好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

国と国と、手を取り合って。

2022-12-14 | 物語全般
映画『海難1890』のDVDを見る。

以前、レビューでオススメと書かれていて記憶に留めていた。
日本とトルコの友好125周年を記念し、2国によって合作された映画。

この映画についての説明は、Wikipediaなどを読んだ方が早いかもしれない。
「エルトゥールル号」で検索すれしば、事実のみの文章がヒットするはずだ。

その「エルトゥールル号遭難事件」と、後に起こった、イラン・イラク戦争時における法人救出劇と。
以上の、二つの出来事をくっつけた形で一本の映画になっている。

前者の遭難事件で90分、後者の救出劇で30分くらいの比率。
ちょっとバランス悪い気もする。
遭難事件がメインというのは理解できるが。

二つの出来事を関連づけるため、主演の人たちが時代を超えた兼ね役を務めている。

全体的に、卒の無い作り。
人間が奥底に持つ優しさについて、逐一台詞で説明している場面など、良くも悪くも、授業で習っているような感覚をおぼえた。
そのじつ前者の「エルトゥールル号」については、トルコでは学校の教科書に載ったりするほどの一般常識との事。
逆に、後者の救出劇は、救援機を出せない(出さない)日本への非難意識を強く感じ、複雑な気持ちになった。

昔の日本は素晴らしかったが、それに引き換え今は……という感想なら、書きやすいなと思った。
そんな事を考える私は、人としてひねくれてるんだろうか。

以下、余談。
実は、千葉の御宿でも、似たような事例があるんですよね。
本作と同じような形で、1609年にスペイン領メキシコの人たちを助けてる次第。
映画化されてないかな。

それでは。また次回。

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