Vol.56 ORIENTAL LOVE STORY

2004-09-04 14:59:08 | 日経新聞
<今日の日経新聞 04年9月04日>


「回転いす 9面企業総合」

「広告も大量生産・大量消費を前提にした発想から脱皮する時期だ」。
インターネットの普及などで、テレビで多くのCMを流すだけでは消費者の心を動かしにくくなった。
「商品の特徴に応じ、ネットやイベントをきめ細かく組み合わせなければいけない」。
プロ野球の視聴率低下などコンテンツの人気の浮き沈みも激しく、
「昨日までの王者が今日も強いとは限らない」。
広告業界では電通と博報堂の二強が目立つが、
「顧客企業や消費者の意向にさらに敏感になる」とADKの長沼社長は宣言する。
独自色の強い広告で存在感を高める構えだ。

(私見)

多品種大量生産から多品種少量生産へ。メーカーと同じような流れに広告業界も傾いていってます。
今回はADK社長の観点だけど、なるほどそれなりに的を得たコメントですな。
ただ、確かに昨日までの王者が今日も強いとは限らないけど、ADKが電博を凌ぐ日は今世紀はこないと思う。
サイバーとか好調なネット企業と合併でもしたらおもしろいかもね。ないけど。
広告ってクリエイティブ以上に対象となる消費者にピンポイントで情報を発信すべきなのよ。
ネット企業が構築したノウハウってのは必ずそれ以外の分野でも応用できるはず。
個人的にはやっぱしおもしろい演出をする広告が好きなんだけどね。
中身ではなく、どうやって広告を発信するのかってこと。これまでになかった伝達の仕方に興味を引くのよ。
記事にもあったけど、霧に映像を投影した広告で、人はその霧を行き来することも可能なわけ。
ちょっと前になるけど東京メトロで運転中にパラパラ漫画みたいに景色で広告が動くとかね。
元々興味のある情報をその情報に興味がある人にだけ宣伝しても顧客の拡大には届かないでしょ。
演出への興味をきっかけにその情報の中身にも興味を持ってもらうことができる。
これはADK社長の意向とはややずれるけど、一人の広告好きな消費者から言わせてもらえば
この二者だと後者のほうがクライアントになる企業にとっても新しいビジネスチャンスが生まれるんだと思う。
まぁ、偏ってはいけない。長沼社長も宣言しているように、商品の特徴に応じて
ネットやイベントをきめ細かく組み合わせなければいけないのよ。


<後書>

先日少年マガジンで三国志の漫画が連載したねぇ。
どっかのblogで書いたけど、スポーツイベントと流行って連鎖してるってのが俺の持論なのね。
で、ある広告企業の就職面接でこれを主張して、あわせて
三国志を活用して中国ブームの先駆けになりたいってアピールしたわけ。
今回の漫画はどちらかと言うとはずれだけど、世間は確実に俺の主張に沿って展開してると思うんだが。
どうなんだY広告社さんよぉ。ったくよぉ。てめーらの目は節穴だぼけどもがぁ。

新幹線のチケットが届いた。便利だねぇネット社会ってやつはよ。
つーかさ、なんで片道分しかはいってないわけ?帰ってこなくてよしってか?
速攻でJR東海ツアーズにメールしました。
はぁ、そろそろホテルの予約しないとね。まじでやばい。

コメント (1)
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