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お気楽・極楽 おじさん生活  (旧ブログ名 お気楽 単身赴任生活日記)

「食べること」と「ばよりん」が大好きなおじさんのお気楽・極楽な生活を日記にしてみようかと…

近況報告(病気の件)

2025-08-13 10:51:30 | Weblog
膀胱癌の治療について、進展がありました。

7月最後の月曜日に、病院で膀胱鏡検査と診察がありました。
(7月中旬に、造影CT、MRI、血液検査、尿検査を実施しています。)

主治医の先生から

3ヶ月毎に検査をしてきた。
カンファレンスでは全員再発するという意見だが
2年間再発していない。

今回以降は、本当の意味の「経過観察」とし
半年に1回 膀胱鏡検査をする。
次回は来年の2月初旬とする。

再発の可能性は
1年間の間に、3~5人に1人の割合と思ってほしい。

とのことで

非常に良い結果となりました。


今の仕事が落ち着いたら
治療中 励ましのお手紙や、お守りなどいただき
お世話になった ばよりん友達のところに
お礼をともおもっておりますです。

また、秋までに 名古屋の杉藤さんのところに
弓の調整の件で、行きたいなぁとも考えております
杉藤社長には了解をいただいているのですが
私の方の予定が立たずで 
お待たせしている状態です

ではでは
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バヨリンの顎あてや肩あてって難しいと思う

2025-07-21 06:06:22 | Weblog
複数の楽器を持っていて
困るのは、顎あてと肩あての問題です。

私を含め、多くのアマチュアのかたは
顎あては、だいたい楽器についてきたものをそのまま使って
自分の体を、楽器にあわせていくことが多いのではないかと思います。
それでも上手くいかないときは
いろいろな肩あてを試して、なるべく自分にフィットする組み合わせを
探すように思います

顎あてで、今多くみられるのは
「ガルネリ型」ですが…
Alexander Accessories社で4種類あり
Bois D'Harmonie社やOTTO Tempelは2種類あり
見た目は似ているけれど
高さ、深さ、カップの大きさなどが
絶妙に異なります。
メーカー毎に形は似ているけれど
サイズがいろいろあるので
構えた感じも微妙に異なります

長く弾いておられる方は
「私はこれ!」と決まった顎あてがあり
複数楽器を持っておられる場合は、
同じ顎あてを装着されることが多いように思います。

また、これまで教わった先生(東京、大阪、福島)の
お使いになっていた顎あては
オーダー品であったり
市販品を削って加工してもらったものであったり
と 自分に合うようにカスタマイズされたものを
お使いになってました。
また共通するのは、先生方は、肩あては使わずに演奏されていました
きっと、肩あてがなくても 安定して楽器を構えられるように
顎あてを調整しておられたのではと思います。

顎あてと肩あて
どちらが安いかと言えば、肩あてなので
構え方を悩むときは
肩あてをいろいろトライすることが多いと思います。

私も、改めて 所有する 肩あてを見てみると
KUN Brabo
KUN Voce
Mach One プラスチック
Mach One メイプル 3本(微妙にカーブが異なる3本)
Viva La Musica Diamond 
Viva La Musica Professional Walnut Gold
Play on air Delux
と…9つもあった…ほしい人に差し上げたモノも結構あるので
これまでの間に、ずいぶんと買ったなぁと
今になって思います。

フィット感で言えば
Korfker Rest、Bonmusica、KUN Seven は
評判がいいですね
特にKorfker Restは音への影響も少ないと言われており
今でも気になる肩あてです

年齢を重ねるにつれ、体型も変わり
それがまた、顎あて 肩あて 要検討
のきっかけになるでしょうし

この問題は、永遠のテーマだなぁと
思います。

大きな弦楽器店に行けば
顎あても 肩あても 
試着させてもらえる店も少なくないので
ネットで安いモノばかり探さずに
お店で選んで買うというのも
合理的であるように思いますです
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煩悩(欲)は、不可能を可能にすることもあるかも

