Vol.67 FEAST OF DEMORALIZATION

2004-09-15 18:52:28 | 日経新聞
<今日の日経新聞 04年9月15日>

「HDDビデオカメラ 日米欧ア同時発売 13面企業2」

日本ビクターは14日、内臓したハードディスク駆動装置に画像を保存するビデオカメラを10月中旬に発売すると発表した。
ビデオカメラ「エブリオ」国内のほか米国と欧州、中国などアジア地域でも同時期に発売する。
エブリオは全量を神奈川県横須賀市の自社工場で生産し、海外向けは現地拠点に空輸する。
2006年三月期に世界で年間70万台の販売を見込んでいる。
2003年のビクターのビデオカメラの世界シェアは出荷台数ベースで20.9%とソニーに続く二位。
新方式の製品を世界規模で拡販し、キヤノンや韓国サムスン電子の追い上げを振り切りたい。

(私見)

さぁ、きましたよ。次世代ビデオカメラがじわじわと普及しようとしています。
現三種の神器に続くものとして確実に到来すると予測しているこのビデオカメラ。ビクターはその先駆者となる可能性大です。
で、そのあとソニーや松下、もしかするとキヤノンがデザインやブランドで根こそぎもってくってわけですよ。
もひとつ注目したいのが、この世界同時販売。
海外のメーカーにとっては日本で成功するかどうかが世界拡販への物差しだったんですが、ビクターはいきなり世界同時販売ですよ。
世界っつっても日米欧でぎりぎり中国のハイテク家電普及地域ですが、とりわけ低い日本ブランドがある意味勝負にでたって感じですな。
最後に生産地域も気になる。あえて日本の工場に限定するからにはよほどのブラックボックスがあるか労使を気にしているかですよ。
技術のノウハウってのは確かに流出すると莫大な損害になっちまうわけですから、それを防ぎたいってのもあるんでしょうよ。
今後はソニーと松下がどう動くかが注目ですな。

「トヨタ、「環境」アピール 13面企業2」

トヨタ自動車は中国で「プリウス」を現地生産することで中国の政府や消費者に「環境に配慮する企業姿勢」を強くアピールする。
中国政府は自動車政策の中で「省エネ環境型の自動車開発を奨励する」との方針を打ち出している。
交通事故や公害問題が深刻になってきた中国では今後、日米など先進国並みの環境政策が敷かれるのは時間の問題だ。
ガソリン車で最も燃費効率の高い車として開発されたプリウスを投入すれば、中国の新政策を先取りした車として消費者の注目を集める。
1980年代にトヨタは中国への進出を後回しにして北米戦略に進路をとり、その反動で中国政府の反発を買ってきた。
プリウスを北米に先んじて現地生産することで、そうしたわだかまりを「清算」できる可能性がある。

(私見)

以前からトヨタは中国ではプリウスなんだって主張してきたのがようやく現実になりました。
色々あるんだけど、やっぱエコでブランド売るのが先決だろってのが大きい。
エコでひたすら環境にやさしいを売り込んで北京オリンピックがはじまる頃にカローラなんかのセダンを投入。
安売りで儲かってるスズキなんかもそろそろ潮時だね。日本ならまだしも、中国は政府の規制で失敗する可能性が大。
本田と日産も厳しいかもね。ま、嫌われてないだけ本田はまだ可能性があるか。
トヨタがもし間違いをおこすなら、お得意の広告ミスか現地生産から技術の流出で他社もばりばりの環境車登場か。


<後書>

久々にやっちゃいました。なんだかんだで記事とばしてこれが三回目の執筆。カルシウムの限界だよ。
まぁ、今日の日経は読み甲斐があったからいいけどさ。自分好みの記事が多かっただけなんだけどね。
大機小機もわかりやすくドルと人民元の予測を紹介してて改めて理解が深まったよ。
なんかこういう時って学生の醍醐味って感じちゃったりするんだけど。
そいやそろそろ学校じゃないのさ。また前回みたいに成績取りに行ったら別室に招待されて説教だったりして。
学費だよ学費。もう六年目なんだからある程度信用もあるでしょうに。分割にして下さい。10回ぐらいで金利なし。いいねぇ。
学校休学してバイトに励んで貯金するってのもいいんだけどなぁ。家計が火の車ってゆうか爆発炎上だよ全く。
環境に左右されない強さって言うのは簡単なのよ。聞いてんのか面接官こらぁ。ぼけがぁ。


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