リナンの全肯定理論。

いわゆるリナンのブログ。

九州へ行こう:2

2015-11-03 23:23:44 | 日記
アタシはショルダー一個だったが、マキちゃんは、コロコロ型のスーツケースを引いていた。
熊本城へ行く前に、荷物をコインロッカーに預けるか迷ったが「大丈夫だよ、そんな遠くないし」と、結局預けずに向かった。多分、アタシ達は冷静じゃなかったんだろう。
熊本城のチケット売場のおじさんがとっても優しくて、いい気分で入ったアタシ達を待っていたのは、暴力的な砂利道と、ピラミッドのような石段だった。無理矢理コロコロを転がすマキちゃんだったが、時々、F1の急ブレーキみたいなヤバい音がしている。どうしよう、ここでコロコロが崩壊したら、と、あまりの申し訳なさに、何故か笑いが止まらなくなってしまった。マキちゃんはきっと殺意を覚えたに違いない。
いくら敵を食い止めるためとはいえ、こんな巨石の石段を5つも6つも作る必要があったんだろうか、と、当時の城主に問いかけたい気分になったところで、やっと城の前へ着いた。
そこでマキちゃんは「心臓が止まったらマズイんで」とギブアップ。天守閣へはアタシ一人で登る事にした。中へ入ると、ほぼ資料館で、天守閣へはさらに階段を6階分上がらなければならなかった。無理矢理マキちゃんを入らせてたら、今度こそ口きいてくれなかっただろう。それか心臓が止まってただろう。
とりあえず、一人で登ったなら、下で待ってるツレには手を振るもんだろう、と思い、無理矢理下のマキちゃんに向かって手を振ってみたが、コンタクトを外していたマキちゃんには、1ミリも見えなかったらしい。
とりあえず、熊本城を制覇した写真がこちらです。続く。

九州へ行こう:1

2015-11-03 22:42:33 | 日記
マキちゃんと二人。「ガっちゃまに会いたいね」「九州いいよね」という軽いノリで旅立った。
二人とも、そんな旅好きというわけでもなく、ハードに歩きまわるのも苦手なので、とにかくユルい旅で、ガっちゃまに会う以外はとりあえず地元のスパにでも、という、ほぼノープランの旅だった。
飛行機も、多少高くても快適なANA(イメージはジャンボ機)をとった。はずだったのだが。
アタシが無知なだけだろうか?行ってみたら、生粋のANA(ジャンボ機)のはずが、ソラシドなんとかになっていた。いや、ソラシドなんとかは悪くない。ただ、快適ジャンボを想像していたアタシ達には、ちょっと狭すぎた。
が、そんなことじゃめげないアタシ達は、狭さをネタに、それなりに楽しく機内を過ごし、熊本に到着。
が、熊本市内へ向かうリムジンバスも、これまた狭すぎた。マキちゃんの足は座席とスーツケースに挟まれうっ血寸前で、運転手さんも衝撃的に覇気がない。やばい、早く降りよう、と思ったら、アタシの前のおじさんが、どうも切符を出さずに降りたらしく。いきなり、例の覇気のない運転手がアタシに向かって「ちょっとあんた、あの人捕まえて来て!」とハキハキ命令した。アタシは30mくらい猛ダッシュして、おじさんを捕まえるはめになった。
一歩も歩かないユルい旅のはずが。「リナンちゃんのダッシュ初めて見た」とマキちゃんが後で言っていた。
動揺したアタシ達は、熊本まるで関係ない「カプリチョーザ」でランチをとった。
ここに来て、なんかちょっと旅っぽくしたくなったアタシは、うっかり「熊本城へ行こうよ」とマキちゃんを誘ってみた。快くオッケーしてくれたマキちゃんと二人、初めて「やばい、ここ熊本だよね?らしい写真取んなきゃ」と、撮ったのがこちらです。
続く。