『エラリー・クイーンの新冒険』(byエラリー・クイーン)、読了。
全9話収録の短編集。
本命は『神の灯』。
他の本のレビューで、未読だったのを思い出して読んだ。
「夜には有ったはずの建物が翌朝になったら消え失せていた」という大事件をクイーンが鮮やかに解く。
メイントリックは、明かしてしまったら単純な物。
本作のフォロワーと言えるだろう、類似した作品は幾つも思い出せる。
本作が傑作と呼ばれるのは、そのメイントリックを成り立たせるための他のトリックが沢山登場しているからだ。
そして事件が解決した先には更に……という顛末についてはここでは伏せる。
他の短編も、印象に残る作品が多かった。
『暗黒の家の冒険』は、真っ暗なお化け屋敷で右往左往する大の男と少年との様子が楽しい。
『ハートの4』から派生しているというスポーツネタの事件も興味深い。
中でも『人間が犬を噛む』は、エラリーが思いっきり野球(メジャーリーグ)のジャイアンツファンとしてテンション上がってる様子が新鮮。
エラリーにはアンニュイなイメージが私にはやや強かったのが払拭された。
それでは。また次回。
全9話収録の短編集。
本命は『神の灯』。
他の本のレビューで、未読だったのを思い出して読んだ。
「夜には有ったはずの建物が翌朝になったら消え失せていた」という大事件をクイーンが鮮やかに解く。
メイントリックは、明かしてしまったら単純な物。
本作のフォロワーと言えるだろう、類似した作品は幾つも思い出せる。
本作が傑作と呼ばれるのは、そのメイントリックを成り立たせるための他のトリックが沢山登場しているからだ。
そして事件が解決した先には更に……という顛末についてはここでは伏せる。
他の短編も、印象に残る作品が多かった。
『暗黒の家の冒険』は、真っ暗なお化け屋敷で右往左往する大の男と少年との様子が楽しい。
『ハートの4』から派生しているというスポーツネタの事件も興味深い。
中でも『人間が犬を噛む』は、エラリーが思いっきり野球(メジャーリーグ)のジャイアンツファンとしてテンション上がってる様子が新鮮。
エラリーにはアンニュイなイメージが私にはやや強かったのが払拭された。
それでは。また次回。