宣伝会議賞一次審査の結果を確認いたしましたので、
とりあえず一次審査を落ちた課題の反省、というものを
数回にわけてやってみたいな、と思います。
正解発表が「SKAT」発売(3月末予定、となってるけどどうだろう)になるから
「何でこれで落ちたの?」と書いてる本人としては思ってき始めたので
読まれてる皆様が各自でジャッジしていただければ幸いです。
そして二次以降の結果が出ましたので、一次通過分はSKAT発売後に行います。
つまり一番早くて4月頭くらいです。
各課題ごとの答え合わせみたいなものもしてみたいのですけども。
一次落選編最終回、第17回はこちらから。
52:ヤフー
課題:世の中の技術者が、Yahoo! JAPANの技術者たちと 共にはたらきたくなるキャッチフレーズ
「Yahoo! JAPANや、その提供サービス自体の訴求にはならないようご注意ください。」という注意事項付き。
Y!であることをアピールせずにY!で働きたくなる、ってどういうことなのか、で
かなり悩まされた課題でございます。
その結果、「大企業でエンジニアとして働くこと」に落とし込んで考えてみました。
「寄らば大樹の陰、なんて言葉もありますが、
大樹を支えるのは、たくさんの技術者という枝や根です。」
「なんだ、こんなでかいところでも
俺抜きじゃどうにもならないんじゃねえか。
しかたねえなぁ。」
「(TVCM案)
夕日に照らされた丘、二人の学ラン姿のイケメンが汚れ、傷ついて大の字になっている。
一人は白に「Y!」のロゴが入った短ラン姿、もう一人は黒の短ラン。
黒「やっぱりお前の技術力(ぎじゅつぢから)はすげえな!」
白「お前の必殺のコード、あれは効いたぜ!」
白「なぁ、俺と全国・・・いや、世界制覇を目指してみねえか?」
黒「お前となら世界制覇もできるかもな!やろうぜ!」
白・黒「よし、これから俺らはダチだ!」
(テロップ)
Yahoo!とあなたの技術力、合わせてみませんか。
(ナレーション)
一緒に世界を目指すエンジニア、待っています。
Yahoo!JAPANロゴ。」
協賛企業賞の結果を見ると、もっとシンプルに考えてよかったんだ・・・と
思ってみたり、ファイナリストに入ってないことを考えると
やっぱり難しい課題だったんだな、とも思ったり。
53:ロイヤリティ マーケティング(Ponta)
課題:財布の中をPonta1枚にしたくなるアイデア
ライバルのほうの禄を食んでいたこともあったり、めったに使わなかったりで
あまりわたくしの財布の中では存在感がなかったPontaカード。
「機能面を打ち出すのではなく、心を打つ」ということで、
キャラクターに活躍してもらおう、という戦術を選びました。
「今日も、たぬきの散歩の時間です。」
「会員証とポイントカードに、かわいさがついてきます。」
「今日も、いっしょに映画見ながらからあげ食べようか。」
「ポンタが欲しいっていうから、仕方なく、ねぇ。」
協賛企業賞で「その手があったか!」というか
「同案多数だろうしやめとくか」くらいのコピーが選ばれてて、
恐れずベタをやる、ことの大切さをかみ締めました。
54:和田興産
課題:マンションブランド“ワコーレ”のブランディングアイデア
最終課題。関西圏(主に神戸)のマンションブランドということで
「既存イメージのマンションを超えていく」を念頭に置き、
上質(関西の)、というコンセプトを考えてみました。
「神戸港の輝きを、今日も独り占めしてしまいました。」
「マンションはええとこ住んでるけど、やっぱりスーパーは安いほうがええなぁ。」
「あ、やっぱりたこ焼き機ってあるんですね。」
「ソースの香りが漂う、上質にようこそ。」
「ワコーレに暮らす奥様は、豹柄も顔のアップじゃなくて全身像です。」
「Luxuryを辞書でひいてみた。
「ワコーレのこと」と書いてあった。」
「サンテレビが映る、極上リゾートのくらし。」
関西のステレオタイプのイメージを上手く使えれば、と思いましたが
協賛企業賞はまたベクトルが違う感じで、求めてるのはそういうのだったか・・・という感じ。
次回は一月後になりますが、宣伝会議賞関連記事は何か書くかも
(7日にグランプリ発表の贈賞式だしね。行けなかったけど)
コピー関係以外のことも読んでくれるとうれしいです。