大雨の時、親の忠告で命拾いする

　大雨の時、親の忠告で命拾いする

　　　

　まだ私が高校生のころ
　友達と川に行ってテントを張る計画を立てました。
　仲間と計画し盛り上がっているところ
　行く前日に雨が降り出しけっこうな雨になりました。
　そのため「川はどう変化するかわからないので危ない」と
　私の親が反対しました。

　　　
　
　私は
　「何度も行っている場所で
　　川原だけど３メートルくらい高いところなので
　　雨が降った時でも
　　水に沈んだ時は見たことが無いから安全だ」と
　説明しました。

　結果的に親の反対で川に行くことは断念しました。
　私は、納得はしていませんでした。
　雨はやみ当日は朝から晴れていたので
　なおさら不満がつのりました。
　
　私は自分が大丈夫だと言っていたテントを張る場所に
　確認のために行ってみました。
　現場に着いた時
　自分の目を疑いました。
　小高いところにあった川原が濁流に呑み込まれていました。
　しばらくは呆然とその光景を見ていました。
　もしあの場所にテントを張っていたら・・・
　と思うとぞっとしました。
　命拾いしました。
　と同時に自分より人生経験を重ねた親の意見は
　小うるさくもありますが
　ありがたいものだと痛感しました。