知恵の輪の環

知恵の輪に興味ある人、うんちくを皆と語ろう!

ファットロックとスライド209(その1)

2011-08-15 | おもちゃ
 両方ともJC・コンスタンチン氏の製作で、7月26日にパズルショップ トリトから発売された。木製で木の色は明るいが、作りは厳つい感じがするパズルである。なお、説明書は添付されていない。

(1)ファットロック
  木製の錠に4枚の板が組み込まれている。板にはスリットがあり、錠の下部に金具がある。この金具を左右に移動させ、板を上下にスライドする。最終的には1枚の板にくっ付いている掛金部が抜ける。
  しばらく試しているとスリットの構造が掴め、解き方も分かる。構造が単純なので、この時点で興味が半減する。後はひたすら同じような操作を繰り返すだけである。

ファットロックとスライド209(その2)

2011-08-15 | 知恵の輪
(2)スライド209
  上下が透明アクリル、両サイドが板の枠に、4枚の板が入っている。4枚の板にはスリットが刻まれ、5つの金具が刺さっている。金具を上中下に動かし、板をスライドさせる。最終的には枠から最上部の板が外れる。
  むやみに動かしても、変化が多いので、なかなか解けない。4枚の板のスリットの状況を図面に落し、上の板を動かすための金具の位置を見つけることである。上板が外れるまでに108回のスライドが必要だった。
  なお、金具はネジになっていて、途中で解けなくなった時は分解して初期の状態に戻せば良い。板を表裏や左右に入れ替えた場合、解があるのだろうか?板の枚数を増やすことも可能なのだろうか?

「知恵の輪を作って・楽しもう」の実施(その1)

2011-08-01 | おもちゃ
 当日(8月1日(土))の午前は、今にも雨の降りそうな曇り空だった。どれだけの子供達が来るか心配だった。現在は数多くの立体パズル発売されており、知恵の輪はその中に埋没してしまっている。はたしてどれだけの子供達が知恵の輪のことを知っているのだろうか?主催者である大森西図書館が積極的に宣伝を行なうなどのご苦労もあり、定員を上回る子供達が応募していると聞いていたが。
 対象者は小学生以上だった。結果として集まったのは子供35人、父母15人だった。それに見学(?)の幼児数名。1~3年生が多く、しかも女子が過半数だった。「幼稚園児だが、親が面倒をみるので、是非兄弟一緒にやらせてください」との要望が強くあり、35名の中には小学生以下も入っていた。ほぼ図書館の利用者の割合と同じだそうだ。

「知恵の輪を作って・楽しもう」の実施(その2)

2011-08-01 | 知恵の輪
 まず始めに代表的な針金の知恵の輪を解いてもらった。勿論回答書付きのものを。
 次に年齢別に班を分け、説明書と作成材料を渡して、課題の知恵の輪を作ってもらった。低学年が多いとの事だったので、急きょ「紙の知恵の輪 3つの輪」(写真中列右)を追加したのだが、鋏は想像以上に上手に使えた。しかし紐の結び方はほとんどが出来なかった。特に「ひきとけ結び」は父母でも出来ないようだった。相対的に写真を目で追うが、説明文は読まない人が多いようだ。汗だくになって説明しながら紐を結んで回ることになってしまった。
 そして、作った知恵の輪を解いてもらった。回答書無しでも素早く解いた優秀な子もいた。「いったりきたり」(写真前列左)は父母達でも回答書の解き方が理解出来ないようだった。解いてみせると「なるほど」と驚き、子供達に教えていた。一番人気は「ソードパズル」(写真前列右)だった。形と解き方に人を引き付ける魅力があるようだ。
 知恵の輪が解けた時の得意そうな子供達の顔や、親子が和気藹藹と知恵の輪を楽しんでいる姿は、微笑ましかった。