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スパイダーマン:スパイダーバース

2019-03-09 | 映画

警官の父と看護師の母を持つ、音楽とグラフィティを愛する少年、マイルス・モラレス。
優秀さゆえに名門校へと進学しているけれど、馴染めなさを感じ、元の学校に戻りたい、と思う毎日。

そんな彼がクモに噛まれるとともに、
町の平和を守り続けていた男・・・スパイダーマンの死に直面し、
その使命を託されることになります。

悩むマイルスの前に現れたのは・・・別の並行世界からやってきた、
中年のスパイダーマン、ピーター・ベンジャミン・パーカー。
妻と別れ、戦うことにも人生にも疲れた彼は
果たしてマイルスの導き手となり、世界を救うことができるのか。

そして続々と現れる、並行世界のスパイダーマンたち。
世界崩壊の危機を、食い止めることはできるのか?

 

かつてマーベルに存在した、映画から入ってきた人向けの並行世界であり
より「現代的」にアレンジされた世界であった『アルティメット・ユニバース』
そこで起こったイベントが、ピーター・パーカーの死と、
黒人の少年であるマイルス・モラレスへのスパイダーマンの継承、でした。
このイベント、そして正史世界のピーターとマイルスとの邂逅「スパイダーメン」、
そして多くの並行世界のスパイダーマンたちが集合するイベント「スパイダーバース」。

この流れからスパイダーグウェンが特に人気となり個人誌を獲得、
さらにアルティメットユニバース消滅によりマイルスが正史世界へと合流、
アベンジャーズ加入・脱退を経てのチャンピオンズ結成・・・という一方で
テレビアニメシリーズでもスパイダーマンたちのチームアップがレギュラー化し
現在の「マーベル スパイダーマン」シリーズでもピーター、マイルス、グウェンの
チームアップでの活躍が描かれております。

今回の映画では「マイルスとピーターの邂逅」という点で「スパイダーメン」、
「多数のスパイダーマンの共演」で「スパイダーバース」を原典としつつ
マイルス・モラレスというひとりの「スパイダーマン」のオリジンとなっている、という構造。
「スパイダーマン」の長い歴史を踏まえながら、
今回始めて触れる人にもわかりやすい、というストーリー。
3DCGを意識させない、カラフルでコミックを意識した画面設計。
アカデミー賞を初めとしたアニメ映画関係の賞を総なめにしたのも納得、の出来です。
(「インクレディブル・ファミリー」「シュガーラッシュ・オンライン」を破って、の受賞)

アメコミ好きな人はもちろん、「少年の成長物語」を見たい方、
スタイリッシュで王道のアクション作品を見たい方にもおすすめできる一作、です。

そして来週は「キャプテン・マーベル」公開。
来月は「シャザム!」「アベンジャーズ/エンドゲーム」公開。
夏には「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」公開。

アメコミ映画の時代は、まだまだ続きます。


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