お気楽・極楽 おじさん生活  (旧ブログ名 お気楽 単身赴任生活日記)

「食べること」と「ばよりん」が大好きなおじさんのお気楽・極楽な生活を日記にしてみようかと…

おフランスざんす のケースを考える

2021-04-24 19:03:21 | ばよりん

おフランスざんすは

暫定てきに、Mario Gadda を買った時に付いてきた

東洋楽器のシェルワンという、べーシックなケースに入れて

ガンさんのところに預けています

 

 

ガンさんの調整作業が終わるまでにケースを新調しようと考えています

 

単身赴任で、お小遣いも少ないし

できるだけ、お手頃なケースにしたいと考えています

 

1番の候補は、カーボンマックのオブロング型

ネット販売で、アウトレット品が売っていて、税込み33,000円となかなかお手頃。

 

弦楽器フェアーで初めてカーボンマックを見たとき

筐体のカーボンシェルの厚さが薄くて固い!すごいぞこれは! それでいて定価で10万円を切るとは…

クロアチアの某メーカーと同等みたい!

フランスの某メーカーやドイツの某メーカーより固い!!

という印象でした 

一方で、廃盤となったレンゲという日本製のケースが

更なる剛性と精度の高さが際立っており

当時は、まったく興味がでませんでした

 

現在は、レンゲは廃盤となり、

カーボンマックが、私の中で急浮上しました

 

 

 

次に気になるのが

ネグリのミラノ

私の中では 王道のケースの一つ

ムザフィアは、値段が上がりすぎて興味が沸かない中

10万円以下で購入できる良質なケース

ネットの実売は 84,000円ぐらい

外装は内装はオリーブか赤かなぁ

 

GEWA PURE OBLONG

ポリカ素材の中国製のお手軽ケース

ネットの実売は3~4万円

GEWAの信頼性はKEEPのまま

これもかっこいいと思う

 

 

メルカリやヤフオクでセコハンでも探そうか?

誰か知り合いで、不要なケースを売ってくれる人はいないか?

 

色々考えるけど 答えが出ない。

 

ん~~~どうしようかなぁ

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バイオリンケース 偏見による 評価

2021-04-17 23:49:55 | ばよりん

バイオリンを保管するためのケース

 

みなさんは どのように選んでますか?

 

楽器をコレクションとして、ほとんど弾かず長期保管方には

楽器ケースよりも

白川総業さんがコレクションを保管するために用いてる、段ボール製の楽器保管箱がベストなのかもしれません。

白川総業社長の白川寛治さんは、「自社開発品で、性能が良く、特許まで取ったけれど売れなくて…」とちょっと苦笑しておられました。

 

でもそれは、一部のコレクター向けのお話で…

 

一般の方は、楽器ケースを候補に考えると思います。

 

ケースには、形状として

大きく分けて シェイプ型(三角ケース、ひょうたんケースとも…)とオブロング型(四角ケースとも矩形ケースとも…)

に分かれます

20年ぐらい前まで私は

安いケース・初心者が使うケース:シェイプ型

高いケース・上級者が使うケース:オブロング型

というイメージがあり

オブロング型のケースに憧れていました。

 

小学生の頃、自分はひょうたん型

同級生のF君は、ヒルの四角のケースを持っており

羨ましかった琴を覚えています。

 

今は、ケースも、カーボン、グラスファイバー、ポリカーボネートなど様々な素材のケースが出てきていて

選択の幅がとても広くなっています。

 

ケースは、比較的簡単に持ち主の個性を表すことが出来る、表現の場でもあるので

こだわる方も多いように思います。

 

私は、(宮地楽器小金井店の山本店長さん曰く)病気なので

楽器、弓だけでなく

楽器ケースも、興味があるものは、どんどん手を出しておりまして…

家内もあきれるほどでした

 

 

今日は、楽器ケースについて 書いてみたいと思います

私の偏見ですから、事実と異なることもあるかもしれませんので

その点だけご了承ください。

 

 

♪私が使ってみて、これは良い!と思ったベスト3

 

