りんたろうのきときと日記

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「プラネット・テラー in グラインドハウス」試写会観てきました♪

2007年08月15日 17時42分24秒 | 映画
☆「プラネット・テラー in グラインドハウス」
監督・ロバート・ロドリゲス
出演:ローズ・マッゴーワン、ブルース・ウィリス、フレディ・ロドリゲス、ジョシュ・ブローリン、マーリー・シェルトン、ジェフ・フェイヒー、ファーギー、クエンティン・タランティーノ


全米では「グラインドハウス」として、クエンティン・タランティーノの「デス・プルーフ in グラインドハウス」と2本立ての上映。
「エル・マリアッチ」(デスペラード)シリーズ、「スパイキッズ」シリーズ、「シン・シティ」のロバート・ロドリゲス監督のB級映画にオマージュを捧げたゾンビ・アクション・ホラー。
とにかく最初から最後までB級テイスト満載!
頭や体、内臓が吹っ飛び、血の量もハンパない。
カワイイわんこも容赦ないです(^-^;
世間の批判を恐れどこかイイ子ちゃん化している昨今の映画に比べると、近年まれに見る残酷描写。
20年くらい前のホラーブームの時はこういうグロ作品がたくさんあったのに(>_<)
チープなセリフやBGMもどこか懐かしく思えてしまう。
「デス・プルーフ in グラインドハウス」と同じくわざとフィルムに傷やノイズが入っていたり、エロいシーンになったとたん、コマが止まってフィルムが炎上、その後に「Sorry, Lost Reel(フィルム1巻焼失)」というテロップが。
で、急に場面が変わり物語がえらい飛んで始まったり(笑)
もともと1本が2時間以上あったのを、泣く泣く100分ほどにしたそうで、そのせいもあるのかな(^-^;

シッコ(感染者)に片足を奪われたヒロイン・チェリー役には「デス・プルーフ in グラインドハウス」でもスタントマン・マイクの餌食となってしまうパムを演じたローズ・マッゴーワン。
パムは金髪で悲鳴をあげているだけでしたが、こちらチェリーは全く別人。
まるでコブラのサイコガンのように、ゾンビ相手にM16をぶっ放します。
もうカッコ良過ぎ、シビレます(>_<)♪

チェリーの元彼で謎の男・エル・レイを演じるのは「レディ・イン・ザ・ウォーター」で身体の筋肉を右側だけ鍛えていたレジー役が印象的だったフレディ・ロドリゲス(左から2番目)。
2本のナイフでゾンビたちを倒しまくり。
射撃の名手で絶対に外さない。

レズの女医でDV夫・ブロックの手から逃れようとするダコタを演じのはマーリー・シェルトン。
太もものガーターに注射器を仕込んでいて、それを武器にゾンビと闘います(笑)
患者に3種類の注射をうつシーンは結構Sかも(^-^;
「デス・プルーフ in グラインドハウス」でも同じ役でちょこっとだけ出演してましたね。
ちなみに「デス・プルーフ in グラインドハウス」とは世界観が同じで、同じ役で登場していたキャラクターもちらほら。
時間的設定は「デス・プルーフ」のその後って感じらしいです。
そのダコタの浮気相手のレズビアン・タミー役には歌手のファーギーが。
同じく医師でダコタのDV夫には「グーニーズ」で主人公マイキーの兄ブランドを演じていたジョシュ・ブローリン。
いや~、すっかりおじさんになっちゃいましたね(^-^;
米軍部隊長マルドゥーン役はブルース・ウィリス。
その部下で変態兵士にはクエンティン・タランティーノが。
彼らの変身は爆笑ものです(^-^)(笑)
保安官役には「ターミネータ」のマイケル・ビーンが。
久々!老けましたね~(^-^;
他にもロドリゲス作品に常連の役者さんもちらほらと。
その中に体中引き裂かれてゾンビの餌食となトム・サヴィーニが。
もともと特殊メイクアップアーティストでジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」や「13日の金曜日」「死霊のえじき」などを手掛けた人。
役者としても「ゾンビ」の暴走族や、ロドリゲス&タランティーノの「フロム・ダスク・ティル・ドーン」のセックスマシーン(股間に銃を仕込んでいて吸血鬼と対決、これは爆笑です)など印象的な役が多いです。

吸血鬼(ヴァンパイア)に並び大好きなゾンビ。
さて、今作の主役ともいえるゾンビは知性があり道具も使い、見た目はゾンビというよりはマタンゴ。
誕生の原因は生物化学兵器ガスで、これを浴びると細胞組織が崩壊し、体中がら膿や血液が噴出し、最後には穴という穴から内臓が溶け出し、溶解。
シッコ(感染者)と呼ばれ、人肉、特に脳みそを好むあたりは「バタリアン」のよう。
う~ん、ゾンビとしてはいまいち、僕の好みではないかな(^-^;
でも、テンポもよく、アクションは迫力満点、大いに楽しめるB級作品でした。
ショッキングなシーン満載、グログロなんで、嫌いな人はダメでしょうけど(^-^;
ちなみにこれが「マタンゴ」


上映前に「グラインドハウス」としてロドリゲス監督3分ほどのフェイク(嘘)映画予告編「マチェーテ」が。
出演は「フロム・ダスク・ティル・ドーン」のヴァンパイア役、「スパイキッズ」シリーズの叔父さん役などロドリゲス作品ではお馴染みのダニー・トレホ。
こういった遊びは面白いですね(^-^)☆