好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

緑色した不遇の映画。

2018-06-24 | 物語全般
映画『グリーンランタン』のDVDを見た。

『デッドプール』で散々、デップーに貶されているのが気になって。

本作は確かに、良作とは言い難い。二重の意味で。

一つは、映画単体としての問題点。
開始数分で、ダメだと悟ってしまった。
壮大な設定を長々とナレーションで語る作品が良かった例はまず無い。
それに、筋立てが説明不足かつアンバランス。
(異星人キャラを大勢出しておいて、なのに新入りの主人公だけで
全宇宙レベルの思念体を物理的に倒す、など)

もう一つは、原作コミックとの問題点。
私個人が最も嫌う、原作レ○プ的な改変だ。
例えば、パララックスは、観客初見の第1作で倒すべき敵じゃない。
調べた限りでは、主人公・ハルの掘り下げに必要な存在のはず。
逆に、異星人たちの造形は原作に忠実なのが、中途半端にもったいない。
DCさんは早いトコ、本当の『グリーンランタン』を創った方がいいです。
でないと、以前の私のように、原作ごとダメだと誤解する人を増やします。

最後に。個人的に思ってる事を。
作品を批評するのは、受け手の権利です。
ただし、作品そのものに自ら触れるのが前提です。
正規に料金を払ってです。

それでは。また次回。