No1. Musafia 2010 Superleggero 

古いモデルで製造中止だと思います。

イタリア製のMusafiaの中では、基本構造はしっかり作られながらの廉価版です。

これより廉価なStudio Seriesというのがありますが、質感が落ちてしまいます。

このモデルの特長は、取っ手(ハンドル部)がプラスチックなんです。

取っ手が革だと、高級感はあるのですが、汗かきの私はなんだか苦手で

プラスチックの方が気兼ねなく使えて、実用的です。

今となっては、もう1~2つ買っておけばよかったと後悔しています。

 

2.東洋楽器 Plume Fiber(初期型、バックル2個)

 

飛行機の国内線の手荷物持込みは、特別な場合を除き3方向の合計が115cm以下

ならばOKで、JAL、ANAが準備しているバイオリンケースは

Plume Fiber の初期型(バックルが2個)で、

市販品についているゴム足を取り除いて、115cm以下のサイズに納めています。

 

飛行機で移動するとき、事前に予約をすれば専用ケースをお借りできますが

搭乗時と到着時に楽器を入れ替えするのが煩雑です

 

バイオリンが複数台あるならば、もう1席楽器用に席を取ればいいのですが

バイオリン1台なら、その費用も節約したいです。

 

そういう時、このケースはとても重宝します

ゴム足を切って使っています。

 

3.日精/サカイコンポジット レンゲ

 

2010年に弦楽器フェアーで発表され

2011年秋から販売開始、1年程で売れ行き不振により

製造終了となった、不遇のケースです

 

素晴らしい品質で、

GEW*、B*M、AC**RD、などなどの老舗ケースメーカーと比べても

頭 ひとつ ふたつ 抜きんでていたケースです

丁寧な仕事、上質な素材 どこをとっても素晴らしいケースでした。

 

この技術で、普通の形のケースを作っていたら成功したと思うのですが。

斬新さを出そうと

1700年代に主流だった、差し込み式のケースを再現し、販売。

筐体をコンパクトにするために、弓は2本までと言うのが、あまり受けなかったようです。

また、アドバイザーの方がおられたようなのですが、メーカーが販路を構築できなかったことが

致命傷だったようです。

 

2010年に弦楽器フェアーに出店し、その時に訊いたところ

まずは、コンパクトなバージョンで市場をつかみ

その後、弓4本バージョンやダブルケースも作る予定と聞いていたのですが…本当に残念です。

レンゲは、私にゼロハリバートンのバイオリンケースを手放すことを決断させたぐらい

素晴らしいケースでした。

 

 

♪見栄で購入したい 特注ケース

 

以前、高嶋ちさこさんが、エルメスにバイオリンケースを発注しました。

市販のケースを、外装内装をエルメスに加工させたものだったと思います。

外側は黄色の革、内部はコンチェルトという名前のスカーフ生地を用いていました

 

徳永二男さんは、確か ルイヴィトンのケースをお持ちだったと思います。

最近だと、形成外科医で美容整形病院を経営している、麻生さんという方が、注文してYOUTUBEで報告しておられます

 

憧れですよね~

 

私も、20年ぐらい前に

高級なケースが欲しいと思いたち

NYのティファニー、日本のWAKO、フランスのルイヴィトンに相談したことがあります。

当時、ティファニーだと、100万円~(NY本店でのみ受付) WAKOでは市販のケースの改造というスタイルで40万円~、ルイヴィトンは、日本のデパートの店舗でも受付可能で60万円~となっていました。

ティファニーは本店に行かないといけないので、時間とお金が余計にかかる

発注の楽なルイヴィトンでお願いすることにして、

打ち合わせをし、仕様も決めていったのですが…

納期に2年もかかると言われました。

「うーん、そんなに待てない。」

悩んでいたときに、幼馴染のF君が ゼロハリのバヨリンケースを持っていたことを思い出し

クレジットカード会社のコンシェルジュサービスを通して、注文しました。

WAKOとルイヴィトンの中間ぐらいの価格でした。

 

