たらいま2014

皆様。新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞ、よろしくお願いします。

といいつつ。

年末年始がなんというか、結構ハードボイルドだったため、新年早々、頭の回線がショートしております。なので、新年の抱負みたいなものもたてておりません。かいつまんで言うと、少々ヤサグレているとでもいいましょうか。所詮、新年とはいえ日付がいっこ変わっただけじゃないか。別に何が変わるわけでもないや。新年の抱負なんかたてたって、守れたためしないし。てな感じで、グレたまま一年過ごすのもアリかな（ナシだろ）、って思っていたのです、が。

先日、ブログで適当に思いついた「向田邦子」さんのお名前ですが、なんとなくそれから頭の片隅に残っていたのか、大晦日に本屋に行った時、向田さんの妹さんが書かれた「向田邦子の青春」という本が目について、つい買ってしまったところ。
アタクシは反省しました（少しだけ）。なんか向田さんという人は、いろんなことをとても大切にしていた方だったんだな、という印象を受けました。持ち物、仕事、家族、そして自分。日々の暮らしなど。

どうせ、願い事してもかなわないから、初詣も行かなくていいや。新年つーても何がどう、ってわけでもないから、おせちなんかじゃなくてカレーでいいや。別れても、どうせすぐ忘れるんだから、泣いても意味ないや。どうせすぐ汚れるんだから、風呂もはいんなくていいや。どうせ誰も見てないからパジャマの上から服着ればいいや。なんならパジャマのままでいいや。ていうか、もう出かけなくていいや。

なんていう、負のスパイラルに陥るところでした。「大切にする」ということは、見返りがあるから大切にする、んじゃ、本当に大切にしていることにはならないのですね。

一周まわって、新年早々、なんか大切なことに近づいた気がします。
向田さん、ありがとう。なんか、また読むよ。もう決めてんだ、次に読むヤツ。