お気楽・極楽 おじさん生活  (旧ブログ名 お気楽 単身赴任生活日記)

「食べること」と「ばよりん」が大好きなおじさんのお気楽・極楽な生活を日記にしてみようかと…

最近のフレンチバヨリンの値段を考える。そして私の弦に対する考え…だらだら日記

2022-06-18 16:27:33 | ばよりん

以前は サザビーズやクリスティーズなどの

海外オークションの2.5~5倍が 日本の弦楽器商の販売価格といわれていました。

 

フレンチのJ.B.Vuillaumeのばよりんは、オークションの落札価格が

2010年ごろは、140,000~150,000英国ポンドぐらいだったのが

最近は、350,000~400,000英国ポンドになっている。

上がっていますね~ 

モダンイタリアンや、ちょっと古めのコンテンポラリーイタリアンと同じ動きです

 

Bailly は

2010年ごろは、7,000~10,000英国ポンド

最近は、7,000~14,000英国ポンド

あまり変わっていない。

 

オークションの場合、偽物の場合もあるので価格に幅がありますが

Baillyを始め、Vuillaume工房での製作者の楽器は

安い値段で、Vuillaumeと同等の品質の楽器を手に入れることができる可能性がある

と思えば、丹念に店を回れば、不可能ではないように思います。

もちろん、簡単に巡り会得るものではないけれど…

 

おフランスざんすは、本当はあと3~4年は使って

私なりに、深掘りして楽器の良いところを確認できてから、手放す

というのが本来の予定でした

 

でも、事情があり、楽器を減らそうと思ったので 少々残念ではあるけれども

仕方がありません。(事情は 宮地楽器さんには、お伝えしています)

 

私としては、楽器はきれいに丁寧に作られているし、

楽器の表情も明るく変わってきたし

発音も良く、フレンチ特有の 鼻にかかったこもった音色ではなく

パンと音が外に出るように、ガンさんが上手に調整してくれている。

楽器そのものも、凡庸なフレンチではなかったので、ここまでの音にはなったのだと信じています。

 

宮地楽器さんには、楽器とともに、新しい弦を1セット預けてきました。

真剣に購入を検討したい人が良いコンディションで試奏できるように

無償で張替えていただけるようにです。

弦は、コレルリのクリスタルを付けています

素直できれいな音がする弦だと思っています

 

アジャスターも、「テントウムシがついていると売れない」というので

宮地楽器さんで、新しいアジャスターを購入し付け替えました。

 

標準の弦は「ドミナント」といわれますが

昔、標準といわれた、ガット弦のオイドクサ+ゴールドのような、素直な弦と比較すると

ドミナントは、美味しさ成分の化学調味料のたっぷり効いた弦 の印象です。

ドミナントは、比較的パワーがあり、音にクセがあり、楽器の特徴を消してしまうように思います

一方、少々運弓が悪くても、カバーしてくれる弦でもあるように思います

 

悪く言えば、化学調味料たっぷりの味に慣れた舌のように、

この弦の音に耳が慣れている方が増えてしまったのだと思います。

 

ドミナントに比べれば、クリスタルはあっさりしていますが

素直な楽器の音がするように思います。

おフランスざんすの調整+弾き込みが終わるまでは、

数年間はクリスタルでいくことにしてました。

 

スズキ#540で、大人でバヨリンをリスタートした時は

弦は、トニカを使っていました。

 

次に、Mario Gaddaを購入したのですが

この楽器には、先生から

Eゴールド、ADGオイドクサ を勧められ、この組み合わせでレッスンを受けていました。

簡単には鳴らないので、弓の練習にはもってこいの弦でした。

 

ある程度、運弓ができるようになってから、

合成弦を使って良いと言われ、いろいろ試して

当時は インフィの赤を使ってました。

厚みがあり、ドミナントより甘くきれいな音と感じていました。

 

その後、いろいろな弦が出てきても、あまり変える気は無く

ときどき ガンさんのすすめで、弦を換えて見ましたが

Gaddaには 私はインフィ赤がベストでした

 

その後手に入れたガンさん楽器は、ガンさんから 緑エバ の指定があり

ずっと緑エバにしています。

 

ステファニーニも、ガンさんが緑エバがいいというので、緑エバです。

 

カペラ1898は、ドミナントが張っていたので、そのままにしています。

カペラ1977は、クリスタルです。時々、違う弦を張りますが、4弦のバランスが変わるので

弦の種類を変える都度、ガンさんに調整をお願いしています

 

弦の種類を変えると、4弦のバランスが変わることがよくあり、気になってしまいます。

弦の種類を変えてバランスが崩れるのを、他の人は気にならないのだろうか? と思うのですが

神経質なのは、私だけなのかもしれません。

 

YAMAHAのSV150というサイレントばよりんも持っており

弦は、工場出荷時標準のヘリコアにしています。

上位機種やエレキばよりんは、ザイエックスのようなので

時間ができれば、弦を換えてみたいとも思っています。

 

いま 欧州では弦楽器オークションが行われ、

日本からもディラーの人が数人行っておられるようです。

円安で、仕入れた楽器がいくらで

市場に出てくるのか

非常に興味がありますです

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おフランスざんすの相場価格

2022-06-17 19:08:30 | ばよりん

今週の月曜日に、宮地楽器さんに行って

 

まだ おフランスざんすが店にあることを確認してきました。

 

「ん? 250万円+消費税 は高いのかな?」と思ったので

 

親しい、ロンドンのディーラーさんに相場を訊いてみたところ

「信頼できる証明書がついている状態の良い楽器は、値引き後で30,000~35,000英国ポンドが相場かな。鑑定書がないと20,000~25,000英国ポンドだね。Baillyは偽物も多いから。Rampal氏の鑑定書がついていないと難しいかな。」

とのことでした。

 

すると、値段はそれほど高いわけではない。

 

バイオリンの価格は少しづつ上がっており、

フレンチの1900年ぐらいの楽器は

JTLやラベルテのような大量生産工房作のバイオリンでも 

雰囲気の良いものは200万円台で売っています。

 

1900年代のフレンチは、材は良いものを使う傾向がありました。

逆に第2次大戦中のイタリアンは、良いものもありますが、

絶対的な数が少なく、更に価格高騰に拍車をかけているように思います。

 

ロンドンの人は、「RIO 英国にもってこい。売ってあげるから」と言っています。

なかなか売れないなら、英国にもっていこうかな…

ついでにオークションも見学して…

 

早くコロナ禍 落ち着かないかな~~

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Capela1989 魂柱を外す

2022-06-14 00:03:40 | ばよりん

徐々にバイオリンの数を減らそうというプロジェクト

おフランスざんす こと Paul Baillyは、宮地楽器小金井店さんに委託販売中で

6月13日現在 展示棚で FOR SALE 中。

山本店長さん「お安い楽器じゃないから、そんなに簡単には売れませんよ」とのこと

私も 安くないと思うので、ここはじっくり構える予定。

 

装飾楽器のCapela1989は、

 

弾かずに長期保管モードにすることにした。

前の所有者の方も、おっしゃっていたが、

「美しすぎて、傷つけやしないかと、弾くのが心配になる」

というのは私も同じ。

ならば、レンゲ(ダウン) という、

楽器本体がケース内部に触れる面積が少ないケースに

魂柱を外して今日から保管することにしました

あどは、ケース内にダンピッドを入れて、管理をしていきます。

なので、しばらく弾きません。数年は弾かないかもしれません。

 

今回いろいろ考え、決めた結論です。

 

きっと、後世に残すべき楽器の一つになるとおもうので…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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