重たい、怪しい ケースで

持ち歩くと ゼロハリマニアの人が必ず声をかけてくださいました。

 

ゼロハリは、日本の会社に買収されてからは、オーダー製作は受付けていないようです。

ティファニーも今本店は改装中のはずで、常顧客以外は難しそう。

ルイヴィトンも、今は受付けていないようです。(ギターケースはあるとのこと)

和光さんは、おそらくできるのでは… でも同じ内容を 革工房にお願いしても同じ結果になりそうです。

 

ケースは、永く使いたい

そんなとき、ルイヴィトンのケースは、

「きっと何十年先でも修理をしてもらえる」ということを期待できると思います。

 

良いケースを長く使い続けることができる。それはとても魅力的なことだと思います。

 

 

 

♪新素材ケースの不安なところ

 

昔ながらの布ケースや革ケースは、雨に弱いです。撥水加工をしないと大変です。

撥水加工も長期にわたり有効ではないので、アルミや樹脂などの新素材のケースは

雨を気にしなくて済みます。さっと乾いたタオルで拭くだけ。

 

しかし良いことばかりではありません

 

多くの新素材ケースは、接合部に柔らかい合成樹脂やゴム系の素材を用いています

これらは、経年で劣化していきます。

交換部品があれば良いのですが、交換部品がない場合は、劣化したら寿命となります

 

私の持っている、レンゲも不安要を抱えるケースの一つです

かみ合わせ部のゴムの劣化が進みにくいように シリコーン系乳化剤を塗ってますが、何年持つのか…

メーカーのサポートももうありません。

 

たいていのケースは、10年は使えると思います。でも20年30年という時間を経たとき

どのようになるのか、気になるところです

 

そういう心配が、オーセンティックなケースの場合はありません。

 

実売、2~3万円で売っている、フューメビアンカとか、イーストマンであれば

私は、まあ仕方がないか とあきらめることができると思いますが

 

10万円を超える、BAMやGEWA、アコードは、ちょっと考えてしまいます。

 

プロ演奏家、音大生、音高生の方々はケースの使用頻度も高く、10年も経てば

使用に伴う不具合も出てきて、買い換えをするでしょうから、そういう心配はないと思います。

週に1度、レッスンで外出する程度の人は…10年・20年なんてあっという間です

そう考えると、新素材はちょっと考え込んでしまいます。

また、ヤフオクやメルカリなどの中古品はなおさらです。

 

♪ムサフィアのケース

 

20年前は、それほど高級なケースではありませんでした。

実売価格は、東洋楽器のULオブロングの倍程度でした

 

今は、ずいぶんと値上がりして、

種類も増えました

 

品質は良いと思います。

時間はかかりますが、修理も対応してくれます。

 

♪ネグリのケース

ミラノというシリーズは、良いケースだと思います

ディプロマはとてもお高い。

でも以前に比べ、値段が安くなり手が届きやすくなりました。

 

ミラノより廉価なシリーズは、ミラノとの差がありすぎて、

私はミラノ以外のケースは、興味がわきません。

 

 

 

♪東洋エスプリエスプリULオブロングは、ロングセラーです。

軽いし、値段もお手頃だし、質感も良く、良いケースだと思います。

頑丈かと言われれば、そこそこですが、この値段ですから…

通常の移動には、全く問題ないと思います。

三角ケースのシェルシリーズもも実売2万円以下で手に入るケースとしては

秀逸だと思います

Plumeは、前述の通り、少し加工すれば機内持ち込みができるメリットがあります

東洋楽器さんには、オブロング型の新素材ケースを期待したいです。

 

♪GEWA

2020年発売の新素材ケースのPUREす

今とても気になっています

買ってしまうかもしれません。

 

GEWAでありながら、この値段。

他の廉価ケースメーカーはどきどきしていると思います

 

♪ギャラックス

国産のケースメーカーです。

お値段お安く、質感も悪くありません。

良いケースだと思います。

まだ作っているのでしょうか?