2025-06-15 06:18:15 | Weblog
ヴィルトゥオーゾさんの展示会で
知った 弓の製作者Slaviero 親子。

中でも、お父さんの弓に興味があり

銀黒檀は、2本ヴィルトゥオーゾさんの展示会で触れて
私好みの弓だということがわかり

金黒檀なら、更に良いだろう 触れてみたい
と思うが、ヴィルトゥオーゾさんには在庫はなく
これから注文して 秋には手に入るという

それまで待てない私は
あちらこちらに問い合わせた。

山野楽器さんに問い合わせたら
グローバルの福井さんにお会いした
弓フェアーの時に、エミリオさんのVn弓金黒檀があったとのこと

取り寄せできるか? 試せるか?_
良ければ買います。
と言いましたが、フェアーでなければ
大人の事情で難しいとのこと。

息子さんのルカさんの金黒檀は
在庫があり、264万円の値段がついているとのこと
私の好きな グランシャンさんの弓と同価格帯で
既に、フレンチ並みの値段になっていました

息子さんも興味はあるけれど
色々見始めると、方向性が定まらなくなるので

エミリオさん縛りで、北海道から九州、そしてイタリア、イギリスまで
知っている楽器屋さんや工房に電話で聞きまくった

探すこと2週間
イタリアのディーラーさんから
都内に在庫があるらしいとの話を聞き
連絡先を教えていただき、アポイントを取って
行ってきました

アメリカ人の方と日本人の方が居られる
小さな弦楽器工房でした

工房には、a CREMONA スタンプの
銀黒檀と金黒檀 そして 金べっ甲がありました

銀黒檀は、パリッとして良い感じ。これで十分と思うぐらい。
 金黒檀、金べっ甲よりも弾き始めの音が早く出る印象。
金黒檀も、パリッとして、銀黒檀より少し音に厚みが出ている
金べっ甲は、しなやかで腰も強く、音は金黒檀よりも重厚
金べっ甲と金黒檀は重さが62~63gとやや重め。
銀黒檀は60gと標準的

うーん…

悩んだ挙句、途中で家内に電話してお許しを貰って
金べっ甲の弓を購入することとした。

工房の方は、今日は試奏だけだと思っていたらしく
驚いていた。
高い買い物だから じっくり探したい。
でも ゆっくりしていると、先日のステファンンミュラーさんの
弓のように、他の人に買われてしまう。
だから、魅力的な弓があったら、迷っていると
また誰かに取られてしまうと思う気持ちも
購入に向かわせたと思います。

べっ甲の弓は初めて所有するので
なんだかうれしいです はい。
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なんだかね 不安でね

2025-06-13 22:05:58 | Weblog
来月 膀胱がんの 検査があります。

もう1年以上再発はしていないのだけれど

お医者様からは
「カンファレンスでは、全員短い期間で再発という見解です。
経過観察には入れません」と言われています。

健康でいないといけない
わかってはいます
でも 難しい

あと心配なのは

まだ、身辺整理が終わっていないことです。

このまま死んでは、家族が路頭に迷うことになる
と思いながら
現金、有価証券、不動産等の相続資産対象は
早いうちに、妻や子供たちに贈与してきたけれど
まだ完全ではない

財産とは言えないものもたくさんある

楽器や弓は、新作ばかりなので大した価値はない。
時計も、人気のある 換金できるものはない。
食器類も、売れば安いものばかり、

オフハウスさんやトレジャーファクトリーさんで
買い取ってくれるのは
ドーム工房のガラス類と今右衛門工房の食器
楽家や萩焼・大眉さんの抹茶茶碗と
常滑の三代常山さんの煎茶セットぐらいでしょうね
それも数千円から数百円だと思う

