リリーの備忘録

日々の生活の記録を綴ります。

15番国分寺

2016-01-06 19:25:06 | 歩き遍路
今日も昨日と同じように厚いの下でをしました。

常楽寺から国分寺へ歩く途中、10番切幡寺奥の院八祖大師に立ち寄りお接待を受けました。
八祖大師とはインドから仏教を伝えた正統の八人の祖師。空海はその一人。

常楽寺から約一kmで国分寺に到着。
聖武天皇の勅命により天平13年に全国68ヵ所に創建された国分寺の一つ。
開祖は行基菩薩で薬師如来を本尊としています。

本堂は重層の入母屋造りで文化、文政年間に再建されている。

真新しい大師堂は1996年火災で焼失し、2014年再建。

鐘楼左の立派なウバメガシに目を奪われていたら、その下に上部が少し見えている平らな石は奈良時代の七重の塔の心礎。
畳一畳よりもっと大きな石でした。(あとで知り、また撮りに行きたい)

納経所の横に庭園の案内があったので
拝観をお願いすると裏木戸を開けて下さり、ご住職自ら庭園の説明をして下さいました。


庭園は桃山時代(1573~98)の作庭と伝えられ平成12年に国の名勝に指定されました。築山の蓬莱山や遠山石、枯滝など

住職によると作庭当時の江戸時代の住職が中国の蘆山の風景を再現しようとしたのではないか、と。

阿波産の巨岩や青石を使って石組みされ、本堂西側に組まれた高さ4.3mの立石は全国の庭園随一の巨岩(右上)でダイナミック



枯山水

庭の池底から出土した天平年間(1573~1591)に製作されたと思われる備前焼の大甕。
地下湧水取水のため埋没されたらしい。

境内とは別世界の空間。
庭を紹介された数冊の写真集や庭園の本を持ってきて下さって縁台に置かれた本を本当はゆっくり見たかったけど次の寺へ急ぐので後ろ髪が引かれる思いでした。
有料(300円)ですが、お参りされたらぜひお庭の拝観をおすすめします。

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