにすれば健康組合から給料の6割が支給されること、
会社の貸付制度を利用させてもらえること、
お払いでもしてもらった方がいんじゃねーの?
そんな話を受け答えしているうちに、
あれ?なんで私は仕事復帰を考えていなかったんだっけ?と可笑しくなった。
7年前、あたたかい会社に就職できて良かった。
手術日や復帰については勤務先との調整が必要になる。
勤務先のスケジュールや都合を考えていると、最低限を除いては
「誰に悪いとか、迷惑とか、全然考える必要ない」って言ってくれた。
命にもかかわる病気だしそりゃそうなんだけど、迷惑がかかっていることは事実だ。
そう言うだろうな、とは思っていてもうれしい。
会社やその人たちに、こういう受止めてくれる広さというか深さがあってくれてうれしい。
いや、会社だってそれほどすごい余裕はない状況のはず。
やっぱり申し訳ない。

最近、なんだかちくびが痛い。
また新たな症状がでてきている事に落ち込んでくる。
会社で相談して、なんだかいい方向にまとまったはずなのに泣きそうになってきた。
ちょっとしたうつ状態?
今日はスポクラだったけど、行きたくなくなってきた。
彼は「最後のスポクラかもしれないのに」とか「行くのやめて話でもするか?」とか
「一人の方がいいか?」とか促したり?心配してくれる。
あんまり心配かけちゃいけない、彼にだっていろいろ悩みを与えてしまっているんだから
と気持ちを入れなおし、スポクラへ。

みんなも戦闘態勢に

2004-11-05 | 闘病日記
今日も夜勤明けでやっと美容院。その前に車検に使う住民票をとって。
早起きして美容院には11時には行くつもりだったのに、着いたのは13時。
私ってまったく、ダメで愛しい。
すごいパーマが導入されたんだって!
その名も・・名前なんか知らないや。形状記憶パーマ?っぽい。
来月、絶対かけにくる!て言ったけど、んーどうなんでしょう。行きたいけど。

せっかく早めに仕上げてもらったのに、
どうしても噂のラーメン屋に行きたくなってしまいGO!
でも途中で時間切れで、目的とは別のつけ麺有名店へ。
そんなにうまいかここ?店は汚い感じ・・本店ならもっと美味しいのかな?
やっぱ地元のつけ麺と都内のつけ麺て違う!どこがいいのコレ?

そして、まだMRI受けてないけど先日の細胞の結果を聞きに病院へ。
16:30位に来てくださいって言われたけど、やっぱ遅刻。
でも診察室に呼ばれたのだって17:15位。ヨミどおり?
さすがに16:30過ぎると他の科の診察もボチボチ終了。
17:00過ぎたら外科の受付のお姉さん達も楽しげ(そう見えるだけ)に
帰ってゆき、テレビも消され、薄暗くなった待合ホールで待ちました。
診察が終わった他の先生の部屋にはスーツの男性がペコペコしながら入ってゆく。
きっと「うちの薬使って下さい」ってやつだね。

さて細胞の結果は、やっぱわずかながらがんの細胞が確認されたとか。
細胞によるがん判断のレベルがあって、私はそのなかの微妙な線で悪性、なんだそう。
でも断定できないらしく、結局手術で取ってみて、そこで判断するんだって。
良性だったら取らないとか、小さく取るとかあるらしいけど、
もうがんとして取っちゃって、そこで判断だって。ふーん。
それから、CTの結果をみるとリンパ節(肩のへん)に転移がみられ
そこに転移してると脳・肺・肝臓・骨とか各所に転移しだすらしい。
それってまずいじゃん。
今後の治療法は手術後じゃないと決定できないこと、
とりあえず1ヶ月半の放射線の照射は毎日、10分程度必要なこと、
手術中にいろいろな判断が必要になる可能性があるから、
手術当日には家族の立会いが必要なこと、
それもあって次回の診察時には家族も同席して欲しいこと、
スノボは今シーズンは控えて欲しいけど、春なら渋々OKなこと(笑)、
出産が出来なくなる可能性も、全くないとはいえないこと、
胸は温存で、背中から筋肉や脂肪をもってきて補填すること、
先生は変な、処方箋みたいな用紙の裏にいろいろ書いて説明してくれた(笑)。
その表は未使用の紙なので、もらって帰ることに。

3~40分以上話したのに、今日の診察日は210円ですって。
先生は混むけど時間を割いてくれるところがうれしいな。
先生の説明は、結論を言う前に様々な説明をしてくれる。
私は結論はこうで、何でかというと・・ていう説明のほうが聞きやすいんだけど
患者の反応を見たり衝撃を抑えてるんだろうな。説明も丁寧でうれしい。
先生は「私も専門医ですが、手術数や環境、手術内容など気にされる方も
いらっしゃいます。他の診療などを希望している場合は相談してください。」
と穏やかに言ってくれる。
本を読むとセカンドオピニオンを盛んに進める声もあり、逆に
結果が出ていている場合、他の先生に相談だけしに行っても期待した効果はない場合も、
とかいろいろな意見がある。
私は、ここの先生が温存手術をやってくれる、そして先生の説明も丁寧、
時間を割いてくれるし他の患者さんからも信頼を得ているように見えることから、
セカンドオピニオンはしないと考えている。
早く先に進みたい。

