
三日目の朝は生憎の曇り+雨。クロアチアの8月は南に下がれば下がるほど降雨量は少なく晴れ間が多いが、ここはまだザグレブから南に130キロほどしか下っていない。この日は国道一号線を南下して、SvetiRokという大カルスト山地を見る予定である。写真はその途中にあるTitova Korenicaの近郊である。向こうに見える山の峰から先はボスニア・ヘルツェゴビナである。クロアチア紛争の時代には、この辺りにセルビア側の軍が大量に侵攻した。いかにも大軍が展開できそうな地形である。おそらく地雷も未だ多く埋まっていて未処理な地域もあるだろう。ここからボスニア・ヘルツェゴビナ国境線は10キロもないほど近い。

いよいよルノーの軽でSvetiRokの山道に挑む。ところで、クロアチアでは昼間でも車のライトを点けて走ることが義務付けられている。曇りだろうが晴れだろうが明るかろうが、みんなライトを点けているのだ。さて、SvetiRokの山道は舗装されておらずしかも狭い。対向車とすれ違うのも大変だ。しかも谷側にはガードレールが設置されていない。申し訳程度に石の柱が何本か立てられているだけである。これはちょっと怖い。

しばらく運転するとドクロマークの看板が現れる。これは地雷注意の看板だ。クロアチア内戦の時代に国内に設置された地雷がまだ残っているのである。この回りのどこかに地雷がある・・・。そう思うと、一種異様な感覚にとらわれる。

この日は天候が芳しくなく時折小雨も降りつける。景色は雄大な大カルスト地形なのだが、24mmの広角で撮ってもその雄大さは残念ながら伝わらない。これは私の腕がヘタクソということが一番の要因なのだが、それ以外にも理由がないわけではない。ほとんど360度全てにカルスト地形の山が切り立っていて、それがSvetiRokの景観の美しさの肝である。その一部を抜き出したところで、大した感じがしないのだ。


いよいよルノーの軽でSvetiRokの山道に挑む。ところで、クロアチアでは昼間でも車のライトを点けて走ることが義務付けられている。曇りだろうが晴れだろうが明るかろうが、みんなライトを点けているのだ。さて、SvetiRokの山道は舗装されておらずしかも狭い。対向車とすれ違うのも大変だ。しかも谷側にはガードレールが設置されていない。申し訳程度に石の柱が何本か立てられているだけである。これはちょっと怖い。

しばらく運転するとドクロマークの看板が現れる。これは地雷注意の看板だ。クロアチア内戦の時代に国内に設置された地雷がまだ残っているのである。この回りのどこかに地雷がある・・・。そう思うと、一種異様な感覚にとらわれる。

この日は天候が芳しくなく時折小雨も降りつける。景色は雄大な大カルスト地形なのだが、24mmの広角で撮ってもその雄大さは残念ながら伝わらない。これは私の腕がヘタクソということが一番の要因なのだが、それ以外にも理由がないわけではない。ほとんど360度全てにカルスト地形の山が切り立っていて、それがSvetiRokの景観の美しさの肝である。その一部を抜き出したところで、大した感じがしないのだ。

早く安心して歩けるようになると良いですね。
やはり日本は平和ですね。
あと十数年たつと、この地雷もほぼ全て撤去されますし、弾痕が残った家もキレイに立て直されるでしょう。そうなると、クロアチアはドイツのような西側諸国と何ら変わらない「ヨーロッパ」の国の一つになります。「東欧」と言う言葉は、十何年くらい前までは「ヨーロッパ」という概念とは違った意味で認識されていたと思います。つまり、旧共産主義国家群の地域という認識で、古い、貧しい、暗いというイメージです。その残照のようなものは、まだ東欧に残っていますが、それもあと十数年くらいだと思います。そういう意味ではとても面白いですね。