製造やめたとの噂も聞きます。

 

♪アルファのケース

日本製だったと思います。

地味ですが安定した品質だと思います。

ダブルケースを所有していますが、不満はありません。

これもまだ作っているのでしょうか?

製造やめたとの噂も聞きます。

 

♪ロッコーマン

お手軽な値段の

ポリカーボネートのケースがあります。

筐体のデザインはGEWAに似ています。

お手頃で 良いケースだと思います。

 

♪イーストマン

のだめカンタービレで

峰君が使って 一躍有名になったケースです

やや重たいですが、

実売3万円前後で購入できる

安定した品質のケースです

 

♪フューメビアンカ

白川総業社のブランドで、安く良い物をというコンセプトです。

シェイプ、オブロング、チェロケース型の新素材ケースや

木製のシェイプ、オブロングもあります。

チェロ型のケースがかわいらしく、弦楽器フェアーで見て気に入り、私も一つ持っています。

ブランド名にこだわりがなければ、お勧めできるメーカーだと思います。

 

 

他にもいろいろメーカーはあるのですが、

使ったことがないので、コメントができませんです。

 

この10年間で、いろいろなメーカーが手に入るようになりました

 

ギターケースで有名な クロスロック社も

バイオリンケースを作っていますが、今ひとつ垢抜けた感がありません。

ただ、ABS製で希望小売価格が1万円前後と、めっちゃお安いです

YAMAHAがセットバヨリンのケースとして採用したようでもあり

これからの動向がとても気になります。

チェロケースでは、結構人気だと聞いています。

 

 

だらだらとした長文

お読みいただきありがとうございました。

 

ではでは

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オークションで気をつけるべきこと(弓)

2021-04-12 02:03:56 | ばよりん

楽器と違って、弓は比較的調整の幅が少なく

一般の人が、オークションで求めやすい対象です

でも、古い弓だと、へたっていないかとか

折れていないか、修理歴はないか

などなど、気を配る部分はたくさんあります。

 

特に、鑑定書が付いている弓で

フロッグやスクリューが 鑑定書の写真と違うときは

注意が必要です

 

その弓に修理歴がある場合

 

事故で弓が壊れ、全損扱いで保険の求償を行った、無価値の弓がおおいです

弓の持ち主は、保険で得たお金で、新しい弓を購入し

フロッグとスクリューを取り外し、

廉価なフロッグとスクリューを取付け、オークションに出品するのです。

 

昔からある手法で、残念ながら無価値の弓に応札してしまう人もいます。

 

オークションハウスの価格のつけかたは、正確です

安い物は、安い理由がある そう思って参加しないと

痛い目を見ると思います。

 

一般の方は

修理歴のある弓は 絶対手を出さない方が無難です はい

 

 

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サンライズオークション 本日最終日

2021-04-07 12:32:10 | ばよりん

サンライズオークション

 

今日から明日にかけてが、オークションの終了日になります。

 

 

渡英できるならば、もっといろいろなオークションを眺めるのですが

コロナ禍の中、プレビューで現物を見れるのは、日本で開催しているこのオークションだけです

 

私が極上だと思う DODDスタンプのチェロ弓は、80万円と比較的高額だけれど

しっかり入札されています。

 

それ以外に いいなと思った弓の内

 

12番のアルシェのビオラ弓

30番のアルシェのバイオリン弓

はなかなかの人気のようです

 

 

 

30番は、なかなかいい感じでしたので

手数料込みで25万円ぐらいなら と思っていたのですが

 

今既に、入札が22万円

手数料は41,140円で 26万円余りになるので

ちょっど今の私にはもう手が出ないかな~

 

状態もいいし、棹の質もいいものです。

サンライズオークションの石井社長は、大瀬さんがこの弓を作っているところを

見ていたそうです。大瀬さんは 極上のペカットを横に置いて、この弓を製作していたそうです

 

アルシェの弓は、昔の弓、特に古いものほど非常に品質の良い材を用いていることが多く

この弓もその一つだと思います。

へたりは感じることはなく。新品なら今は100万円を越える値になるでしょうね

いくらまで値上がりするか 楽しみです。

 

