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ウォルト・ディズニー展

2014-02-26 | アート
世界のアニメーション、いや、コンテンツビジネス界の神ともいえる
ウォルト・ディズニー。
1920年にカンザスで最初のアニメ会社を興し、
紆余曲折(「しあわせウサギのオズワルド」権利問題とか)を経て
ハリウッドにアニメーション会社を設立。
そして初のトーキー(音声入り)アニメ「蒸気船ウィリー」と
その主人公である「ミッキーマウス」を生み出し、
初の長編カラーアニメーション映画「白雪姫」を制作し
アニメーションというものの立場を大きく変え、
クラシック音楽との融合「ファンタジア」を作りだしたり、
テレビという新しいメディアの持つ可能性にいち早く着目したりと
その逸話には事欠かない人でございます。

この展覧会では、ウォルト存命時の長編アニメーション作品を中心に
彼の生涯や作品に関する資料を豊富に展示しており
「白雪姫」「ピノキオ」「ファンタジア」「ダンボ」「バンビ」
「わんわん物語」「シンデレラ」「眠れる森の美女」「101匹わんちゃん」「くまのプーさん」
そしてウォルト存命時最後の長編作品「ジャングルブック」・・・といった
彼らの「魔法」の片鱗を伺える内容に加え
『永遠に未完成の夢の国』ディズニーランド、
そして晩年のウォルトが夢見た未来都市、EPCOT計画といったものについても展示されています。

テレビというメディアを活用してディズニーランド建築の模様を放送しつづけ、
興味を引き付け続けるという方法論のもっていた先見性、
すべてが管理された未来都市・EPCOTのもつそこはかとないディストピア感・・・
(個人的に感じたのは「WALL-E」の宇宙船内描写に繋がる感覚でした)
これだけを見ても、ウォルト・ディズニーという人の非凡さを感じます。

ディズニー好きの方だけでなく、アニメーション全般に興味を持っている方にも
ぜひ見て頂きたい展覧会です。長崎県美術館で4月6日まで開催中です。

そして常設展示室では、「内と外―スペイン・アンフォルメル絵画の二つの『顔』」も開催中。
スペインのソフィア王妃芸術センター所蔵のアンフォルメル(不定形)絵画9作品の展示から
この抽象美術の一形態に見られる芸術家たちそれぞれの表現や内面の違いを「感じる」ことができる
見ごたえのある展覧会となっております。こちらは3月9日まで。

長崎歴史文化博物館
では3月21日より「伊藤若冲と都の美術 ~細見コレクションの精華」も開催と
アートの春を感じる長崎でございます。

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