知恵の輪の環

知恵の輪に興味ある人、うんちくを皆と語ろう!

知恵の輪(番外)平野さんのDVD。(その1)

2009-02-22 | インターネット
平野良明さん(65歳)はパズルの世界では知る人ぞ知る有名人である。
東京・秋葉原のJR駅前で30年間パズルの実演販売をしていた。独特の名調子でお客を引き付け、何気なく通りかかった人をも引き寄せる魅力があった。彼の店でパズルを買って、パズルマニアに、彼のファンになった人も多い。外国人が高価なパズルを土産に買うのも見かけた。缶ビールを片手に長時間立ち続ける人もいた。
 不幸なことに秋葉原デパートビルを建て替えることになり、2006年12月31日に露店を閉めた。

知恵の輪(番外)平野さんのDVD。(その2)

2009-02-22 | ゲーム
 その活動状況等が、2月10日「平野良明さんのパズルショップ ―秋葉原でパズルを売って30年―」(DVD 制作・著作:トリト企画 販売:パズルショップ・トリトhttp://torito.jp)として発売された。
 内容として、
①実演販売の様子と平野さんのトーク
 デュアルロック、ネバーエンディングパズル、デビル、The T等の販売
 お店のきっかけ、好きなパズル、売れたパズル、平野さんにとってのパズル等のお話
②平野さんと親しい人へのインタビュー
 JUTAさん、田村英邦さん、仕掛屋定吉さん、亀井明夫さん、二宮義之さん等
③閉店の日の様子
 今後の予定等のインタビュー、店仕舞いの様子、フアンとの感動的な別れ等
など、貴重な映像が収められている。

知恵の輪(番外)平野さんのDVD。(その3)

2009-02-22 | 趣味・特技
 DVDの発売を記念し、2月22日にパズルショップ・トリトで、平野さんとの集いが開かれた。平野さんと関係の深いパズル作成家、パズルフアン等が10数人集まった。平野さんは15kgも痩せてスマートになっていた。
 DVDにサインをしたり、手作りのパズル(写真)を紹介しながら、記念としてプレゼントされた。
 現在は各地を回って、展示会、学校などでパズルの魅力を熱く語り、その普及に努力されている。私もファンの1人で、可能な限り時間を見つけ、「追っかけ」をしている。
 何時までもお元気で、ご活動を続けられることをお祈りする。

知恵の輪(24)「いったりきたり」が出来ない!(その1)

2009-02-15 | インターネット
 アラブ諸国を旅すると、その高度な芸術に驚かされる。文明が発祥した地域の一つであり、明るい土地柄である。そんな地域にも、古くから知恵の輪があるのではないかと思うが、なかなか見つからない。
 知恵の輪読本」(著者:秋山久義氏、発行所:(株)新紀元社)によれば、「いったりきたり」「アフリカンボール」のことを、「バチリオの『De Viribys』(1500年ごろ)には、この類のパズルの記述があり、『ソロモンの封印』の名で知った旨のことが書かれています。」とある。ソロモンは紀元前10世紀ごろの古代イスラエルの知名な王である。日本ではこの類の知恵の輪は一般的に「いったりきたり」と呼ばれている。

知恵の輪(24)「いったりきたり」が出来ない!(その2)

2009-02-15 | ゲーム
 「いたりきたり」は仕組みが簡単なので、バリエーションも多い。
(1)いったりきたりする部分を変える
 人形、動物、昆虫、算盤(そろばん)玉に。人形が1体だと、誰にも逢えず彷徨(さまよ)う。織姫と牽牛の人形だと、解けないときは、七夕にも逢えず、悲しい。男が1体、女が2体で、男がいったりきたりするとトラブルになる。

知恵の輪(24)「いったりきたり」が出来ない!(その3)

2009-02-15 | 趣味・特技
(2)紐を取り付ける木を変える
 方向を横から縦にするだけでイメージが大きく様変わりする。また飛行機や草履(ぞうり)に成っているのもある。面白い発想だ。グラスに取り付けると、「いたりきたり」ではなくなり、グラスから紐を外すのかと、勘違いさえする。
 皆さん、楽しい出会いのアイデアはありませんか?
(次回掲載は3月1日の予定)

知恵の輪(番外)キャストパズル「MEDAL」が出た!(その1)

2009-02-09 | インターネット
 (株)ハナヤマ(http://www.hanayamatoys.co.jp)が新しいキャストパズル「MEDAL」を発売した。パズルショップ「トリト」(http://torito.jp)からメルマガが来たので、早速買いに出かけた。
 イギリスのパズル作家James Dalgety氏の作品で、グラスゴーの町の紋章に記されている“指輪をくわえたサケ”の伝説をヒントにデザインしたものである。

知恵の輪(番外)キャストパズル「MEDAL」が出た!(その2)

2009-02-09 | ゲーム
 古めいた2枚のメダルが小さな金の輪で結ばれている。1枚には急流に泳ぐ鮭が、もう1枚には流れを遮る岩々が刻まれている。そして、鮭が咥えた指輪を外すパズルである。
 難易度はレベル2で、余り難しくない。ポイントは、指輪を鮭のメダルから岩のメダルに移す方法である。想像は簡単に浮かぶが・・・。
 キャストパズル「PLATE」と同じ難易度である。「PLATE」はシンプルに出来ているのが、「MEDAL」はデザインが美的で、指輪の移動に工夫と変化がある。かなり楽しめる。
 (株)ハナヤマは、4月と7月にも新しいキャストパズルを発売する予定にしているそうだ。どんなキャストパズルだろう。

知恵の輪(23)知恵の輪の定義は・・・?(その1)

2009-02-01 | インターネット
 駅ビルの本屋に行くと、「ワンテーマ・マガジン」のコーナーがあった。「ワン・テーマ・マガジン」は「分冊百科」とも呼ばれる。元は「大百科辞典」のように何冊かに分かれて構成されたものを「分冊百科」と呼んだのが始まりである。最近では「大人の科学」、「地球の鉱物」など、1つのテーマについて、何冊かに分けて出版されている。実物、模型、組立部品が入っているものもある。「付録付きワンテーマ・マガジン」と呼ばれている。大きさはA4サイズで、厚さが5cm位ある。その一つにアシェット・コレクション・ジャパン社(http://cart.ecv.jp/)出版の「パズルコレクション」がある。

知恵の輪(23)知恵の輪の定義は・・・?(その2)

2009-02-01 | ゲーム
 「パズルコレクション」は、立体パズルと思考ゲームに関する本である。木で出来た実物のパズル、ゲームが入っている。第1巻は2005年8月31日に発行され、パズルは「ハノイの塔」だった。隔週水曜日に発行さる。当初は70巻まで発行の予定だったが、好評につき90巻まで延長され、今回更に110巻まで延長されることになった。古今東西の木のパズル、ゲームが網羅され、内容はユニークで、深みがあり、パズルマニアには必見である。多くの知恵の輪も含まれている。