 

一方で34番 36番は ちょっとお値段が高いからか入札なし

もったいないと思いつつ、眺めています。

 

バイオリンも、新作と古いのが1つづつ 札が入っています

 

 

viewingに行って思ったのですが、

出品されている楽器・弓は、海外の老舗オークションと同じく

ある程度の費用をかけてメンテナンスをしないといけないものが多く

どちらかと言うと、弦楽器商や工房や、マニアックなアマチュアが

ターゲットになると思います。

特に弦楽器商や工房はコロナ禍で難しいんでしょうので

参加者は少ないんでしょうね~

 

私自身は、パノルモの弓に興味があったのですが… トラブルを抱えているので

 

美しいし、音もいいし、まさにオールド弓 なのですが

いつ訪れるかわからない、弓が壊れる日のことを思うと

手数料込みで、22万円を出す気持ちにはなれませんでした

 

さあ、最終的にどうなるか 大瀬さんの弓は どこまで値が上がるか

興味津々です

 

査定価格内の25万円以内で終了したら そこそこ お買い得だと思います

 

 

2015年8月のアルシェ弓の価格表を、見つけ確認すると

当時のCUNIOT HAUSSET は 

PRO 60万円+税

SOLO 90万円+税

この弓は SOLO なので 90万円+税が定価

 

ラッピングが、2000年に入った頃は、多くが絹糸仕上げだった記憶があります

 

アルシェの創業は1983年

大瀬さんが1994年にVSAで賞を取っておられるので

この弓は1990年代に作られたのではと 想像します

 

アルシェの弓は、どんなにコピーモデルを作っても

横から見る姿は コピーモデルでも 全体を見ると

どんなモデルでも「ああ アルシェですね」と言える特徴があり

この弓も同じでした

 

この1~2年の新しい アルシェの弓は

少し洗練されてきていて、少しづつ 欧州の弓に

デザインは近づいてきていると思います

 

 

サンライズオークション 

クリスティーズ

ボーナム

ブロンプ

イングルス アンド ヘイデイ

 

などは、査定価格を表示してあり、その金額内で落札出来たら

お買い得だったと考えていいと思います

 

オークションは、以前は口座を開き(アカウントを持つといいます)

与信を得ないと、高額な入札は出来ませんでした

(当時は、FAXや電話が主流)

今はWEBで クレジットカード決済もありますので

 

一般の人も参加しやすくなっていると思います

 

おこずかいの範囲で、お試しで オークションに参加することは

お勧めです

サンライズの場合、本も結構出るので

安い値段で参加できると思います

 

 

気を付けることは、冷静に参加し

必ず、上限を決めて、それ以上は入札しないことです

あと、落札価格に 手数料や送料、保険料、通関料+税金

等がかかったり

ワシントン条約で規制されている素材、例えば 象牙・べっ甲など使用していると、

落札してお金を払っても、輸入できないこともあります

 

海外のオークションに参加する場合は、よく調べることも

必用かも知れません

 

ではでは~

 

 

 

 

 

 

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きうち流の 楽器の選び方(3 見た目も大事)

2021-04-06 20:12:29 | ばよりん

私が バイオリンの品定めをするとき

 

まず最初に、バイオリンの見た目で好きか嫌いかを決めます。

 

バイオリンって、最初のうちは、どれを見ても同じに見えますが

 

たくさん見ているうちに

表板のfの形、fの文字の上下端の丸の形・大きさ

パフリングと呼ばれる、表板・裏板の縁に埋められた黒色の2本の線の処理の仕方

表板・裏板の隆起

ヘッドと呼ばれる、スクロールや糸倉のある部分のデザイン

スクロールの渦巻きがそんな感じか、糸倉の形がどうなっているか

 

 

ニスの色、ニスが薄くなっている雰囲気、板の割れ、ひび、修復跡 などなど

 

見えるところは、全て見るように過ごしていると、なんとなく違いが判ってきます。

 