家の中もせっせと
物を減らしてます
頑張って 身辺整理をしてます

でもでも

昨年、河辺さんの弓を買ってから
急に 弓をいろいろほしくなっています。

もう還暦 
体調もあり、バイオリンを弾けるのは
長くてもあと10年もないでしょう

今ある楽器(ガンさん、カペラ、ステファニーニ、ヤマハなど)
を弾くときに、弓を替えて、音色の変化を楽しみたい
また、ずっと新作にこだわって買ってきたので
最後まで新作にこだわりたい
という思いがあります。

自分でも、今の弓コレクションは
良い弓が揃っていると思います
でもでも
もっといいのがあるはず
そう思って楽器店を巡ると
とても楽しい気持ちの自分がいます。

その時間は、自分の健康不安を感じないのです

ただ、自分の収入はサラリーマンであり
60歳を過ぎて、給与も下がり
今まで以上に贅沢はできません
だから、時間を楽しみながら
弓が見つからないことを楽しみながら
弓探しをするのもいいかな と思いはじめました


最近、気になっているのは
Emilio Slavireoさん
イタリアの弓製作者です

イタリアと言えば、ペドレッティさんやルッキさんは
知っていたのですが
先日のヴィルトゥオーゾ さんの展示会で
「初めまして!!」でした。

息子のLucaさんの方が、評判が高いそうですが
私はお父さんのEmilioさん推しです。

標準的な銀黒檀の「a CREMONA」の弓は
25年前のギョームさんの弓を思わせます
お値段も、フレンチに比べると
お手頃で、コスパも良く

材も良いものをたくさん持っておられるようで

積極的に探しては、
触れてみたいと思います。
極上の弓に出会えればいいなぁ

杉田さんのお店にも
購入を迷うくらい
材がきれいで 性能も高い
いい弓がありましたし

個人的に注目していこうとおもいます
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ヴィルトゥオーゾさんの東京の展示会に行くが…

2025-06-13 21:07:23 | Weblog
山野楽器さんでの相談会以降
ヴィルトゥオーゾ さんで見た ステファン ミュラーの
金黒檀の弓が気になってしょうがない。

名古屋に行こうかとまで考えていたら
丁度 東京神田で 展示会をすることになっていた

電話したら、杉田さんが出られて
東京の展示会に持ってくる予定とのこと
「LFJでは周囲がうるさく、高い買い物なので静かな環境で
チェックしたい、良ければ購入する」と伝え
その日が来るのを待つ。

一日も早く見たいが、
職場に試奏用の自分の楽器を持っていくことはできないので
土曜日の午前中に行くことで アポイントをとった

が…

金曜の午前中、仕事中に杉田さんから電話が入る

(杉田さん)
いま、お客さんがいて、きうちさんが興味を示していた
ステファンミュラーを買いたいと言っている
売ってもいいですか?

(わたし)
先着順ですから仕方がないと思います。

(杉田さん)
ありがとうございます。ほかにも良い弓がありますので
ご案内します。トマショーもありますから

本音でいえば、わたしも、
LFJが終わってすぐ 名古屋に行けば
手に入れられたと思うし
弓は出会いなので
仕方がないと諦めました

その後、展示会場に行って
トマショーを見せていただきましたが
400万円以上の値で、まったく手が出るものではなく

他に、ピンとくる弓がありませんでした

ただ、イタリアの SLAVIERO父子の弓が
非常に高い性能を持っていると感じました。
その日は、父EMILIOさんと子LUCAさんの
銀黒檀のVn弓が2本づつありました。
Vnでは、息子さんのLUCAさんの方が評価が高いそうですが
私的には、EMILIOさんの作る弓のバランスが好きで
特に、4本の内の1本は、とても良い材を使ってました。
杉田さんによれば
SLAVIERO工房は、ペルナンブーコがいずれ
手に入りにくくなると考え、積極的に
材の確保をしてきており
腕も良く、材も良く、
ネームバリューがフランスやギョームより劣るだけで
コスパの良い弓 との説明がありました。
私も、この4本を見る限りは、そう感じました。

EMILIOさんの弓は
これを買ってもいいかも と思うぐらいでしたが
せっかく予算を上げて臨んだ弓さがしです。

この人の、金黒檀の弓はどうなのか?

