好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

EP.7 竜神会会長編(JC第2巻)考察。

2020-03-21 | 『シティーハンター』原作考察
『悪党にはなにもやるな!』

未アニメ化エピソードの一つ。

名残のようにエンジェルダストをバラまくユニオンへ、
まだ警戒態勢の新宿界隈。

依頼相手は、前回の『ジェネラル編』で登場した竜神会。
その内容はボディーガードだが、この時代はまだ、
依頼内容も過渡期であり、若干の殺人要素が残り続ける。

この回は、獠サイドと龍神会会長サイドとの、
化かし合いを堪能すべし。


まず、互いの陣営が身に付けているパレオの応酬に注目。
因みに、実際にパレオを使うブームが起こるのは90年代以降。
この回の時点では、まさに時代を先取りしまくっているのだ。

また、獠の撃った銃の弾数についての「仕掛け」も心地よい。
再読時はミステリ読みとして、フェアプレイに唸らされた。
読者が香の脚線美に驚き、目を奪われる場面で、
獠の撃つM35のシリンダーは、明確に描写されている。

少なくとも連載当時の世間では、
「リボルバーはどれも6連発」という知識が一般的だった。
警官が撃つニューナンブでさえ、
6発撃たれてる漫画やアニメは少なくなかった記憶がある。
だから当時の私も最初は勘違いしてたし、この回のおかげで
5連発銃がある事を知る事が出来た。

さて。この回では獠たちは会長に完全勝利を収めたが、
彼らの化かし合いは、もう少しだけ、続く。

それでは。また次回。

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