白川総業社さんで 社長さんと工房長さんとお話しする機会があったとき

所有する Capela 2挺の真贋の見分け方について訊いたところ

「細かい説明はいりません、見てわかります」との回答

それでも納得できなかったら、特別に白川総業さんのコレクションを出してきてくださいました。

 

白川総業さんでは、楽器の鑑定をするために、取り扱った製作者の代表的な楽器を全て所有し、保管しているとのこと。

私のCapelaは2挺とも、STRADタイプでしたので、StradタイプのCapelaさんの白川さんのコレクションを倉庫から

出してきてくださいました。(長期保管するため、駒とテールピースは外され、魂柱も外され、楽器の中でコロコロ転がっている状態です)

 

白川さんのコレクションと、私の2挺の楽器は3並んで、同じ顔をしていました。

特に、表板と、裏板のとある部分の隆起は他の楽器には見られない特長があり、

それが楽器全体の特長を印象つけていました

思わず「白川さん、わかります! 細かい部分だけでなく全体で楽器を見るんですね!」

 

おもえば、Stefanini と Romeo Antoniazzi は、かなりの数を見てきており、彼らの代表的な作風の楽器であれば

ケースから出てきただけで、すぐ わかります。

 

Capelaもその時に、Stradタイプだけですが、もう見分けができると思います。

 

見た目、私にとってはすごく大事で

 

「いいな」と思えない楽器は、自分から進んで触れることはしません。

たとえ有名な製作者でも、「いいな」と思えない楽器ならその楽器を触るより、別の楽器を触る時間の方が大切だと思うからです。

 

楽器は、音が良ければ 見た目は… という方もおられることはわかっています

 

でも 楽器は 私いとっては、 とても重要な要素です

 

 

私の好きな楽器の見た目は、 

暖かい雰囲気、気品のある雰囲気

→ これは 最近では 友達のてつ さんが手に入れた、Voltiniさんの2020年作の楽器がそれにあてはまります。

楽器が幸せな表情をしている

→ これは、たつのやさんの展示会で見た、ウンガリーニ。 やんちゃで…おしゃべりな楽器 という印象も持ち合わせていました

→ ガンさんの新作 アマティモデル。この楽器も自信満々な表情をしていました。

→ 弦楽器フェアーのYAMAHAのブースで見た、YAMAHAのアコバヨリンの中にも、幸せそうな顔をしている楽器がこれまでで2回出会うことがありました。1本は ヤマハがブラビーオールを発表した翌年、展示会を転戦してきたV-30という当時上から2番目のグレードでした。とても良く鳴る楽器で、フラッグシップのV-60よりはるかに好印象でした。YAMAHAの方に訊いたところ、試奏用として、一番惹かれている楽器だそうで、この楽器を購入したいと申し出たのですが、断られてしまいました。もう1回は、今のアルティーダYVN500の試作品、発表される2年前の弦楽器フェアーで展示された楽器です。これもとてもいい表情をしていました。

 

この2つが基本でした

 

そして、昨年初めて 見た瞬間に「買おう」と思わせることがありました。

いつもは、悲しげな表情の楽器は買いません。負のオーラを持ってきてしまいそうだからです

 

でも、その楽器は少し違いました

新しい基準は「楽器が「助けて」と訴えかけてくる」です

 

今回購入した 「おフランスざんす」の楽器。 オークションハウスで最初に見た時

悲しげな表情の楽器はいくつも見るのですが、この楽器のオーラには、悲壮感が感じられました。

楽器を持つと、私の気持ちの中に、「購入して、きちんと直して、鳴るようにしてあげないと」という思いが出てきたのです。

 

見た瞬間、典型的な フレンチバヨリンだな とは思ったのですが

 

聞けば、BY Paul Bailly で ランパルさんの鑑定書も付いている。

年代も1800年代の後半の良い時代

 

どう考えても安くはありません。

 

最初の売り手の提示価格は、予算オーバー。

 

仲介をしている、ディーラーの方に

 