杉田さんに訊くと
国内に在庫があるかもしれないが
杉田さんのところにはなく。
秋に、クレモナで展示会があるので
そのタイミングで、入手することはできる
ということでした

銀黒檀でも高いレベルにまとめられている製作者なので
ぜひ、上級グレードを試してみたいと思いながら
展示会をあとにしました。
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山野楽器 弓フェアーで 弓購入の相談をしたら…

2025-06-13 20:46:32 | Weblog
5月16~18日 銀座 山野楽器で 弓フェアーがあり
グローバルの福井さんによる、弓相談会という企画があったので

申し込んで、行ってきた。
相談は以下のとおりで、事前に伝えていた。
・上限100万で弓を買いたい。
・新作弓
・響きの良い弓
・バランスが軽く感じられる弓
・飛ばしも容易な弓
・止めやすい弓
・弾いているときの右手へのインフォメーションが、明確な弓
・製作者にこだわりはない


福井さんとゆっくり話すのは、6~7年ぶりである。

18日の朝、一番で特設会場に行き
福井さんの相談会を受ける。

といっても、弦楽器のお話とお互いの体調の話で
本題の弓の話にならない。
40分ほど、楽しい雑談をした後本題に入る。

最初に福井さんが提案したのは
特別感のある 向井さんが製作した
杉藤さんのSXart 132万円
弓全体のデザインは、サルトリー系のデザインで丸弓
杉藤らしさが感じられないデザインである。
弾いてすぐ、削り弓の感じがわかる。
削り弓は絃をとらえる感触に特徴がある。

でもこれなら、浩司さんの弓や向井さんスタンプの弓と
変わらないので、お断りする。

すると 福井さんから

「きうちさんは、新作弓はコンプリートしていて
 今日の会場の弓の中では、新作はこれしか勧められない。
 あとは、オールド弓を勧めたい。」
といって、330万円の弓を見せてくれた。

弾いてみた。 
すごい。やはり古い弓は良いものがある。
音の厚み、操作性ともに素晴らしい
福井さん曰く、材料の差です
とのこと
でもさすがに330万円は高すぎる

私から
そこまで出すなら、176万円のステファンミュラーの方が気になる
と言うと

福井さんから
「そう思うなら、買うべきですよ。このままでいけば
よい弓は、いずれ手にれられなくなります。今が最後のチャンスです」
という言葉が出てきた。

福井さんまでもが言うとは…

弓の材料 供給問題は かなり深刻なのだと
改めて 思いました。








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河辺さんのところに、弓の引取と毛替えをしてきた。

2025-06-13 20:07:43 | Weblog
5月の中旬
昨年購入し 代金だけ支払って
引き取っていなかった
河辺さんの弓を 受け取りに行ってきた。
半年近く、預けたままだった

手にして、まず最初に弾いた感触が
サルトリーのミント状態の弓の印象を受ける。
購入を悩んだ、サルトリーにとても似た感触がある
その悩んだサルトリーの1/7の予算で
弓が手に入り、とてもうれしくなった。

これまで触れていた河辺さんの弓の中では
弓の棹のしなやかさと強さのバランスが
私自身のストライクゾーン(受容範囲)にようやく入った 
という印象の弓です。

この日は、タッチが重くて困っている
アルシェのPE SOLO 
自宅近くの弦楽器店で「丸一で長く勤めていたかたで、上手ですよ」と
いう紹介を受けて、2棹張ってもらったのだけれど…相性が悪く
張ってもらってすぐ使わなくなった。

河辺さんに張り替えてもらうことにした。
私は、ガンさんや河辺さんの張り変えは、違和感がありません。
違和感があり、もっさりする印象が嫌だということを
河辺さんにお伝えしたうえで、毛を替えてもらうこととしました。

