なにを隠そう、アタシは最初、映画監督になりたかったのであるのだが、日大芸術学部映画学科に見事に落っこちてから、コロリとあきらめて現在にいたる。とりあえず、そういうのを目指すきっかけになったのが、「エリザとエリック」というフランス映画であった。映画がダメならせめておフランスでも、というわけでもないが、その後仏文科へと進んだ訳である。そして、そこからシャルロット.ゲンズブールにいたるまでに、いろいろと変なヨーロッパ映画ばっかり見てたわけなのだが、要するにアタシはいずれかの段階でシャルロットの映画に出会い、そこからずっと彼女の大ファンなのである。何日か前に偶然本屋で立ち読みしてたら、シャルロットがなんと20年ぶりにアルバムを出すというではないか。とはいえ、アタシは女優としてのシャルロットしか興味なかったし、彼女の歌もほとんど聴いたことがなかったのだが、それはもちろん買うでしょう、ということで、昨日さっそく買いに行ってみたのだ。視聴機に入っていたので、もちろん視聴する。声が流れた瞬間、全身にトリハダがたった。シャルロットは、この人がこの人でありさえすれば何やってもいい、という数少ない人物のうちの一人なので、正直なところ中身は全然期待していなかったのだが。このアルバムはたぶん、今年一番のヒットだろう。ありとあらゆる意味で衝撃をうけた。
やっぱりフランスだな。やっぱりフランスだろう。忘れてたよ、この感じ。
すんごい、忘れてた。思い出しちゃった。もうしばらく戻れないな。
やっぱりフランスだな。やっぱりフランスだろう。忘れてたよ、この感じ。
すんごい、忘れてた。思い出しちゃった。もうしばらく戻れないな。
ちなみにじゃがいもは、菓子方面のフランス熱により、第2外国語をフラ語とした過去があります。