リナンの全肯定理論。

いわゆるリナンのブログ。

流れていけばいいさ

2014-06-06 23:00:49 | 日記
今週始め、ばあちゃんの一周忌だったので、瞬速で実家に帰ってきました。滞在時間は24時間足らず。慌ただしいことこのうえなかったですが、いい時間を過ごせましたよ。

久々に会うおじちゃんやおばちゃんやイトコ達と、相変わらず下らない話をしては大笑いし、誰それの子供が生まれただの、誰それんちはもうすぐだの、誰それんちはもう入籍をすませただの、式は来年だ、だの、おめでたい話もたくさん聞けて、なんだか心があったまりました。

あちこちから、会うのが初めて(or赤ちゃん以来)という親戚の人々もたくさん来ていたのですが、台所にいた時に母ちゃんに呼ばれ「ホラ、親戚の◯◯さんよ、挨拶しなさいよ」と言われて、あ、どうも~なんて挨拶しにいったところ、そのおばちゃんに「アレ、アンタはアメリカ人ねー?」と言われました。
...アンタの親戚だ、つってんじゃんか。ていうか、東京にいて「濃い顔」だと言われるのはもう慣れっこですが、沖縄のおばちゃんにまで「アメリカ人」と言われるなんて、もうどこにも逃げ場がないような気がしますが、まあいいか。なんか、カッコいい方に受け取っておこう。

飛行機の時間がせまっていたので、同じ時間に帰る、っていう熊本在住のイトコと一緒に一足先に帰ろうとすると、とたんに雨がものすごい勢いで降ってきました。もう、すごい勢いで。「点」じゃなくて「面」で降ってくる感じ。玄関から車まで10歩くらい走っただけで、プールにダイブしたみたいにびしょぬれになりました。

ばあちゃんが「ちょっと、早く帰り過ぎなんじゃないの??」っておこってたのかしら。

飛行機の中で、星野源のエッセイを読んで、号泣しました。といっても、彼の病気がかわいそうだから、とか、そういう優しいものじゃなく、めっちゃ自分本位な理由で。
星野さんの病気が再発した時に、すごく手術が難しいと言われる中で、奇跡的にすごいいいお医者さんと巡り会うわけですが、そのちょっと変わったお医者さんに、さんざんリスクなど言われ、あきらめかけた瞬間に「でも、僕、治しますから。」って言われるんです。
その部分を読んだ瞬間に、号泣してしまいました。なぜかというと、うらやましくて。
こんなこと言うと、五体満足のくせに、ぶっとばすぞこのクソバカ野郎、とか言われそうですが。
うまく言えないけど、もうずっと、誰かにそう言って欲しかったんだなあ、って気づいたんですよね。「大丈夫。治しますから」ってね。

一番いい場面(自分の中で)、バラしちゃったけど、そんなのバラしてもぜんぜん関係ないくらいすごいいいエッセイなんで、みなさん、ぜひとも読んだ方がいいと思うよ。

暴力的な雨と、突発的に号泣したことで、スッカリいろんなものが流れて行きました。

あとは、掃除とかすればいいかな。

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2 コメント

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おばあちゃん (go)
2014-06-10 20:41:52
みんなが集まれるのはおばあちゃんのおかげね。こういうの見てると、死ぬことが少しだけ怖くなくなるよ。ほんの少しだけどね。
星野源さんの買ってみたよ。これから読むよー。
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いろいろね。 (リナン)
2014-06-12 23:51:48
天気だけじゃなくて、まだまだいろんなところでおばあちゃんのパワー(っていうかなんていうか)みたいなもの感じるよ。
死ぬこと怖くなくなる感覚、アタシもチラリ考えたな~。チラリだけど。そのうち向こうの方がにぎわってくるのかしら、なんてね。今週末は友達の命日だしね。いるんだよね、あちらに。
星野さん、いいよすごく。読んで読んで~。
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