毛替えを始めてすぐ河辺さんが
「きうちさん、この毛替えした人丸一出身じゃない?」と言った

なぜ、わかったのかと訊くと
フロッグのリングに差す木片の処理が
丸一の工房で学んだ方は特徴があるとのことだった

毛替えをしながら、河辺さんと ずーっと雑談をした
主に 弦楽器業界の四方山話

更に、毛替えの時の接着剤の話や、
アトリエハーモニーの毛を乾かす秘密道具を教えてもらったり

ペルナンブーコ以外の弓も市場に出てきており
河辺さんの工房でも、10万円損後の弓として扱っていることなど

3時間余りの時間 ずっと二人で話をしていた。

気が付けば20時過ぎ… 河辺さんの弓を携えて
帰路についた。

「しまった」と思ったのは
この日も、話に夢中で
河辺さんのコレクションにある、グランシャンの金べっ甲のVn弓を
見せてもらうのを忘れたことである。
一度でいいから弾かせてもらいたいなぁ
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ストリングスEXPO2025(2)アルシェと杉藤など弓巡り

2025-06-13 19:12:16 | Weblog
今回のEXPOはどちらかというと
楽器にはあまり興味はなく、弓と小物を中心に見て回っていました。
また、昨年末に河辺さんの弓を買ったばかりなのに
「100万円前後なら、買ってもいいかなぁ」という気持ちで
展示会に臨みました。


まず、入口近くに出展していた、アルシェさん

アルシェの通常の弓のほか、製作者別に弓を展示していた。
昔は、トルテ、ペカット、サルトリーの3モデルの展開でしたが
更に、ラミー、シモンという名前もありました。

私には、あまりに細かすぎて、何がどう違うのかが
わからないところもありますが
こだわり感があふれているという感じでした。

また、横から見た雰囲気は、コピーモデルなのですが
ヘッドを上から見た雰囲気は、昔と変わらず
どれも、「アルシェの顔」という主張が強く感じられました。

杉藤さんは、
五代の慎子さんと
新たに社長に就任した娘さんの 万純さん(六代)
と万純さんのご主人様の3人がおられた。

一昔前は、国産の弓で 杉藤さんと アルシェさん が2大メーカーで
アルシェさんの方が、万人受けする弓を作っておられたが

五代の慎子さんのときに、大きく変革を遂げ
今回の展示会では、弓のヘッド周りが、伝統的な「杉藤ヘッド」ではなく
フレンチボーのような、きれいなヘッドの弓がいくつも展示されているのに
驚きました。

杉藤は「曲げ弓」と「削り弓」両方を製作しており、
高価格帯の「曲げ弓」は、とても素晴らしいと感じました

「削り弓」も安定した感じになってきていて
作っている向井さんの技術的な成長を感じるものでした。

その中でも、杉藤さんの弓の展示コーナーに
妙な雰囲気の弓が たくさん展示していました。

まず、銀・象牙のフィッテイングの弓(2棹あった)
100万円を超えるのかなぁと値段を聞いたら、
そこまでいかない値段。
材は良いし、安くする理由がわからなかった…
訊いてみたら「象牙のフィッテイングだと、輸出入がしにいので
ずっと使用を控えていた。でも部品の在庫があり、
もったいないので、バーゲン価格で売るのだとか
その発想に驚いてしまった。

次にい驚いたのが、ラッピングをしていない削り弓の丸弓が1本
刻印もない。
これは、亡くなった4代杉藤浩司氏が作った弓で
当時は
削り弓のセンシティブシリーズは、原則角弓で製造販売され
希望があれば、丸弓を製作した。
直ぐに、丸弓を出荷できるよう、造り貯めしておいた一本だとのことであった。
希望に合わせて、ラッピングなどを施すそうである。

更に見慣れぬ削り弓が1本ありました。
ものすごく棹の細い。私の持っている「弓のみどり君」並みに細い。
スタンプは、SUGITO ではなく T.MUKAI とあり
向井さんの弓だそうです。
向井さんは65歳を過ぎ、もうすぐ70歳
年金を受給しながら、時々杉藤さんで製作をしているとのこと

そんな向井さんに、自身の名前で弓を製作し販売することを
OKしたのだそうです。

展示会にあった、132万円のSXart(これも向井さんが作った弓)2本と比べても
遜色のない、いやむしろ 向井さんの弓の方が発音が良い感じがして
その場で、購入することを決めました。

銀行のATMに行きお金を引き出して、購入!!!