私が考える、この楽器の適正価格(=私が購入する価格)の上限・下限を伝え

その適正価格を算出した根拠を、説明し。

最後にディーラーの方への、交渉手数料と売買が成立した時の報酬額を決めて

後はたくしましたディーラーの方へ託しました。

 

結果、私の伝えた適正価格の上限、すなわち最も高い金額で

プライベートセールスの売買が成立したのでした。

 

12月にお金は支払い、楽器はディーラーが保管。

年明けに、鑑定書がディーラーに届いて。受け渡しができる状態になりますが

非常事態宣言中なので、楽器の受け渡しは自粛。

3月下旬にようやく入手したという感じです

 

 

最初のうちは、楽器の見た目の好みはわからないかも知れません。

 

見た目が気になるようになれば

楽器の真贋も見れるようになると思います。

 

 

 

今のクレモナの新作楽器は、楽器の表情が乏しく

つめたい、蝋人形のような、楽器が増えているように思います

綺麗に丁寧に作られているけれど、なんだか物足りない

 

また、そういう楽器が好きな人が多いのも事実ですね~

 

2005年に名古屋の弦楽器店で

Marino(Marinov)の soffrittiモデルに出会ったとき、 ああこの人はきっと将来伸びると思いました。

当時トマショーの銀黒檀のセットで150万円で提示を受けましたが… 最終的には買いませんでした。

 

今では、クレモナでも400万円近い値段がする、巨匠になってしまわれたようです。

やっぱり と思いました。

 

 

 

グダグダ 書きましたが

 

見た目=楽器の表情

 

これは 大切にした方がいい

 

と今でも私は 思っています。

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昨日、楽器を包むスカーフが届いた!

2021-04-04 23:08:49 | ばよりん

皆さんは、楽器をケースにしまうとき

そのまま ケースに入れますか?

 

私は、先生から、絹のスカーフで楽器を包んでしまうといい

と言われてから、ずっとそのようにしています。

 

今回、おフランスの楽器を買ったので

 

包むスカーフはどうしようか…と考え始めました

 

楽器を包むスカーフも半年に1回は交換するので

だいたい20枚ぐらいもっています。

今使っていないのは、これだけあります。

お気に入りは、

ギアマンのバイオリンの絵が描いてあるスカーフです

主にStefanini用にしています。

 

今度のおフランスの楽器は、思い切って ベタな(有名で知名度が高い)スカーフにしようと思い

一番売れて、ギネスブックにも登録されている

フランスのエルメスというメーカーの 「式典用馬具」というタイトルのスカーフを買いました

 

これが、また、手に入れるのに3ヶ月かかりました

エルメスというメーカーは 人気ブランドになっており

90センチ四方のスカーフも、人気の柄は手に入れるのが大変なんだそうです。

 

絹の質が良く、布地も適度に厚みがある良質な生地で

 

楽器を守ってくれそうな感じです

 

ただ、お値段が高く

TOYOの三角ケースが4つ替えてしまうぐらいの値段です。

うーん 今になって、無駄遣いしたかなとの思いも ちょっとアリ~の 心境ですが

「そんなことない、そんなことない」と自己暗示をかけてます

 

あとは、楽器の調整が上がるのを待つだけ…

どんな音色なのか 楽しみです

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北海道で知った 美味しいお酒の飲み方

2021-04-03 12:36:08 | お酒

北海道では、本ししゃも という美味しい魚があります。

 

この 本ししゃも を 寒干し といって よく干したものが

売っています。

 

東京では 本ししゃも は高級品でした、

 

この本ししゃも の雄をあぶって

熱燗に浸して いただくと

 

とても 美味しい。

 

本ししゃも の骨酒と言うそうです

 

ふぐひれ酒のような濃厚さ

イワナの骨酒のような 野趣

とは異なり

甘く 軽い感じで なかなか よろしいです。

 

2合に3~4匹が 良いようで

 

この冬 週末は自宅で よくいただいていました

 

美味しいですよ~ お・す・す・め です

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