病院を出た後、まずは母に連絡。
次の診察に同席することと、入院・手術の看護について話をした。
母も勤め先に相談したところ、娘の体を第一に考え、仕事は気にせず
思い切り休んでついていてあげなさいと言ってくれたらしい。
「お墓参りに行かないから~」とかいうから、
「お墓参りに来ないからってかわいい孫を乳がんにしてるとしたら、ひどいジジババだ」
なんてちょっとバチあたりな会話で笑った。
おじいちゃん、おばあちゃん、私は大丈夫だよ~!
その後、生命保険の担当のお姉さんに連絡。びっくりしていたけど励ましてくれた。
病気で、しかもお金の相談しかこない仕事なんて辛いだろうな。

しばらくして彼が駆けつけてくれて、夕飯を食べながら結果の報告。
こんな夕飯になってしまってごめんね。
私たちの未来もやっぱりわからないままで、何が辛いってそれが一番辛いんだよなぁ。
別れがくるかもしれないことが辛い。
子供ができるかどうかわからないのに、支えて欲しいとは言いづらい。
でもこうして支えてくれている事がうれしい。ありがとう。

ロボをめぐる回転

2004-11-02 | 闘病日記
今日は仕事が夜勤明けなので美容院に行こうと思ってたんだけど、美容院はお休み。
図らずも火曜日に限って美容院にいきたくなるような、なんでしょうねこうゆうの。

いっつも長蛇の列で、だけど並ぶほどでは・・っていう裏評判のラーメン屋に。
午前中だからすぐ食べれた。
ほんと性格がケチ臭いところがあるというか、
私が入ってからラーメンが出てくるまでの時間にくらべ、
私より5分後位に入ってきた人のラーメンが出るまでの時間は短い・・
仕方ないことだからいいけど、ささいな運がいつも悪いなぁとか
みみっちい事を気にしてしまう。
ラーメンは、麺が固めでおいしかった。
年齢のせいか(笑)、脂ぎったトロトロチャーシューはちょっと×。
スープはこってり。お店はきれい。
まぁ、そんなにズラーーーーーっと並ぶほどではないかと。

本屋に行って、乳がんの本と佐伯チズさんの本を購入。

フトコロ

2004-11-01 | 闘病日記
保険の事もいろいろ調査を開始。

☆まずは生命保険。
生命保険に入るときは、私は入院とか病気とか縁遠いから大丈夫!てな感じで
様々な特約を排除しようとしたけれど、
保険のお姉さんの「この特約は安いから、つけた方がいい」という勧めでつけた
入院保障、手術保障、女性特有の医療保障、が有効に効きそう。痔の手術の時も助かった。
でも支払われるのは退院してからだから、それがキツイんだけど。

☆さて、健康保険。
私の健康保険はまず本人は3割負担。そのほか
・療養費
 ひと月の負担額が2万を超える場合、その超過分は3ヵ月後に還元される。
 1000円未満の端数は切捨てられるので、実際には21000円を超過が条件。
 「ひと月の」ってのがポイントかな?月がまたがらない方が良いって事。
 健康保険証を提出していれば自動的。

・高額療養費
 被保険者本人が同一月に同一保険医療機関で受診した際の自己負担額が
 72,300円を超過する場合、医療費-241,000円の1%を加えた額が
 支給される、との事。

 これは法廷で決められた給付の制度のようで、
 うちの健康保険では20,000以上は負担しなくていいので、関係なし?

・傷病手当金
 業務外での病気やケガで療養するため、4日以上会社を休みその間の報酬が得られないとき
 労務不能で休んだ日1日につき標準報酬日額の60%が支給。
 またこれは、退社後にも適用される。
 資格喪失(退社など)の前にその傷病にかかっており、過去に1年以上被保険者で、
 資格喪失後、働くことが出来ない場合、1年6ヶ月を限度として支給。

 ※休職の期間を、医師がどの程度「労務不能」と判断してくれるかが問題に思える。
  治療にはいろいろあって、放射線照射は毎日だけど数十分程度で、抗がん剤や
  ホルモン療法も仕事は可能って聞いてるし、先生と相談しないと。


☆それから、きっちりさせたい医療費控除。
これは年間の収入のうち、生命保険料や住宅ローン、そして医療費に費やされた金額は
税金をとる対象外にしますよってもの。
医療費については10万以上かかっている場合、総額から10万を差し引いた額が税金控除の
対象となり、要するにその税額(10%くらいかな?)戻ってくるの。
30万掛かった場合は30万-10万=20万で、その10%だから2万円。
2万もらえるなら、もらっとく!
これは年間なので月を気にしなくていいのね。
そのためには領収証を取っておく必要があるみたいね。
場合によっては、通院時のタクシー代も対象になるケースもあるみたいだから要チェック。
噂には聞いていたので取ってあるのよ。
痔の入院&通院も含めてすべて。


☆こんなのもある?市区町村からの医療費の助成。
これを受けていると健康保険の控除が受けられないので、調べてない。

いちばんびっくりしたのはやっぱ健康保険かな。
給料天引だから意識してなかったけど、かなりの保障だよね。
健康保険に入っているなら民間生保の医療保険とか特約とか、不要なのかもしれない。

でもなんだかんだいって、退院時に支払う金額が支払えるかどうか・・不安