コレクションの一つになりました。


弓で一番魅力を感じたのは
名古屋のヴィルトゥオーゾさんにあった
ステファン ミュラーの 金黒檀のVn弓 176万円です。

材が素晴らしい、見て美しい、弾いて素晴らしい
強いのに、吸い付く感じ
とてもいい弓した。
でも、私にとっては、かなり高価であり
その場で購入を決めることはできませんでした

高額だし、マニアには有名でも 一般には知られていない
製作者なので、すぐには売れないだろうと判断して
次への期待を込めることとしました。

弓を見て回って思ったのは

「ペルナンブーコはもう稀少材料です、
今のうちにお求めになっておかないと後悔しますよ」
という台詞を、たくさん聞かされました。

なんだか、急かされている感じですが
それほど、ひっ迫感があるのだなぁと思いました。














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ストリングスEXPO2025(1)ネグリのケース

2025-05-13 20:43:14 | Weblog
バイオリニストの諏訪内さんが使っている
ケースのネグリが出店していました。

ブースに居られるのは ネグリ社長さんご本人

にこやか かつ 穏やかな印象。

ドイツでケース制作の修行をしたとおっしゃっていました。

1ブロックの大きさで
伝統的なケース「ミラノ」を革仕様にした
ディプロマを展示していた。
触れるには、手袋をつけなければならない慎重さ

聞けば、ディプロマには証明書とシリアルナンバーがついており
オーナー登録をするらしい。
購入を勧められましたが、「高すぎるー」と言って丁重にお断り。

そのほかにも カーボンでできたケースを展示。

昔はアコードぐらいしかカーボンケースはありませんでしたが
今は、主流がカーボンなどの合成素材ですね~

ネグリのミラノのケース 今でも欲しいし、憧れのケースです。

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ラ・フォル・ジュルネ に行ってきた。

2025-05-07 11:32:31 | ばよりん
東京に引っ越してきてうれしいのは
演奏会の数が多いこと。
また、5月GWは、「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO」 が今年も開催され
オリヴィエ・シャルリエさんの ワークショップを2コマ聴講してました。

読譜技術で参考になったのは、「原典を確認せよ、後世の演奏家や作曲家が編纂した楽譜をには、原典にはない解釈で指示が加除されている。曲と向き合うとき作曲家の意図を理解し、どう表現するかが大切」というコメントと「きれいな音を出すことを意識しすぎると、表現力が乏しくなる」ということ

実際に、生徒さんの演奏が、指導により大きく変わるのを拝見できて、とても興味深く聴講できました。

ガラスホールに、昨年 松尾弦楽器東京が独立し別法人となった松尾弦楽器さんの息子さんのお店が、クレモナグッズ(キーホルダー、エプロン、絵葉書など)を販売しており、記念に駒デザインのキーホルダーを購入。

その際、お店の方が、「LFJ ストリングスEXPO開催しているので、ぜひ行ってみてください」と面白いイベントを紹介してくれました。

LFJのプログラムを見ると、何やら 毎年11月に科学技術館で行われていた弦楽器フェアーから「日本弦楽器製作者協会の個人会員」を除いた方々が、ミニ弦楽器フェアーを開催しているようで…宮地楽器さんも出店している。(山本店長さんから、何の情報提供もなかった。山本さん教えてほしかったなぁ~) 

 入場料は無料ですが、ワークショップチケットや公演チケットの半券が必要で、何らかのチケットを購入しないと入れないでした。

 面白そうなので、(途中、フードエリアで岡山県新見市で作られたキャビアをたべてから)ストリングスEXPOにも 足をのばすこととしました。

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