好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

『名探偵コナン』不定期連載化における覚書。

2015-03-27 | その他『名探偵コナン』
書きそびれて、というより避けていた話題だが、書かないわけにいかない。
週刊少年サンデー16号に正式発表された、『名探偵コナン』不定期連載化についてだ。

その該当号は、半ば記念のつもりで購入した。
作者得意のワイヤートリックによる回答編と、
またも新キャラ登場という通常運転だった。

連載の始まった90年代当時、まさかこんなにも連載が
長期化するとは予想できなかった。
私がファンになった連載初期の頃は、
どうか1週でも長く続いてほしいと確かに願っていた。

だが、何事も始まりがあれば必ず終わりがある。
物語という物は、完結(ピリオドマーク)を打たれて初めて評価の対象たり得る。
主人公の「誕生」が描かれた以上、その「完成(ないし終焉)」が必要だ。

『名探偵コナン』という物語は、『命がけの復活』(第26巻)、
『満月の夜の二元ミステリー』(第42巻)、そして先頃の『漆黒の特急』(第78巻)と、
既に少なくとも三度、終わり所を逸してきた。

単行本第1巻からずっと魂を捧げていた作品だったから、今こそ願う。
この物語に、どうか美しい着陸を。
『小さな依頼者』(第39巻)で、「未完にさせない」と告げたコナンの言葉が、
どうか嘘にならないようにと。

それでは。また次回。
(※追記。7/22発売号をもって連載再開)
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