Vol.712 退職

　
第153回mixiコミュニティ紹介

飲め！ピルクル

ヤクルトをたくさん飲みたいという願望の集大成（のはず）。

一時期は胃腸の健康の為にとよく買ってたけど、
最近はブルガリア飲むヨーグルトが中心になってる。

50円高いんだけど、
カルシウムも摂取できる点が嬉しいよね。

短気な性格を抑制できる自我は
カルシウムに裏打ちされた賜物だと思うわけ。



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6月23日S○G○の日をもちまして、
2001年5月20日より勤めたS○G○を退職した。

いつの間にか5年目に突入していたのか。
片足突っ込んだ状態だったが、
真摯に向き合っていれば今頃店長ぐらいにはなれてた？



自身のアルバイト歴を振り返ると、
1999年から1年間、
紀伊国屋書店梅田本店3課文房具売り場で
ファイル・便箋・手帳・新人研修を担当。
数多の女性スタッフの中ぽつんと男性スタッフ。
逆紅一点状態。
週5勤務が原則のため、
部活の合宿参加を理由に退職。

その後半年間は貯金と短期バイトで学生生活を満喫。
イベントスタッフ、建築現場スタッフ、大阪ドームの売り子、
ロブスターの仕分け、家庭教師、TA等を経験。

貯金も尽き、
家から近いし平日閑散としてるからいいかなって
学生気分全開でS○G○に応募。

面接で好きなゲームを
全て他社製品で回答するというハッスルぶりを買われ？採用。

フロア初日、
同期の女性スタッフに
「この景品はここに並べていいんですか？」
という質問をシカトされるものの、
涙をふいてプライズを学んでいく。

当時の店長をはじめ、
社員や先輩スタッフの指導が私の根底に生きている。
接客精神を肌で感じた。
彼らにはプロ意識という言葉が自然と当てはまる。
仕事だけでなく人間としても成長できた時間だった。



退職してこれまでを振り返る今、
一番悔やまれるのは後続の育成に貢献できなかったこと。

自身が先人の背中を見て育ったように、
後続も同じく自分の働きを見て伸びてくれるかというと
意外とそうでもなかった。

繁忙時にしばしば思うことは、
「自分がもう1人いればどれだけ負担が軽減されるか」だった。

普段、
「自分さえできていればいい」という思いがどこかであったかもしれない。
チームワークの概念が欠けていた。

後輩の仕事までカバーしてしまう自分が
逆に後輩の育成を阻んでしまったのだろうか。
日経新聞に同じ主旨の本が宣伝されていた。
今読むと非常に共感できるかもしれない。



退職した現在、
私が採用された当時のプロ意識は
確実に色褪せてしまっている。

偉大な先人が築いた伝統を自分の世代で
衰退させてしまったことが心から悔やまれる。

いずれ退職することを前提に勤務していた私には、
フロアの推移を客観視していた点もあった。

この経験は必ず次のステップで解決する。
チームワークは人数以上の成果を発揮できる。


人材面での反省点に重点を置いてしまったが、
5年も継続した理由にはやはり仕事としてのやりがいが大きかった。
接客業の醍醐味を説明するときりがない。
数字を意識した仕事に従事していればなおさらだっただろう。



最後に、
退職を決心した瞬間を振り返る。

5月の中頃、
保険の都合から8連休という途方の無い休日ができた。
遅めのゴールデンウィーク。

連休明けに出勤し、
いつものようにフロアで作業を開始した瞬間、
今の自分を客観的に捉えることができた。

「なんて退屈な仕事をしているんだろう？」

マンネリ化した日々に麻痺していたのだろうか。
もちろん全員がそうではないけれど、
その瞬間の私はモチベーションのモの字もなかった。

持ち前の行動力で早々に転職活動を始め、
希望していた業界への転職がスムーズに決定した。
ある種の流れに乗れた結果かもしれない。



S○G○の多くの先人達の教訓を胸に、
今までの経験を糧に新天地でも自己の成長に励む。



5年間本当にありがとうございました。



　　



　 2005.03.14